下置きボトルウォーターサーバーのメリットとデメリット9選
目次
宅配ボトル式のウォーターサーバーは、目下のところサーバー上部にボトルをセットする「上置きタイプ」が主流となっていますが、最近では下部にセットする「下置きタイプ」も徐々に浸透しつつあります。現在ウォーターサーバーの導入を考えている方にとっては、下置きタイプの特徴などについてもよく知っておきたいところでしょう。
本記事では、下置きボトルウォーターサーバーのメリット・デメリットについていろいろ解説していきますので、ぜひ検討の参考にしてみてください。
メリット
ボトル交換の労力を減らせる
下置きタイプのウォーターサーバーのメリット、1点目は、「ボトルの交換に力がいらない」ということです。
上置きタイプのウォーターサーバーの場合、交換の際はボトルをサーバー上部まで持ち上げる必要があります。水のボトルは12L入り(12kg)が主流ですから、男性でも楽勝とはいきません。女性や高齢の方などにとっては、かなり大変な作業になってしまうこともあるでしょう。
それに対し、下置きタイプはボトルをサーバー下部にセットする作りなので、上まで持ち上げる必要がありません。労力の面から言えば、上置きタイプと比較してかなり楽であると言えます。
見た目がすっきりおしゃれになる
下置きボトルウォーターサーバーのメリット、2つ目は、「外観がおしゃれに見えやすい」ということです。
上置きタイプのウォーターサーバーは、ボトルがむきだしで見えてしまっていることが通常です。これではサーバー本体のデザイン性がいくら高くても、全体の見た目はあまりぱっとしない印象になってしまいます。
一方、下置きタイプのウォーターサーバーでは、ボトルはサーバー内部に収納される仕組みなので、外部の目には触れません。ボトルが見えないことで全体にすっきりし、おしゃれさが際立つという利点があります。インテリアとしても、見映えしやすくなるでしょう。
転倒しにくくなる
「転倒のリスクを減らせる」ということも、下置きボトルウォーターサーバーのメリットの1つです。
重いボトルを一番てっぺんにセットする上置きタイプは、重心が上にくるため、比較的転倒の危険性が高くなっています。それに対し、下置きタイプはサーバー下部にボトルをセットすることで重心が低くなるので、安定性が高まって転倒の確率が少なくなります。
これは地震のリスクを考えると大きなメリットですし、また子供やペットがいる家庭にとっても、安心できるポイントだと言えます。
ボトル分の高さを加えなくてよい
下置きボトルウォーターサーバーのメリット、最後は「ボトル分の高さの考慮が不要」ということです。
上置きウォーターサーバーの導入で起こりがちなミスに、「ボトル分の高さについて考慮し忘れる」というものがあります。サーバー本体のみの大きさを念頭に置くため、実際にボトルをセットすると予想より大きくなってしまうというケースです。
一方下置きタイプでは、ボトルはサーバー内部に収まるので、こうしたミスを犯す心配はありません。大きさの予想がしやすいので、部屋のスペースを圧迫するおそれもなくなります。
デメリット
コストが割高になることも
ここからは下置きボトルウォーターサーバーのデメリットですが、まずは「コストが割高になる場合がある」ということが挙げられます。
ウォーターサーバーの本体は、レンタルでの契約が通常です。その際、無料でレンタルが可能なことも多くなっていますが、中には有料となるケースもあります。下置きボトルウォーターサーバーの場合、便利な機能がいろいろ付いているぶん、サーバーレンタル料が必要となる割合が高くなっています。
レンタル代が有料の場合、大体1,000円~2,000円はかかるので、この辺は見積り時にしっかりチェックしておきましょう。
ボトル交換がしにくいケースも
下置きボトルウォーターサーバーのデメリット、2点目は、「ボトル交換がしにくい場合もある」ということです。
上では下置きタイプは上置きタイプに比べてボトル交換が楽だと述べましたが、姿勢の面から見ると、一概にそうとも言えません。下置きタイプでは、交換時に腰をかがめる姿勢になるため、腰痛持ちの方などにとっては苦痛になってしまうケースもあります。
こうした問題の対処法としては、軽量モデルのサーバーや、専用バスケットの付いたサーバーを選ぶという選択肢が考えられます。
水漏れの可能性がある
「上置きタイプに比べて水漏れの危険度が高い」ということも、下置きボトルウォーターサーバーのデメリットになります。
下置きタイプのサーバーは、ボトルのセットに多少の慣れが必要な場合が多くなっています。ボトルとサーバーの設置部分をしっかり確認しつつセットしなくてはなりませんが、これがうまくできずに位置がズレて、水漏れしてしまうケースがよくあります。
上置きタイプはボトルが見えているぶん、水漏れしても気づきやすいのですが、ボトルが隠れいてる下置きタイプの場合、知らないうちに水漏れしているということになりがちです。ですので、ボトルの設置方法については最初に確実にマスターしておく必要があります。
動作音がやや大きめ
続いての下置きボトルウォーターサーバーのデメリットは、「動作音がやや目立つ」ということです。
下置きタイプのサーバーは、モーターで水をタンクまで汲み上げる仕組みのため、どうしてもある程度はモーターの音が響いてしまうという特徴があります。また、使用時にボトルがへこむ仕掛けになっている(水を空気にふれさせないため)機種によっては、「バキバキ」という収縮音が気になるケースもあります。
一般的にはそこまで大きな音は出ませんが、音に敏感な方などが使用する場合、何らかの対策が必要になるかもしれません。
停電時は使えない
下置きボトルウォーターサーバーのデメリット、5つ目は、「停電すると給水できなくなる」ということです。
上置きタイプのサーバーでは、重力で水がタンクに流れるので、電力が切れても給水自体は可能となっています。一方、下置きタイプのサーバーは上記のように、モーターで水をタンクへ汲み上げる仕組みです。電力が途絶えればモーターは動かないので、停電時はタンクに残ったぶんの水しか使えないことになります。ボトルから直接汲むことはできますが、災害時などの利便性を考えると、上置きタイプより劣るのは間違いありません。