不用品回収業者を利用するメリット・デメリット9選

不用品回収業者を利用するメリット・デメリット9選

不用品を処分する方法には、自治体の回収サービスの利用や、自分で処分場に持ち込むといった方法のほかに、「不用品回収業者を利用する」というものもあります。現在不用品の回収をサービスとして提供している業者は数多く、実際にそうした業者へ依頼する人も多くなっていますが、それには具体的にどういった利点があるのでしょうか。また、反対の難点についても知っておきたいところです。

本記事では、不用品の回収を業者に頼むメリットとデメリットの双方について解説しますので、現在不用品回収業者への依頼を考えているという方は、参考にしてみてくだい。

不用品回収業者を利用するメリット

都合に合わせて日程を決められる

自治体の回収サービスを利用する場合、一般のゴミと同様に、決められた回収日に出す必要があります。回収に関するルールは各自治体で異なりますが、粗大ゴミの場合申し込みから実際の回収までには、数週間かかることが多くなっています。これだと、すぐに処分したい場合には不便です。

一方、不用品回収業者に依頼すれば、こちらの都合に合わせた日程で回収してもらえます。最短で即日見積りも可能ですから、可能な限り早く不用品を処分できるというメリットがあります。

自治体では無理な物も回収してもらえる

自治体の粗大ゴミ回収サービスでは、何でも引き取ってもらえるわけではありません。対象から外れる品目もあり、そうした物は回収に出せないようになっています。たとえば、テレビやエアコンなどの家電リサイクル法の対象品目や、自動車のバッテリーなどの、自治体で適切な処理がしにくい物などです。

一方、不用品回収業者に依頼した場合、そのような自治体では扱えない物も回収してもらえます。リサイクル料金などの費用は別途かかりますが、処分に困るものでも任せられるのは、大きなメリットと言えるでしょう。

搬出も任せられる

「不用品の運び出しも行ってもらえる」という点も、不用品回収業者に回収を依頼するメリットの1つでしょう。

自治体の粗大ゴミ回収の場合、決められた回収場所までの運搬は、自分でやらなくてはなりません。分解できたり持ち運びやすいものならまだしも、かさばってもそのまま扱うしかなかったり、不用品が大量にある場合などは大変です。

これに対し、不用品回収業者に頼んだ場合は、自宅まで引き取りに来てくれるだけでなく、トラックまでの搬出も任せることができます。体力に自信がない人や、高齢の方などにとっては便利なサービスです。

買い取りに対応している場合も

手放したい不用品の中にも、まだ使える物が含まれるケースは少なくありません。それらは売れば現金にできますが、自治体の回収に回すと価値に気付かないまま捨ててしまい、チャンスを無駄にしてしまう恐れもあります。また、自分でそれらを仕分けて売却するにしても、かかる手間はかなりのものです。

一方、不用品回収業者の中には、リユース可能な物の買い取りに対応しているところも多くなっています。そうした業者に依頼すれば、価値を見逃すようなことはありませんし、まとめて査定してもらえるので、手間も最小限で済むというメリットがあります。

損害を受けた際の備えがある

不用品回収業者を利用するメリット、5つ目は、「部屋の破損など万が一の時の備えがある」ということです。

タンスや冷蔵庫といった大きな荷物を運び出す際は、部屋や建物の壁・床などを傷つける危険が付きまといます。プロの回収業者の場合、もちろん素人よりもそうしたリスクは低くなりますが、それでも絶対ないわけではありません。しかし、優良な業者であれば損害賠償保険に加入しているのが通常のため、万が一破損などの事故が起こったとしても、依頼者は出費の心配をする必要がありません。

数が多くても対応してもらえる

処分したい不用品が1つか2つぐらいなら、自治体の回収に回しても、そこまで不便はないかもしれません。しかし、そうした不用品が大量にあった場合は、運搬や分別などにかかる手間は膨大になります。それを考えただけで億劫で、結局倉庫に眠らせたままにしておくケースもよくあります。

それに対し、不用品回収業者に依頼すれば、大量の不用品でも一遍に回収してもらえます。これは、捨て方が分からない物をたくさん抱えている人や、ゴミ処理場まで運ぶ手段や人手が確保できない人などにとっては、特に大きなメリットと言えます。

「ゴミ屋敷」でも対応可能

不用品回収業者に回収を依頼するメリット、最後は「ゴミ屋敷のような状態でも対応してもらえる」ということです。

不用品が発生する状況の一種として、いろいろな問題で片付けができないために物が溜まってしまう、いわゆる「ゴミ屋敷」や「汚部屋」化のケースがあります。そうなるともう個人の力ではどうしようもないのが通常ですが、プロの回収業者なら対応可能です。大量のゴミでも手際よく片づけてもらえるので、元がどんな状態でも、1日あれば大抵はキレイになります。

不用品回収業者を利用するデメリット

上ではメリットについて見ましたが、不用品回収業者に回収を頼むのは、必ずしも良いことばかりではありません。コストなどの面で、踏まえておくべき注意点があります。ここでは、そうしたデメリットと言える部分について紹介していきましょう。

コストがやや高め

不用品回収業者に回収を頼むデメリット、1点目は、「自分で処分するよりコストがかかる」ということです。

上では「自宅を訪問してもらえる」「運び出しも任せられる」などのメリットを挙げましたが、言い方を変えれば、業者にそれだけの労力を使わせているということでもあります。当然人件費や出張費などの費用がかかりますし、その分は請求される料金に加算されます。

一方、自治体の回収に出したり、自力で処分場に運ぶなどの方法を取れば、業者に頼むよりは安く済ませられることが多くなっています。

悪質業者に関わる危険も

「悪質業者との間でトラブルが起きる可能性もある」ということも、不用品回収業者を利用するデメリットの1つになります。

実際に、不用品回収サービスの利用において悪質業者の被害に遭ったという報告は、毎年数多く上がっています。特に多いのが、「無料や格安で回収すると言っておいて、後で高額な追加請求をしてくる」「持って行った品を不法投棄される」というトラブルです。

このような業者によく見られる特徴として、「トラックで地域を巡回する」「チラシで無料をアピールする」などの点が挙げられるので、こうした業者を見かけても、決して依頼しないようにしましょう。

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