ペット(犬・猫)のためにウォーターサーバーを利用する際の注意点4選

ペット(犬・猫)のためにウォーターサーバーを利用する際の注意点
ウォーターサーバーは数多くの用途を持つ便利なシステムですが、役に立つのは人間に対してのみというわけではありません。ペットの飲み水としても活用することができ、実際にそうした使い方をしている家庭も多くあります。ただ、その際には、安全の面でいくつかのポイントに注意することが必要になってきます。
本記事では、犬や猫の飲み水用にウォーターサーバーを利用する際の注意点について解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
そのままの温度で与えない
ペットのためにウォーターサーバーを使う際の注意点、1つ目は、「冷水や温水をそのまま与えない」ということです。
人間にとっては便利な冷水・温水機能ですが、犬や猫からすれば、特別なメリットがあるわけではありません。むしろそのままの温度で飲んでしまうと、体の負担となって下痢などを起こす危険があります。ですので、ウォーターサーバーの水をペットにあげる場合は、かならず常温にしておくことが重要になります。
冷水と温水を混ぜたり、常温モードのあるサーバーを使うなどして、15~25℃に調整するよう心がけましょう。
いたずらできない場所に置く
ペットのためにウォーターサーバーを使う際の注意点、2つ目は、「いたずらができない場所に設置する」ということです。
犬や猫を飼っていると、家具や壁には高い確率で傷が付いてしまいますが、そうした危険はウォーターサーバーにも付きまといます。ただ、ウォーターサーバーの場合はレンタル形式が通常なので、ペットのためにサーバーが傷付けば、修理費用は通常自己負担となってしまいます。また、ペットにとっても感電ややけどなどの危険があります。
こうしたことのないように、ウォーターサーバーはなるべくペットが入れない部屋や、触れないような場所に設置することが大事になります。
転倒しにくいサーバーを選ぶ
「転倒の危険性を減らす」ということも、ペットのためにウォーターサーバーを使う際の注意点の1つです。
活発に動き回る犬や猫は、時に家具などにぶつかって倒してしまうことがあります。ウォーターサーバーも、やはりぶつかったショックで倒れる可能性は否定できず、そうなればペットが巻き込まれり、サーバーが壊れる心配も出てきます。
ですので、ペットのいる家庭では、重心の低いボトル下置きタイプのサーバーや、転倒防止ワイヤーが付いた機種を選ぶのがおすすめです。
成分に気を付ける
ペットのためにウォーターサーバーを利用する際は、水の成分についても気を付ける必要があります。
水は1L中に含まれるミネラルの量によって、「硬水」と「軟水」に分けられます。硬水はミネラルが多く、動物に与えると病気の原因となることもありますが、軟水はその恐れが低くなっています。そのため、ペットには軟水を与えることが大切になります。
ウォーターサーバーで主に使われるのは、「天然水」と「RO水」の2種類で、これらはどちらも軟水にあたります。特にRO水は不純物がほぼゼロのため、ペットの飲み水に適しているとされます。ただ、中には比較的硬度の高い天然水を使ったり、後からミネラルを加えたRO水を使っているケースもあるので、成分については事前にチェックしておいた方が良いでしょう。