エアコンの処分方法7選

エアコンの処分方法7選

生活に欠かせない家電製品はいろいろありますが、「エアコン」もその1つでしょう。しかし、何らかの理由で手放さなくてはならなくなった時、処分するのは決して簡単ではありません。

エアコンは、「家電リサイクル法」で指定された4品目の1つに当たっており、資源の有効利用が第一に優先されるためです。この法律の対象となる品目は、粗大ごみとして扱うことはできず、自治体による回収・処分も行われません。また処分にあたっては、原則としてリサイクル料金の支払いが必要になります。

ここでは、家庭のエアコンを処分する際の方法についていくつか紹介していきますので、余分なエアコンの処理に困っている方などは、ぜひ参考にしてみてくだい。

買い替えに際して量販店に引き取りを頼む

エアコンの処分法、1つ目に紹介するのは、「新たにエアコンを買い替える電器店・家電量販店で引き取ってもらう」というものです。新品のエアコンを設置する際、同時に古いエアコンを撤去してもらうという方法で、購入時にお店で手続きすれば、後は委託業者が作業を行ってくれます。ですので、自分では実質何もする必要がありません。

量販店による家電リサイクル法指定家電の引き取りでは、リサイクル料金と収集運搬料金の費用が必要ですが、エアコンを買い替える予定の方にとっては、最も手っ取り早く簡単な方法と言えるでしょう。

過去の購入店に引き取りを頼む

「過去にエアコンを買ったお店に引き取りをお願いする」というのも、エアコンの処分方法の1つになります。こちらは買い替えではなく、引っ越しなどの理由でエアコンがいらなくなる場合に有効な方法です。

購入した店を覚えていたり、その際の保証書がきちんと残っているならば、そちらに連絡すれば引き取りを行ってもらえます。こちらも上記の場合と同様に、リサイクル料や収集運搬料は必要になります。

ただし、購入した店を覚えていなかったり、誰かから譲ってもらったという場合には、この方法は使えません。

自治体に引き取りを頼む

エアコンの処分方法、3つ目は、「住んでいる地域の自治体に引き取りを依頼する」というものです。自治体による引き取りに関しては、地域ごとに扱いの有無や手続き等が異なるため、まずはそれぞれの自治体のサイトで確認しておく必要があります。

東京23区の場合だと、「家電リサイクル受付センター」に回収を申し込むことになりますが、その際はやはりリサイクル料金と収集運搬料金の負担が必須です。郵便局で「家電リサイクル券」に記入してリサイクル料を支払い、指定の業者にエアコンを引き渡すという流れになります。

なおこの方法は、自分でエアコンを取り外して家の外まで運べるという人に向いたものです。

自分で指定引取場所へ持ち込む

エアコンの処分に関しては、「自ら自治体の指定引取場所へ持ち込む」という選択肢もあります。こちらもやはり、自分でエアコンを取り外すことができ、運搬手段も自力で確保できるという人におすすめの方法です。

まず郵便局で家電リサイクル券等に必要事項を記入し、同じく郵便局からリサイクル料金を振り込んだ後、自分で指定引取場所へ持ち込むという流れになります。

ただし、家電リサイクル法の対象となるのはエアコン本体と室外機とリモコンのみで、その他のパイプ類や配管カバーなどについては、資材ごとに分類して不燃ごみや粗大ごみとして出さなくてはなりません。その点は要注意です。

リサイクルショップ等に買い取ってもらう

「リサイクルショップや買取専門業者に買い取りを依頼する」というのも、エアコンの処分方法の1つに挙げられます。エアコンがまだ十分使える状態であれば、この方法が有効です。ただ、一般のリサイクルショップではエアコンの買い取りに対応していない可能性もあるので、事前の確認は必要になります。

最寄りのリサイクルショップでの売却ができなかった場合は、エアコン専門の買い取り業者に依頼するという方法もあります。ネットを通じた査定が可能なところも多いので、まずはそちらで調べてみるのも良いでしょう。

ネットオークション等を活用する

エアコンの処分法、6つ目に挙げるのは、「ネットオークションやフリマアプリを通じて売る」というものです。

近年はこれらの方法による物の売り買いが頻繁に行われていますが、家電リサイクル法指定家電の出展も可能となっています。実際に、中古のエアコンを出品しているケースも少なくありません。ただ、その場合出品者はほとんどが専門業者で、個人の例は少なくなっています。これは、エアコンの取り外しが複雑で素人には難しいためで、きちんとした知識や技術がある人でなければ、おすすめできない方法と言えるでしょう。

不用品回収業者に引き取りを頼む

エアコンの処分方法、最後に紹介するのは、「不用品回収業者に依頼して引き取ってもらう」というものです。これは、なるべく面倒な手続きや手間を省きたい人にとっては、非常に便利な方法となっています。

連絡すれば、業者が自宅まで来て取り外しや搬出も行ってくれるので、依頼者は何もする必要がありません。最短で即日の対応も可能です。多少のコストはかかりますが、早急に処分する必要がある場合などには、メリットの方が多いと言えるでしょう。

通常は無料で見積りしてもらえるので、費用を確認した上で依頼するかどうか決めることも可能です。