ペット(犬・猫)にウォーターサーバーの水をあげても大丈夫?

ペット(犬・猫)にウォーターサーバーの水をあげても大丈夫?

ウォーターサーバーはさまざまな用途に使える便利なシステムですが、ペットを飼っている家庭の中には、「うちのコに飲み水として与えても大丈夫?」という心配をしているところも多いでしょう。大事なペットにあげる水ですから、安全性についてはきちんと確認しておきたいところだと思います。

本記事では、ウォーターサーバーの水をペットに与えても大丈夫なのかという問題の答えと、その理由について解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

ウォーターサーバーの水はペットにあげてもOK

当たり前のことですが、動物も人間と同様に、水がなくては生きていけません。犬は1日に体重1kgあたり50~60mlの水が必要ですし、あまり水を飲まないイメージの猫でも、1日200ml程度の水は必要になります。もしも与える水の量や質に問題があれば、何らかの病気を引き起こすおそれが高まります。

このように、水はペットの健康にとって重要な要素ですが、それではウォーターサーバーの水はペットにあげても大丈夫なのでしょうか。結論を言えば、特に問題はありません。
基本的にウォーターサーバーであれ、水道水やミネラルウォーターであれ、ペットの飲み水として使えるようになっています。とは言え、注意点がないわけではありません。どういった点に気を付けるべきかについては、この後解説していきましょう。

ペットにあげて良い水とは?

上では犬や猫などのペットにウォーターサーバーの水をあげても大丈夫と述べましたが、それは一体なぜなのでしょうか。

普段の生活で水の性質について意識する機会はそれほどないかもしれませんが、実は水には性質に応じた種類があり、それぞれ特徴が異なります。どの種類の水を与えるかによって、ペットの健康状態に与える影響も変わってきますが、ウォーターサーバーの水は、ペットにも適した種類となっています。

具体的にどのように適しているのかについては、以下の項目で見ていきましょう。

水の種類

水の種類には、大きく分けて「硬水」と「軟水」の2つがあります。硬水はミネラル分を多く含むのに対し、軟水にはあまり含まれません。このうちペットの飲み水として適しているのは、「軟水」になります。犬や猫にミネラル分の多い硬水を与えすぎると、尿路結石などの病気を引き起こすおそれがあるためです。

一方、ウォーターサーバーで使われる水は、「天然水」と「RO水」の2つが主流です。前者は特定水源の地下水から採水した水で、ミネラル分は比較的多く含まれますが、ほとんどが軟水です。後者の方は、「RO膜」というフィルターでろ過することで、不純物がほぼすべて除去されています。つまり、基本的にどちらであってもペットにあげて大丈夫というわけです。

硬水と軟水の違い

硬水と軟水の違いについて、もう少し詳しく説明しておきましょう。

この2つは、「硬度(水1Lあたりのカルシウム・マグネシウムの含有量)」によって区別されます。WHOの基準では、「硬水=硬度120mg/L以上の水」「軟水=硬度120mg/L未満の水」としてますが、日本の基準では100mg/L以上が硬水で、100mg/L未満が軟水とされます。

ミネラル分の少ない軟水は、口当たりが柔らかく、人にもペットにも飲みやすいという特徴があります。硬水は人にとっては便秘解消効果などがありますが、ペットに与えると、前述のように尿路結石の原因となる可能性があります。
日本で出回っている水は、水道水を含めてほとんどが軟水です。ただ、ウォーターサーバーでも硬度が高めの天然水や、まれに硬水を使っているケースもあるので、その点は要注意です。また、関東地方の一部などでは、水道水の硬度が100mg/Lを超える場合もあるので、その点についても気を付けましょう。

利用料も0、中間マージンも0で複数の業者を比較

利用料も中間マージンも完全無料

比較.netとは

無料で使える比較マッチングサイト