家事代行の定期コースとは?メリット・デメリット11選

家事代行の定期コースとは?メリット・デメリット11選

家事代行は、忙しい人などに便利なサービスとして近年人気を集めていますが、その利用に際してよく見られる契約形態に、「定期コース」と呼ばれるものがあります。文字通り定期的に料理や掃除をしてもらえるというプランですが、具体的にどのような利点や難点があるのでしょうか。現在家事代行サービスの利用を検討している方にとっては、その辺が気になるところでしょう。

本記事では、家事代行サービスの定期コースの特徴やそのメリット・デメリットについて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

定期利用とは?

家事代行サービスでよくある「定期コース」とは、依頼者が希望するスケジュールに基づき、スタッフがあらかじめ決められた日時に定期的に訪問して作業を行うというプランになります。
具体的なプラン内容は業者によって異なりますが、料理の作り置きや掃除、洗濯など、日常的な「家事」の範囲であれば大抵はOKとなっています。また、子供の送迎や高齢者の見守りなどに対応してもらえる場合もあります。

利用頻度も依頼者の都合などによって異なり、月に1回程度という場合もあれば、毎週利用する場合もあるなどさまざまです。

メリット・デメリット

前述のように家事代行を利用する場合、定期コースで契約するケースが多くなっています。単発での利用と比べていろいろと利点があるためですが、その反面無視できない難点もあります。
以下の項目では、家事代行の定期コースのメリットとデメリットの双方について紹介していきましょう。

メリット

料金がお得

家事代行の定期コースのメリット、1つ目に挙げるのは、「1回あたりの料金のお得さ」です。

家事代行サービスには定期コースのほかに、「スポット(単発)利用」という形態があります。多くの業者では両方を利用することができますが、1時間あたりの利用料金を比べると、ほとんどの場合で定期コースの方がスポット利用より安く設定されています(1~2割程度)。

スポット利用は最初は安いケースもありますが、その後は料金が上がることが通常です。
ですので、スポット利用を繰り返すよりも、定期コースで契約した方が、コスト面ではお得と言えるでしょう。

スタッフを指名できる

家事代行の定期コースには、「担当スタッフを指名できる」というメリットもあります。

大事な家の中を任せるのであれば、やはりきちんと信頼できる人にお願いしたいと考えるのが通常でしょう。その点定期コースでは、依頼者の希望に沿ったスタッフを指名できることがほとんどで、しかも同じ人に継続して担当してもらえるため、比較的安心して作業を任せることができます。仮に選んだ人が予想と違っていても、大抵は変更に応じてもらえるようになっています。

なお、指名は無料の場合と有料の場合の2通りがあるので、この点は要注意です。

説明の必要がない

家事代行のスポット利用の場合、基本的に派遣されるスタッフは毎回異なるので、その都度作業内容や注意点などについて説明しなくてはならないという手間が生じます。家の中のルールはきちっと決めて破りたくないという人も多いでしょうから、毎回これを説明するのはかなりの面倒です。

これに対し定期コースなら、上記のように担当スタッフが固定されているので、利用の度に一から注意や説明をする必要がないというメリットがあります。

コーディネーターの存在

「コーディネーターが付く場合が多い」ということも、家事代行で定期コースを利用するメリットの1つです。

家事代行のコーディネーターとは、依頼したい家事内容のヒアリングや、それについてのプラン提示、また契約後の相談などを担当する人物のことです。業者によっては「コンシェルジュ」や「マネージャー」などと呼ぶ場合もありますが、役割としてはどこも変わりません。

コーディネーターがいることで、担当スタッフや家事内容についての諸々の相談もしやすくなり、トラブル時にも対応を任せることができます。

予定が立てやすくなる

上で述べたように、家事代行の定期コースは、依頼者のスケジュールに基づいて訪問日時が決められます。たとえば「毎週水曜日の10:00~12:00」「隔週の土曜日」といった具合です。契約時に好きな訪問日時が決められることにより、予定が立てやすくなり、行動が制限されずに済むというメリットがあります。

