浄水器とウォーターサーバーの違い6選

浄水器とウォーターサーバーの違い6選

浄水器とウォーターサーバーの違い6選

近年は健康志向の高まりなどもあって、家や会社でいつでもきれいな水が飲みたいという要望を持つ人が増えています。「浄水器」と「ウォーターサーバー」の2つは、どちらもそうした要望に応えるためのシステムですが、両者の大まかな違いは分かるものの、細かい相違点についてはよくわからないという人も少なくありません。

そこで本記事では、浄水器とウォーターサーバーの違いについて、ポイントを6つピックアップして解説していきたいと思います。

水の種類

浄水器とウォーターサーバーの違い、まず1点目は、「飲める水の種類」です。

当然ですが浄水器で飲めるのは、水道水だけとなっています。日本の水道水は、そのままでも安全性は保証されていますが、カルキ臭やわずかな不純物の混入などの問題もあります。浄水器はフィルターでろ過することでそうした問題を取り除き、より安全でおいしい水にしてくれます。

一方ウォーターサーバーで主に飲めるのは、特定水源の地下水を汲み上げて加熱などの処理を加えた「ミネラルウォーター」と、水道水や地下水などの原水に逆浸透膜ろ過を施し、不純物をほぼ全て取り除いた「RO水」の2種類になります。

品質の安定度

続いて挙げる浄水器とウォーターサーバーの違いは、「水の品質の安定度」です。

浄水器の場合、水の質は製品の性能によって左右されるのが実状です。フィルターの性能が良くなければ、水道水とあまり変わらないという場合もあります。しかも高性能なフィルターでも、次第に劣化していくので、いつまでも質を維持することはできません。

それに対し、ウォーターサーバーでは、常に必要な処理や検査が済んだ水が届けられます。ですので、浄水器と比較すると、品質はかなり高いレベルで安定していると言えます。

導入にかかる手間

浄水器とウォーターサーバーでは、導入にかかる手間も違います。

浄水器の場合、種類にもよりますが、比較的簡単に導入できる場合が多くなっています。ポットタイプや、蛇口に取り付けるだけのタイプなら、買ってきてすぐに利用することが可能です。ただ、中には別途工事が必要なタイプもあります。

一方、ウォーターサーバーの場合は重量が大きいため、設置に時間や労力がかかることが多くなっています。特に業者の手を借りられない場合は、ほかに応援を頼まなくてはならないこともあります。また、導入後のボトルの交換にも、少なくない労力が必要になります。

本体機能

続いては、機能面での浄水器とウォーターサーバーの違いについて見てみましょう。

浄水器の場合は電化製品ではないので、基本的には水道水をフィルターでろ過する機能しかありません。

これに対し、電化製品であるウォーターサーバーには、いくつかの異なる機能が備わっています。
代表的なのが、冷水機能と温水機能の2つで、どちらもボタンやレバーの操作で簡単に汲み出すことができます。その他に、子供の事故等を防ぐチャイルドロック機能や、電力消費を抑えて電気代をカットできるエコモード機能などが付いているサーバーもあります。

メンテナンス

メンテナンスの点においても、浄水器とウォーターサーバーでは違いがあります。

浄水器の場合、メンテナンスというとカートリッジ(フィルター)の交換だけですが、自力で行う必要があります。使用者本人が取り換え用のカートリッジを購入して、取り付けもしなくてはなりません。

一方、ウォーターサーバーのメンテナンスは、これまでは専門スタッフが定期的に行うのが通常でした。しかし、サーバーの技術が向上した最近では、メンテナンス不要の自動クリーニング機能を持つタイプも増えてきています。

費用

浄水器とウォーターサーバーの違い、最後はコストについてです。

浄水器では、導入時にコストが偏るという特徴があります。本体の価格は数百円~数十万円と、製品によって大きく異なります。ランニングコストはカートリッジの交換費用で、こちらも数百円~1万円程度と場合によって異なりますが、一般にろ過性能が上がるほど、値段も高くなる傾向があります。

一方ウォーターサーバーの場合は、サーバー本体のレンタル料や設置料はそれほど高くなく、無料というケースも多くなっています。ただし、月々の水代が発生するので、ランニングコストの比重が大きくなります。水の費用の見積りは、会社によって違いますが、12Lのボトルで大体1,200円~1,800円ほどかかるのが通常です。またこれに加えて、電気代も毎月1,000円ほどかかります。

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