家政婦と家事代行の違い3選
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家政婦と家事代行の違い
家事代行は、忙しくて料理や掃除をする暇がない人などに人気のサービスです。近年利用者や利用を検討する家庭が増えている一方で、「家政婦とどう違うのかわからない」と疑問に思う方も多くなっています。どちらも家事を代わって行ってもらう点では同じですが、一体どの辺で区別されているのでしょうか。
本記事では、家政婦と家事代行の違いを3つ挙げて解説していきますので、現在家事代行の利用を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
契約形態
家政婦と家事代行の大きな違いとして、まず「契約形態」が挙げられます。
家政婦の場合は、基本的に依頼者と家政婦の間で個人契約を結ぶという形です。当然契約書は、家政婦本人と交わすことになりますが、それにあたってスキルやトラブル時の対応など、本人から細かく確認しておく必要があります。
一方家事代行の場合は、担当スタッフを抱える会社と契約する形になります。個人契約ではないので、こちらで契約書を用意する必要はありません。トラブルの発生時も、家政婦の場合は個人間での解決という形になりますが、家事代行サービス会社はほとんどが損害保険に加入しているので、比較的スムーズな対応が期待できます。
また、家事代行では複数のスタッフが在籍しているので、担当者に不満がある場合などは、交代に応じてもらいやすいという特徴もあります。
作業時間
家政婦と家事代行の違い、2点目は「作業時間」です。
家政婦と家事代行サービスでは、料金のシステムが大きく異なります。それに伴い、1回の作業時間にも差が出てきます。家政婦の場合は日給制が多く、1日の労働時間は8時間が基本となりますが、前述のように個人契約なので、場合によっては住み込みで働いてもらうことも可能です。
一方家事代行の場合は、時給制のケースが多くなっており、作業時間は通常2~3時間ほどとなります。時間の延長に応じてもらえる場合もありますが、基本的には前もって決められた勤務時間の縛りがあります。
ただ最近は、家政婦でも数時間単位の作業に応じるケースが増えており、家事代行のような感覚での利用も可能となっています。
作業内容
家政婦と家事代行の違い、最後は「作業内容」についてですが、こちらは実際のところ、両者にそれほど差はありません。ただ、家事代行では一部対応できない作業もあるので、その点は事前の確認が必要になります。
家事代行で一般的に依頼できるサービスは、「各居室や廊下、庭、水回りなどの掃除」「洗濯、アイロンがけ」「料理、買い出し」「片付け、食器洗い」「ごみの分別、ごみ出し」「植物の水やり」などとなっています。一方、介護や看護、ハウスクリーニングといった専門性が要求される作業については、対応不可となっています。
これに対し個人契約の家政婦の場合は、個々のケースごとに協議が可能なので、家事代行よりもう少し柔軟に対応してもらうことが可能です。介護や介助などの仕事も、場合によってはやってもらえるケースがあります。