灯油の処分方法4選

灯油の処分方法4選

冬場の暖房用に灯油が欠かせないという家庭は多いでしょうが、よくあるのが、「使いきれずに余らせてしまう」という状況です。余った灯油はいずれは使えなくなってしまいますが、その際処分したいと思っても、上手い方法が思いつかないというケースは少なくありません。果たして余った不要な灯油は、どのように処分するのが適切なのでしょうか。

今回は、いらない灯油の処置に困っている方のために、それらの適切な処分法について解説していきたいと思います。

少量の場合

古い灯油の処分については、少量の場合と大量の場合とで扱い方が異なってきます。残った灯油がごくわずかという場合には、廃棄という選択肢が取れることもありますし、別の方法で無くすことも可能です。まずは、少量の灯油を処分する具体的な方法について、2つほど紹介しましょう。

布などに染み込ませて可燃ごみとして出す

残りわずかな灯油の場合、可燃ごみとして処分できる場合があります。

この処分法を取るにあたっては、液体のままで出すのはNGです。布や新聞紙などの素材に、残らず染み込ませる形で出す必要があります。ただしこの場合には、空気に触れる面積が大きくなるので、引火の確率が高まるというリスクは踏まえておかなくてはなりません。
なお、自治体によっては可燃ごみとしての処分は禁止という場合もあるので、事前の確認が必須になります。各自治体のホームページ等で、可能な処分法についてチェックしておきましょう。

ファンヒーターなどで使い切る

少量の古い灯油の処分方法、2つ目は、「ファンヒーターの空焚きで使い切ってしまう」というものです。こちらは、いちばん手軽で確実な方法になります。

暖房の季節が終わる間際に使い切ってしまえば、廃棄の必要もありません。また、春の長雨の時期に、乾燥機として使うという方法もあります。こうすれば、洗濯物も乾かせて一石二鳥です。

具体的には、給油のサインが出てもかまわず運転を続け、運転が停止しても再度オンにします。これを何度か繰り返し、全く着火しない状態になれば完了です。説明書に灯油を使い切る方法が記されている場合は、それに従いましょう。

ただ、この方法はヒーターを付けっ放しにすることから、安全の確保には十分な配慮が必要になります。

大量の場合

上では少量の灯油の処分法について見ましたが、大量に残った場合にはどうすれば良いのでしょうか。灯油は「特別管理産業廃棄物」に指定されているため、まとまった量の場合は、可燃ごみや粗大ごみなどとして扱うことはできません。他の手段を取る必要が出てきますが、以下の項目ではその具体的な方法について紹介していきましょう。

販売店に引き取ってもらう

大量に残った灯油を処分する方法、1つ目は、「購入したお店に引き取りを頼む」というものです。

大手ガソリンスタンドの多くでは、古くなった灯油の処分を引き受けていますし、一部のホームセンターでもそうしたサービスを行っています。そのようなお店で購入した場合は、そこへ持って行けば通常は引き取ってもらえます。

その際、レシートの提示を求められることもあるので、残っていれば持参した方が良いでしょう。レシートが無い場合は有料になったり、場合によっては受け付けてもらえないこともあります。こうした条件や費用はケースによってさまざまなので、事前に調べておくのがおすすめです。

業者に引き取ってもらう

大量の灯油の処分法、2つ目は、「灯油を扱う不用品回収業者に回収を頼む」というものです。

こちらは、自分で運ぶのが無理な人や、処分の暇が取れない人などに向いた方法となっています。依頼すればすぐ引き取りに来てもらえる上に、ポリタンクごと搬出・処分してくれるので、こちらはほぼ何もする必要がありません。他に不用品があれば、それらもまとめて持って行ってもらえるというメリットもあります。

一方注意点としては、悪質な業者も少なくないということが挙げられます。不用品回収業務にはいくつかの許認可が必要ですが、こうした業者は大抵それを持たずに営業しており、さまざまなトラブルを引き起こします。特に、軽トラックで地域を巡回しているような業者はそうした疑いが強いので、安易に声を掛けない方が無難です。

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