RO水のメリットとデメリット8選

RO水のメリットとデメリット8選

ウォーターサーバーを導入するにあたっては、まず「RO水」を選ぶか「天然水」を選ぶかを考えなくてはなりません。当然目的や好みに合う方を選びたいところですが、それには、それぞれの特徴などについて知っておく必要があります。では、「RO水」には具体的にどういった利点や難点があるのでしょうか。

本記事では、ウォーターサーバーの導入を検討している方のために、「RO水」のメリットとデメリットの双方について詳しく解説していきたいと思います。

メリット

安全性に優れる

ウォーターサーバーのRO水のメリット、1点目は、「安全性が高い」ということです。

RO水とは「逆浸透膜(RO膜)」を用いて作られた水のことですが、RO膜は超微細孔のフィルターとして、水分子以外の物質の透過を防ぐ機能があります。つまり、RO水は純水な水ということで、当然ウイルスや汚染物質も含まれません。調整でミネラルが加えられているものもありますが、安全性では抜群の安心感があります。そのため、赤ちゃんのミルク作りや、医療現場で採用される例も多くなっています。

料金が安い

ウォーターサーバーにRO水を選ぶメリット、2つ目は、「比較的低価格で利用できる」ということです。

RO水は、原水として主に水道水を使用していますが、それはろ過装置と水道水さえあれば、場所を問わずに製造できるということを意味します。そのため、特定の地下水からしか作れず、工場の場所も限定されがちな天然水と比較すると、コストも抑えられて価格も安くできるという特徴があります。

詳しい見積り額は場合によっても異なりますが、RO水の1Lあたりの料金は、天然水より平均で50円程度安くなっています。

ミネラル成分も摂取できる

RO水のメリット、3点目は、「ミネラル成分の摂取も可能」ということです。

さきほど、ROフィルターではほとんどの不純物が取り除かれると述べましたが、多くのRO水のウォーターサーバーには、製品化の際後からミネラル成分が加えられています。すべての製品がそうというわけではありませんが、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルがバランスよく配合されるので、健康や美容にも効果が期待できます。もちろん、味の面でもメリットがあります。

ゴミが出ない

「空ボトルがゴミにならない」という点も、ウォーターサーバーにRO水を選ぶメリットの1つです。

ウォーターサーバーに使われるボトルには、「リターナブル」と「ワンウェイ」の2つのタイプがあります。前者は一度使ったボトルを回収して再利用する方式で、RO水ではこちらのタイプを採用するケースが多くなっています。再利用なので、当然ボトルのゴミが出ません。使い捨てタイプのワンウェイ方式と比べると、環境への配慮という点で優れています。

長期保存が可能

ウォーターサーバーのRO水のメリット、最後に挙げるのは、「長期間の保存が利く」という点です。

上でも述べたように、RO水は製造の過程で不純物が徹底的に取り除かれます。雑菌が繁殖する可能性が少ないことから、未開封でしっかり密閉されていれば、6ヵ月~12ヵ月ほどは保存が可能とされています。これに対し天然水は、未開封でも長くて6ヵ月ほどしか保存が利きません。

こうした特徴から、RO水は非常用の備蓄水として使うのにも向いています。

デメリット

味にやや難点がある

RO水のウォーターサーバーのデメリットの1点目は、「天然水に比べて味が落ちる」ということです。

RO水はすべての不純物が取り除かれるため、後から人工的に加えない限り、ミネラルも含まれません。水の味は、多くの部分でカルシウムなどのミネラル成分に左右されますから、ミネラルが少ないほど風味や味わいも薄まっていきます。そのため、一般的に味に関しては、天然水より落ちると感じる人が多くなっています。場合によっては、ミネラルを加えたRO水でも、やはり違和感を感じるという人もいます。

開封後は日持ちしない

続いてのRO水のウォーターサーバーのデメリットは、「開封後は傷みやすく、日持ちしない」という点です。

上記のように、RO水は未開封の状態であれば、12ヵ月ほど保存が可能です。しかし、一度開封してしまうと、意外に日持ちしません。RO水で多く使われるリターナブルボトルは、水の使用と共に空気が混入する仕組みで、不純物が入って雑菌が繁殖しやすいためです。そのため、一旦開封した後は、なるべく早く飲み切ってしまう必要があります。

空ボトルの置場が必要になる

ウォーターサーバーでRO水を利用するデメリット、3点目は、「空ボトルを置く場所を確保しなければならない」ということです。

前述のように、RO水のウォーターサーバーはリターナブルボトルが主流ですが、この方式だと、次回の配送まで空ボトルを保管しておく必要があります。スペースがたっぷりある場合はまだしも、部屋にゆとりがない場合などは、置き場所に困ることも少なくありません。そうした場合の解決策としては、ワンウェイ方式を採用しているメーカーや、軽量ボトルを使っているメーカーを選ぶという方法が考えられます。

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