タイヤ(スタッドレスタイヤ)の処分方法6選
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タイヤ(スタッドレスタイヤ)の処分方法6選
自動車を所有している人であれば、劣化した部品などの処置に頭を悩ますことも多いでしょう。特に要らなくなったタイヤ(スタッドレスタイヤ)の処分法については、経験のない人にとっては意外に分かりにくいところです。「粗大ごみ回収に出せないか」というアイデアも浮かびますが、実はタイヤは環境省から「適正処理困難物」に指定されており、ごみとして自治体の回収に出すことは認められていません。
では、一体どのような方法なら適切に処分できるのでしょうか。
本記事では、不用なタイヤを処分したいと考えている人のために、考えられる適切な処分法についていくつか紹介していきたいと思います。
ガソリンスタンドに処分を頼む
タイヤ(スタッドレスタイヤ)の処分方法、まず最初に紹介するのは、「ガソリンスタンドに引き取ってもらう」というものです。
多くのガソリンスタンドにはタイヤ関連のサービスが付随していますが、不用品となったタイヤの引き取りも行われています。どのスタンドも必ず行っているわけではありませんが、従業員が常駐しているようなところであれば、回収してもらえる確率が高くなっています。
処分料金については店舗によって異なり、カー用品店並みに安い場合もあれば、かなり高額に付く場合もあります。また、同じチェーンでも店ごとに料金が異なることもあるので、その点は要注意です。
カー用品店・タイヤ販売店に処分を頼む
「カー用品店やタイヤ販売店に引き取ってもらう」というのも、要らなくなったタイヤの処分方法の1つです。
回収料金の相場は、1本数百円程度と比較的安くなっていますが、ホイールが付いている場合は、通常別途1,000円程度の手数料がかかります。ただ、持ち込みの廃タイヤの引き取りは、店舗によっては受け付けていないところもあるので、事前の確認が必要です。
一方、新規購入のタイミングで引き取ってもらう場合は、処分の費用が取り付けの工賃に含まれるため、「処分料」という名目での支払いはありません。
カーディーラーに処分を頼む
不用品となったタイヤの処分法、3つ目は「カーディーラーに引き取ってもらう」というものです。こちらもカー用品店などの場合と同様に、一般的にはタイヤ購入・交換のタイミングで古い方の処分を頼むケースが多くなっています。
廃タイヤのみの持ち込みに関しては、店舗ごとに対応が異なるので確認が必須です。その場合、回収料金については、中古車ディーラーの方が正規ディーラーよりも安くなる傾向があります。また、個人経営の販売店であれば、付き合いの長さに応じてより値段を下げてもらえる確率が高まります。
リサイクルショップ等に買い取りを頼む
不用なタイヤの処分法、4つ目に紹介するのは、「リサイクルショップや買い取り業者に買い取ってもらう」というものです。こちらの場合は処分費が無料なばかりか、いくらかの収入も得ることができます。
ただし、買取に応じてもらえるのは、基本的に状態が良く、溝のあまりすり減っていないものが中心となります。さらに製造後3年未満のものだと、買い取られる確率がより高まります。
一方スタッドレスタイヤに関しては、11月ごろだと買取の可能性が十分あるので、その時期に確認してみるのがおすすめです。
ネットオークション等を利用する
近年はネット上のサービスを介した品物のやり取りが活発ですが、そうしたものを利用するのも、不用なタイヤの処分には有効です。
例えば「ヤフオク!」などのネットオークションであれば、先ほどの買取の場合と同様に利益を得られる可能性がありますし、業者に買取を拒否されたものでも、場合によっては売却できるかもしれません。また、売却できるほどのコンディションでなくてもまだ使えそうなものについては、「ジモティー」などの掲示板を通じて無料で譲るという方法もあります。
ただ、相手との間にトラブルが起きる可能性もあるので、商品の情報については丁寧に記載しておくことが重要です。
不用品回収業者に処分を頼む
要らないタイヤの処分方法、最後に紹介するのは、「不用品回収業者に頼んで引き取ってもらう」というものです。
こちらのメリットは何といっても、「手間がかからない」ということでしょう。連絡すれば自宅まで回収に来てもらえるので、自分で運ぶ必要がありません。運搬の手段や時間がない人はもちろん、処分したいタイヤや粗大ごみの類を大量に抱える人にとっても、便利な方法と言えます。
その反面、悪質な業者に引っかかるリスクがあることは、事前に踏まえておく必要があります。特に「無料回収」を宣伝しながら巡回しているような業者は、無許可営業の疑いが強いので要注意です。