料理代行サービスを利用するメリット・デメリット9選

仕事に追われる世帯などにとって重宝な家事代行サービスですが、中でも特に人気の高いメニューに、「料理代行」があります。文字通り依頼者に代わって料理をしてもらえるサービスですが、現在依頼を考えている方にとっては、「具体的にどういった利点があるのか」が気になるところでしょう。また、その反対の難点についても知っておきたいところだと思います。

本記事では、料理代行サービスのメリットとデメリットの双方についていくつか紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

メリット

自分で作れないような料理が楽しめる

家事代行の料理代行サービスを利用するメリットとしては、まず「自分ではできないようなおいしい料理を作ってもらえる」ということが挙げられます。

料理代行を担当するスタッフは、料理の経験が豊富な人が多くいます。中には調理師免許を持っていたり、飲食店での勤務経験があるなど、プロ級の腕前を誇る人も少なくありません。そうしたスタッフに料理をお任せできるので、自宅で味わったことのないようなメニューも楽しむことができます。

不在時にも料理を頼める

続いての料理代行サービスのメリットは、「不在中でも作業を頼める」ということです。
全ての業者で可能というわけではありませんが、定期契約することにより、依頼者が家を空けている時にも料理を作ってもらえる場合があります。スタッフは事前に合鍵を預かっておき、それを使って不在宅に入り、調理を行うことになります。

このサービスを利用すれば、仕事の最中に料理を用意してもらえるので、帰宅時にすぐ食事することが可能となります。また、子供を迎えに行く合間に明日の分のお弁当を用意してもらうなどの活用法もあります。

食材の購入から後片付けまで頼める

家事代行の料理代行サービスには、単に調理を代わってもらうだけでなく、その前後の作業まで含めて依頼することができるというメリットがあります。

料理代行では、事前に用意した食材で調理してもらうケースが多くなっていますが、別に依頼することで、買い出しもお願いすることができます。また、在宅時の依頼であれば、食器洗いや片付けまでお任せすることも可能となっています。

ただし買い出しに関しては、材料費とは別のサービス料がかかることが通常なので、その点は見積もり時によく確認しておきましょう。

メニュー・献立の作成も頼める

料理を作ること自体は嫌いじゃないけど、メニューや献立を考えるのは苦手という人も多いでしょう。これらは料理の一連のプロセスの中では、比較的ストレスの溜まりやすい工程と言えます。

一方、料理代行サービスでは、メニュー決めや献立作成もスタッフにお願いできます。前述のように、担当スタッフは料理のベテランも多いので、多様なメニューに対応できますし、栄養バランスを考えた献立作りにも慣れています。なので、こちらは頭を悩ませる必要なく、一切のプランをお任せできるというメリットがあります。

もちろん、食べたい物をリクエストしたり、一緒に考えて決めることも可能です。

作り置きも可能

料理代行のサービス内容には、「作り置き」も含まれます。こちらは、特に利用されるケースの多い人気サービスとなっています。

その日の食事だけのために料理代行を利用するのも便利ですが、何日かまとめて作っておいてもらえるなら、より効率的でしょう。「作り置き」はそうしたニーズに向けたサービスで、数日分のおかずなどを用意してもらうことが可能です。たとえば週に1度の定期訪問で7日分のおかずを作ってもらえば、毎日おいしい夕食を簡単に味わうことができます。

とにかく食事の手間を最小限にしたいという人には、メリットの多いサービスです。

要望などを取り入れてもらえる

料理代行は、すべてをスタッフにお任せすることもできますが、細かいリクエストも可能となっています。

食事は、多くの人にとって最大の関心事の1つです。誰でも多かれ少なかれ、好みや好き嫌い、こだわりなどがあるものですし、人によっては絶対にゆずれない部分もあるでしょう。外食や出来合いの料理では、そうしたこだわりを満たしにくくなっていますが、料理代行なら細かい要望にも応えてもらえるというメリットがあります。

もちろん、アレルギーなどNGな食材についても、事前に伝えておけばきちんと配慮してもらえます。

栄養面での改善もできる

すでに述べたように、料理代行スタッフは単に料理に慣れているだけでなく、さまざまな資格を持つ場合が多くなっています。調理師免許や、栄養士・管理栄養士の免許を取得していることも珍しくありません。そのため味だけでなく、栄養面の配慮も受けられるというメリットがあります。

特に一人暮らしの場合、どうしても出来合いのお弁当などの食事が多くなりがちですが、これは決して体に良いとは言えません。一方、料理代行を定期的に利用すれば、毎回栄養バランスの取れた食事を用意してもらえるので、健康管理や体調維持に大きな効果が得られます。

デメリット

料理の味に満足できない場合も

ここからはデメリットについてですが、家事代行の料理代行サービスでは、すべての料理の味に満足できるとは限りません。場合によっては、はっきり「まずい」と感じられることもあります。

これは、他人に調理を任せる以上、どうしても起こりうることです。味覚には個人差がありますし、味付けなどの好みは伝わりづらい部分もあります。
ただ、あきらめずに細かく要望を伝えていくことで、この問題を克服することもできます。定期契約なら通常は専任のスタッフが付くので、毎回気づいた点を伝えるようにすれば、比較的すぐに好みの味つけに変えてもらえるはずです。

それでもどうしても味に納得できない場合は、業者の方にスタッフの交代など相談してみるとよいでしょう。

スタッフとうまく意思疎通できないことも

「スタッフとのコミュニケーションがうまくいかないことがある」というのも、料理代行サービスのデメリットの1つになります。

考えや価値観は人によって異なりますし、個人間の相性というものも存在します。ですので、なかなか要望が伝わらないケースがあるのは否定できません。これも継続して伝えることで改善する場合はありますが、残念ながらまったく期待できないケースもあるでしょう。そうした場合は、業者側に頼んで担当者を変えてもらうしかありません。

その際は、理由をなるべく詳しく伝えることが大事です。どういった点が気になるかはっきり述べると、業者側にも納得してもらいやすくなります。