場合によってはいつもの日時の都合が悪くなることもあるでしょうが、そうした時でも臨機応変に変更に応じてもらえるケースが多いので、比較的安心して利用できます。

鍵を預けられる

続いて紹介する家事代行の定期コースのメリットは、「鍵を預けておける」ということです。

家事代行の依頼では、不在時に作業をお願いしたいというニーズも多くなっています。仕事の最中などに家事を済ませてもらい、週末や休日は家でゆっくりしたいといった要望ですが、定期コースではスタッフに合い鍵を預けられる制度(無料と有料の場合も)があるので、こうしたニーズへの対応が可能です。

一方スポット利用の場合は、鍵の預かりに対応していないことがほとんどとなっています。

精神的なゆとりができる

家事代行の定期コースを利用することは、心のゆとりを生むことにもつながります。

忙しくて掃除をする暇がない人などの場合、タイミングを見てやろうと思っても、なかなか取り掛かれないということがよくあります。そうこうするうちにあちこちが汚れてしまい、気持ちばかりが焦ってイライラするといったことになりがちです。

一方、定期コースで家事代行を利用すれば、放っておいても家の中は決まった周期で片付くので、焦ったりする必要がありません。心に余裕が生まれて、仕事やプライベートにもプラスの効果が期待できるというメリットがあります。

部屋を清潔に保てる

家事代行の定期コースのメリット、最後のポイントは、「部屋をきれいな状態に保てる」ということです。

なかなか家事に手に手が回らない人の場合、上記のように汚れがどんどん溜まってしまうということになりがちです。多少散らかっていても気にならないという人はいますが、やはり多くの人は、部屋が汚れていれば気分も滅入って落ち着かないものでしょう。

それに対し、定期コースで家事代行を頼めば、汚れた状態が続く心配がありません。固定の担当スタッフによるきめ細かい掃除が行き届くので、快適に過ごしやすくなります。

デメリット

毎月費用が発生する

ここからはデメリットについてですが、まずは「毎月のコストがかさむ」という点が挙げられます。

当然ですが、家事代行の定期コースの利用には、毎月決まった料金の支払いが伴います。具体的な料金額はプラン内容などの条件で変わってきますが、月に1度の利用でも、6,000円~9,000円ほどかかるのが相場です。月に2回なら12,000円~18,000円、3回なら24,000円~38,000円ほどかかる計算となります。

しかもこれはあくまで基本料金で、このほかに鍵の預かり代やスタッフ指名料、入会費等が加わる場合もあります。ですので、定期コースを契約するにあたっては、事前に見積り内容をしっかりチェックしておくことが重要になります。

解約しにくい

「簡単に解約できない」ということも、家事代行の定期コースのデメリットの1つになります。

定期コースの利用を始めたものの、仕上がりが予想と違っていたり、事情が変わったなどの理由で、途中で解約を決める場合もあるでしょう。そうした時、すぐにやめたいと思っても、早急には応じてもらえないことが多くなっています。これは、事前に契約期間が決められているためです。

大抵の場合、定期コースの解約は当月中には無理で、申し出の翌月に行われるようになっています。こうした解約の条件についても、契約時にきちんと確認しておきましょう。

スタッフとの関係が足かせになることも

前に述べたように、家事代行の定期コースでは、同じスタッフがずっとサービスを担当してくれることになります。これはお互いの信頼関係を築く上ではメリットがあるのですが、反面それが却ってデメリットとなってしまうこともあります。

特にやっかいなのが解約時で、相手に対する情もあって、なかなか言い出せないということになりがちです。一般的な家事代行業者であれば、コーディネーターを通じて間接的に伝えてもらえますが、後味が悪い部分は否めません。

特にスタッフとの間に入るコーディネーターがいない場合には、利用者が直接スタッフに伝えなくてはならないため、なおさら精神的な負担がかかることになります。

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