天然水のメリットとデメリット5選
ウォーターサーバーの導入を考えている家庭や会社にとって、「水の種類をどうするか」は、かなり悩ましい問題でしょう。「RO水」と「天然水」の2つから選ぶわけですが、それぞれの特徴は大きく異なっているため、目的や好みに合った水を選ぶ上では、両者のメリットとデメリットをよく知っておく必要が出てきます。
本記事では、このうち「天然水」のメリット・デメリットについて紹介していきますので、ウォーターサーバーを選ぶ際の参考にしてみてください。
メリット
天然のミネラル成分が含まれる
天然水のウォーターサーバーを利用するメリット、1点目は、「天然のミネラル成分を摂取できる」ということです。
そもそも「天然水」とは、特定水源となる地下水などから採水された水を指します。加えられる処理は、ろ過・沈殿・加熱の必要最低限度で、成分調整などはされていません。そのため、天然のカルシウムやマグネシウムといったミネラル成分を多く含むという特徴があります。
RO水も人工的にミネラル成分を加えることがありますが、自然由来のミネラルをたくさん摂れるというのは、天然水ならではの利点でしょう。
美容・健康面で効果的
「美容や健康面に良い効果が期待できる」というのも、天然水のウォーターサーバーを利用するメリットの1つです。
天然水にミネラル成分が多く含まれることは上記の通りですが、ミネラルは肌の調子や体の機能を保つのに、大きな役割を果たしています。カルシウムは肌の再生や水分保水量の維持に役立ちますし、マグネシウムには肌の弾力を維持する効果があります。鉄分は血行を促進したり、コラーゲンの形成を助ける働きを持っています。
天然水のウォーターサーバーであれば、こうした効果を持つミネラルを、毎日摂取することができます。
味の種類が豊富
天然水のウォーターサーバーのメリット、3つ目は、「味のバリエーションが多い」ということです。
上で述べたように、天然水は特定水源の地下水などから採られますが、含まれるミネラルは水源ごとに異なります。水の味は、ミネラルの種類や量によって決まりますから、採水地によって水の味も違ってくるわけです。ですので、天然水のウォーターサーバーでは、自分の好みの味の水を選びやすくなっています。
この点は、味のバリエーションがほとんどないRO水と比較すると、大きなメリットと言えるでしょう。
デメリット
味が合わない場合もある
天然水のウォーターサーバーのデメリットとしては、まず「口に合わない場合もある」ということが挙げられます。これはメリットの裏返しですが、味のバリエーションが多い分、採水地によっては味覚に合わない可能性も出てきます。どうしても違和感がある場合は、違う原水の天然水を選ばなくてはなりません。
料金が比較的高め
RO水に比べると、料金が割高な傾向がある点もデメリットです。具体的な見積り額は、ボトルの注文数などによっても異なりますが、1Lあたりの料金相場は、天然水の方がRO水より平均50円ほど高くなっています。