ブラウン管テレビの処分方法7選

ブラウン管テレビの処分方法

家電製品の進化は日進月歩ですが、それと共にどうしても発生してしまうのが、今後使う当てのない品物です。その中でも特に持て余しがちなのが、「ブラウン管テレビ」でしょう。現在は液晶型などに主流が移っているため、多くの家庭で不用になっていますが、かと言って処分するのは決して簡単ではありません。ブラウン管テレビは「家電リサイクル法」の指定品目に当たっており、自治体の粗大ごみ回収に出せないためです。また、処分にあたっては、通常「リサイクル料金」などの費用が必要になります。

本記事では、不用なブラウン管テレビの処置に困っている方のために、考えられる処分方法についていくつか紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくだい。

家電販売店に引き取ってもらう

ブラウン管テレビを処分する方法としては、「家電販売店で引き取ってもらう」というものがまず挙げられます。

この方法では、新しいテレビを購入する店に依頼するか、あるいは以前購入した店に依頼するかの2通りのケースが考えられます。家電リサイクル法では、前記2つのケースに関して小売業者が消費者に依頼された際は、回収に応じなくてはならない決まりとなっています。

一方、買い替え予定がなく、且つ購入した店への依頼も難しいという場合は、廃家電の回収サービスを行っている店舗に依頼することもできます。ただし、こちらは全ての販売店で行われているわけではないので、その点は要注意です。

自治体に確認してみる

ブラウン管テレビの処分に迷った際は、住んでいる地域の自治体に処分方法を確認してみるのがおすすめです。

上記のように、自治体は現在家電リサイクル法の指定品目を粗大ごみとして回収していませんが、処分法についての案内は行っています。案内する内容は各自治体によって異なりますが、回収可能な店舗や業者などを教えてもらえることが通常です。

なお、回収に際してはリサイクル料金や収集運搬料金が必要になりますが、その詳細についてもよく確認しておいた方が良いでしょう。

指定引取場所に自分で持ち込む

ブラウン管テレビの処分方法、3つ目に紹介するのは、「指定の引取場所まで自分で運ぶ」というものです。

小売業者などが回収した家電4品目は、メーカーが設けた引取場所へ集められ、そこから再商品化施設へ送られることになります。この指定引取場所の住所は公表されており、一般の消費者でも持ち込むことが可能です。つまり、運搬手段さえ確保できれば、業者に頼まなくても自分で処分できるわけです。

この方法では、運搬費用がかからないというメリットがあります。ただし、やはりリサイクル料金の支払いは必須ですので、決して無料というわけではありません。

リサイクルショップに買い取りを頼む

続いて紹介するブラウン管テレビの処分法は、「リサイクルショップに買い取ってもらう」というものです。

この方法ではリサイクル料金もかからないばかりか、上手く行けばいくらかのお金も得られる可能性があります。ただし現在では、ブラウン管テレビの需要は決して高いとは言えず、買い取りを行っていない店舗も多いのが実状です。ですので、あらかじめ買い取りの可否について問い合わせておいた方が良いでしょう。また買い取りを受け付けている場合でも、品物の状態次第では買い取りを拒否される可能性もあるので、この点も要注意です。

フリマアプリやネットオークションに出品する

ブラウン管テレビを売却するなら、リサイクルショップだけでなくフリマアプリやネットオークションを活用するという方法もあります。

こちらの方法も、やはりリサイクル料金はかかりません。配送費は必要ですが、購入されれば収益につながるというメリットがあります。ただ、こちらに関しても需要は高いとは言えず、売れるかどうかは運次第という側面が強くなっています。また、出品や配送手続きの手間もかかるので、少々の時間や手間も惜しまないという人でなければ、あまりおすすめできない処分法と言えるでしょう。

知人などに譲る

無料での処分にこだわるのであれば、知人などに譲るという方法も選択肢として挙げられます。

この方法であれば、身辺でブラウン管テレビを欲しいという人にあげるだけなので、リサイクル料金もかかりません。譲る方も譲られる方も、お互いメリットのある処分法と言えますが、やはり需要の低さがネックとなります。

身近で欲しいという人が見つからない場合は、「ジモティー」などのクラシファイドサイトを活用する方法もあります。こうしたサイトは掲示板を通じ、無料で不用品などの譲渡を行えるようになっています。ただ、個人間のやりとりなので、トラブルの発生については気を付ける必要があります。

不用品回収業者に回収してもらう

ブラウン管テレビの処分方法、最後に紹介するのは、「不用品回収業者に回収を依頼する」というものです。

不用品回収業者は、文字通り家庭や事業所などの不用品を引き取ってくれる業者で、粗大ごみにあたる品はもちろん、家電リサイクル法の指定4品目についても回収を手がけています。もちろんそれなりの費用は必要ですが、手間がかからないことや、すぐに処分できるといったメリットも豊富です。特に、処分したい品が他にたくさんある場合には重宝でしょう。

その一方で、悪質な業者も多いというデメリットもあるので、依頼の際はしっかりとした見きわめが必要になります。