カーペット（ラグ）の処分方法7選

カーペット（ラグ）の処分方法

カーペットやラグ、マットなどの類は、快適な生活を送る上で欠かせない品です。しかし、引っ越しや経年劣化、買い替えなどさまざまな理由で、いつかは手放さざるを得ない時がきます。そうした時、意外に困るのが、「どうやって処分すべきか」ということでしょう。めったに捨てたりしないものですから、具体的な処分法には疑問点も多くなっています。

今回は、カーペット類の適切な処分法についていくつか紹介していきますので、不要なカーペットの処置に困っているという方は参考にしてみてください。

粗大ごみとして出す

不用品となったカーペット（ラグ）の処分方法、1つ目は、「粗大ごみとして自治体の回収に出す」というものです。こちらは、主に大型のカーペットに当てはまる方法になります。

自治体によって細かい基準は異なりますが、大抵の場合、1辺が30㎝以上のものは粗大ごみに含められます。ですので、こうしたサイズのカーペットであれば、粗大ごみとして出すのが一般的です。詳しいルールや費用については自治体ごとの決まりがあるので、あらかじめ確認しておきましょう。サイズが微妙で迷う場合も、問い合わせて確かめるのがおすすめです。

粗大ごみ回収は安価かつ確実な点がメリットですが、申請の手間や収集日が限定されるといった難点もあります。

自分で処理施設へ持ち込む

不要なカーペット（ラグ）の処分法、2つ目は、「自治体のごみ処理施設に直接持ち込む」というものです。多くの自治体では、市民によるごみの自己搬入を認めています。

粗大ごみ回収の場合、収集日がかなり限定されるという難点がありますが、この方法なら自分の都合に合わせて処分しやすくなっています。ただ、積み込みから運搬、積み下ろしまで全て自力で行わなくてはならないため、かなりの労力を覚悟しなくてはなりません。また、重量などに応じた手数料も必要になります。

なお、自治体によってはごみの持ち込みNGというところもあるので、詳しいルールについてはホームページ等で確認しておきましょう。

一般ごみとして出す

サイズの大きなカーペット（ラグ）は粗大ごみとして処分できると述べましたが、小さいものに関してはどうでしょうか。

1辺が30未満の小型のカーペット（足ふきマットなど）に関しては、基本的に一般ごみとして出すことができます。ただし、素材に応じて「可燃ごみ」と「不燃ごみ」のどちらかに分別が必要となります。一般に可燃ごみに含められるのは、イ草や綿などの天然素材のみのものです。一方、レーヨンなどの合成繊維のものや、裏地に滑り止めが付いたものなどは、通常不燃ごみに含められます。

詳しい分別法については、やはり自治体のホームページ等で確認してください。

リサイクルショップに買取を依頼する

カーペット（ラグ）の処分は捨てるだけでなく、「リサイクルショップに買い取ってもらう」という選択肢も考えられます。こちらの方法は処分費が無料となる上に、多少の収入も得られるというメリットがあります。

ただし、買取に応じてもらえるのは、カーペットの状態がかなり良い場合に限られます。ペルシャ絨毯などの高級品であれば、多少の傷みや劣化はあっても買い取ってもらえますが、一般的な品で傷や汚れが目立つようだと、買取不可となるのが通常です。その場合は持ち込み損となってしまうため、事前に買取の可能性について電話で確認しておくのが無難でしょう。

買い替え時に引き取ってもらう

不要なカーペット（ラグ）の処分法、5つ目は、「買い替えのタイミングでお店に引き取りを頼む」というものです。

販売店の中には、新規購入者に対して同種の製品の引き取りサービスを手がけているところもあります。こうしたサービスを利用すれば、新しいカーペットの配送と入れ替わりで古い方を回収してもらえるので、手間がかからず便利です。

ただ、サービス内容や条件、費用等は店舗によって違ってくるので、利用前に確認・比較しておいた方が良いでしょう。また、当然ですが買い替え予定のない方については、この方法は使えません。

フリマアプリ・ネットオークションを活用する

近年利用が盛んになっているフリマアプリやネットオークションに出品するというのも、カーペット（ラグ）の処分法の1つになります。

こちらの方法も買取同様、不用品をお金に換えられるのが利点です。特にブランド品や人気の素材のものなどであれば、意外な高値がつく可能性もあります。

ただし、こちらもやはり、状態の悪いものに関しては期待薄です。また、出品・発送の手間や労力という点も、見逃せないデメリットになります。さらに売れる時期の予想もできないので、慣れない方や早急に処分したい方には、あまりおすすめできません。

不用品回収業者に引き取ってもらう

余分なカーペット（ラグ）の処分法、最後に挙げるのは、「不用品回収業者に回収を依頼する」というものです。

この方法は、「手間がかからない」という点では一番でしょう。電話やネット経由で依頼すれば、最短で即日回収してもらえますし、搬出作業も業者任せで構いません。特にカーペット以外に不用品が溜まっている場合は、まとめて依頼できるので便利です。

その代わり、費用は自治体の回収に比べて、多少割高になります。また、悪徳業者が多いのも問題で、業者選びには慎重さが求められます。むやみに安い業者や、見積りがいいかげんな業者には、くれぐれも依頼しないようにしましょう。