家事代行で指名するメリット・デメリット6選
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新規で家事代行サービスを依頼しようと考えている方にとって、心配なことはいくつもあるでしょうが、「どんな担当スタッフが来るかわからない」ということも、その1つに含まれると思います。こうした不安を解消できる仕組みが、家事代行の「指名制度」です。
とは言え、指名制度とはどんなものかよく分からないという方や、詳しい特徴が知りたいという方も多いでしょう。
そこで本記事では、家事代行の指名制度の仕組みや、メリット・デメリットについて詳しく解説していきたいと思います。
指名とは
家事代行サービスの指名制度とは、依頼者が自分の希望に合うと思ったスタッフを、担当として指名できる制度のことです。依頼者は、その業者に所属するスタッフのプロフィールなどを参考に、気に入った人を指名できます。定期コースの利用時に使えることが多く、スポット(単発)コースやお試しプランの利用では使えません。
無料で指名できる場合もありますが、料金を取られる場合もあります。指名料の相場としては、1時間あたり500円ほどとなっています。
なお、こうした指名制度は、すべての家事代行業者で用意されているわけではありません。また、指名料は無料といった業者もあります。さらに依頼者がスタッフを指名できない場合もあるので、その点は要注意です。
メリット・デメリット
お気に入りのスタッフを自分で選べる指名制度には、相性や仕事の質などいくつかの点でメリットがありますが、その反面デメリットもあります。
ここからは、そうした指名制度のメリットとデメリットの双方について紹介していきましょう。
メリット
相性の良い人に来てもらえる
家事代行の指名制度のメリット、まず1つ目は、「相性の良いスタッフに担当に付いてもらえる」ということです。
「スタッフとの相性」は、家事代行の利用において、重要なポイントの1つになります。いくら経験豊かなスタッフでも、考え方や価値観が合わなかったり、性格に気になる部分があるなどすると、ストレスや不安の方が大きくなるからです。
それに対し、気心の通じるスタッフに来てもらえれば、こうした心配がありません。人間的に信頼できますから、安心して作業を任せることができます。特に不在時の依頼には、この点は大きなメリットです。
作業がスムーズ
家事代行をお願いする際に面倒なのが、細かい要望や注意点を伝えることです。それぞれの家庭には、他人に触って欲しくないものや立ち入り禁止の場所もありますし、家事のルールも決められているでしょう。それらをスタッフが来る度にいちいち説明するのは、かなりの時間と労力のロスです。
一方、決まったスタッフを指名する場合は、こうした説明は一度で済みます。担当者はその家のルールや作業の要領を飲み込んでいるので、毎回テキパキと仕事を進めることができ、時間と労力の節約になるというメリットがあります。
作業品質の安定
「作業の質が安定する」というのも、家事代行の指名制度を使うメリットの1つです。
大抵の家事代行業者では、研修制度などの取り組みにより、スタッフの技量を一定レベル以上に保っています。とは言え、やはり個人によってやり方に差が出てしまう部分はあり、スタッフが変わると作業の質も微妙に変わるといったことが起きがちです。
これに対し、指名制度で気に入ったスタッフを固定すれば、毎回質の高い作業をしてもらえます。日によって仕上がりにムラがあるということもなくなるので、満足度も高まります。
デメリット
最初から相性が合うとは限らない
一方、家事代行の指名制度のデメリットとしては、「最初の指名から相性が合うとは限らない」という点が挙げられます。
プロフィールを見て良さそうだと思って指名しても、その人が本当に自分と相性が合うかどうかは、会ってみないとわからないというのが実際のところです。当日対面してみると、思っていた感じとは違っていたというケースも少なくありません。
こうした事態を避けるには、スポットコースを何度か利用しつつ、感触を確かめていくという方法がおすすめです。その中で相性の合う人を見つけて、それからあらためて指名すれば、失敗も避けられます。
指名料がかかることも
これは上でも述べましたが、家事代行のスタッフ指名には、料金がかかるケースがあります。この点もまた、指名制度のデメリットの1つに挙げられます。
指名料の金額は業者によって異なりますが、これも上記の通り、1回につき大体500円ほどが相場となっています。この額をどう見るかは人によるでしょうが、週1回の利用だと月に2,000円はかかる勘定ですから、やはり少なくない出費なのは間違いありません。
ですので、家事代行の業者選びにあたっては、最初に指名料の有無や金額についてもチェックしておきましょう。できれば無料で指名できる業者に頼むのがおすすめです。
指名したい人が予約できないことも
「予約をスムーズにできるとは限らない」というのも、家事代行で指名制度を使うデメリットの1つです。
こちらがわざわざ指名したいと思うような人は、他人もそうである可能性が高くなっています。そのため、そのスタッフの予約がいっぱいで、お願いしたい日の予約が取れないケースも考えられます。その場合は、別の日に来てもらうか、または違うスタッフにお願いするしかありませんが、いずれにしても不満は残るでしょう。
そのため、指名制度を利用する場合は、早めに予定を立てて予約をしておくことが大切になります。