家事代行の料金相場と内訳
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家事代行と言えば、忙しくて家のことをする暇がない人などに人気のサービスです。現在利用を考えているという方も多いでしょうが、その場合大抵気になるポイントの上位に上がるのが、やはり「費用」ではないでしょうか。家事代行を頼むと一体いくらぐらいかかるのか、その相場などが知りたいところです。
本記事では、家事代行を利用する際の料金相場やその内訳、料金額を決める要因などについて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
家事代行の費用相場
まず、家事代行のサービスでは、1回2~3時間程度と時間を決めて作業を行うことが通常です。料金は主としてこの時間に即して決められ、他に延長料金や交通費、スタッフ指名料などがケースに応じて加わることになります。
基本料金の額は、業者や依頼するサービス内容、部屋の広さなどの条件で異なりますが、1時間単位で3,000円~4,500円、2時間単位で6,000円~9,000円ほどが相場となっています。サービスの最低利用時間は、大半が上記のように通常2時間以上となるので、少なくとも6,000円前後はかかるとみておいた方が良いでしょう。
もちろん単発(スポット)で頼むことも可能ですが、家事代行は定期契約で利用するケースも多くなっています。その場合の料金相場は、おおよそ表に示したようなものになります。
内訳
上では家事代行の料金相場について大まかに説明しましたが、実際に依頼するにあたっては、もっと細かい部分まで知っておきたいところです。以下の項目では、家事代行の費用の内訳を1つずつ挙げながら、その相場について紹介していきましょう。
1時間あたりの基本料金
家事代行の料金内訳、まずは1時間あたりの基本料金から見ていきましょう。
こちらは上でも述べた通り、スタッフ1名の作業で、3,000円~4,500円ほどが相場となります。業者によっては、2,000円以下という格安料金でサービスを提供するところもあります。
一点要注意なのは、これも上で触れた通り、実際の利用では2時間以上が最低条件となる場合が多いということです。そのため、通常は諸経費を除いても、少なくとも6,000円ほどの出費は必須となります。
10分あたりの延長料金
前述のように、家事代行では通常2~3時間の拘束で作業を行いますが、この時間では依頼内容が終わらないなどの場合もあります。そうした時には、可能であれば、料金の支払いと引き換えに時間延長に対応してもらえることもあります。
延長料金は10分もしくは30分単位で発生する仕組みなのが一般的で、10分あたりの相場としては、通常500円~1,000円ほどとなります。
心配なのは、こちらに内緒で時間を延長し、高額な請求をされるという事態ですが、一般的な業者ならまずこうしたことはないので、安心してOKです。
交通費
続いては、家事代行スタッフの交通費について見てみましょう。
こちらに関しては、実費ではなく固定の料金で請求する業者がほとんどとなっています。料金額は、1回あたり700円~1,000円ほどが相場となります。定期契約の場合、月に4回程度でも交通費はかなりかさんでくるので、見積もり時には細かくチェックしておいた方が良いでしょう。
なお、場合によっては交通費のみ当日現地清算とする業者もあるので、その点についても事前のチェックが必要となります。
鍵預かり代
家事代行では、依頼者の不在時にサービスをお願いされるケースも多くなっています。スタッフが作業中家にいるのが気まずかったり、家事は外出しているうちに済ましておきたいなどの要望を持つ人が多いためです。
そうした場合には、業者が依頼者からスペアキーを預かっておき、スタッフがそれを使って訪問することになります。鍵の預かりに対応している業者では、費用が無料の場合もありますが、一定の料金を請求するところもあります。
鍵の預かりが有料の場合、料金は1,000円ほどが相場となります。
スタッフ指名料
家事代行で派遣されるスタッフは、依頼者が指名できる場合があります。
家事代行で心配なのは、派遣されてくるスタッフと相性が合わなかったり、仕事の質に納得いかないといった事態ですが、気に入ったスタッフを指名できるのであれば、そうした心配も比較的少なくなります。
スタッフ指名料金の相場は、1時間単位で500円ほどとなっています。ただ、指名制度はすべての業者にあるわけではないので要注意です。また、原則可能な場合でも、スタッフの空き状況などによっては指名できない場合もあります。
早朝・深夜料金
家事代行サービス業者は、9時~18時、9時~20時までなど、ほとんどの場合基本の営業時間を定めています。しかしその一方で、早朝や深夜の依頼についても相談に応じているところが少なくありません。仕事の都合やライフスタイルなどの事情はさまざまですから、こうした時間に対応してもらえるのは便利でしょう。ただこの場合、基本的には営業時間外のため、別途料金が発生するのが通常です。
早朝・深夜サービスの料金は、一般的に通常料金の25%ほどの割り増しとなります。
入会金・年会費
家事代行サービスの費用の内訳、最後に紹介するのは、「入会金・年会費」です。
すべての業者がそうというわけではないものの、サービス開始に伴って、入会金等が必要になるケースも多くなっています。特に定期プランでの契約の場合は、入会金や年会費を請求されることが少なくありません。こうした費用は、訪問経費や業者が加入する保険料、顧客情報年度更新経費などに使われるようになっています。
入会金・年会費がかかる場合の料は、20,000円程度が相場です。
家事代行の料金の決まり方
ここまで家事代行サービスの費用相場やその内訳について見てきましたが、全体的な料金額は、どういった要因によって決まってくるのでしょうか。以下の項目では、家事代行の料金の決まり方についていくつかポイントを挙げて解説していきましょう。
依頼するサービス内容
家事代行で提供されるサービスは、業者ごとにやや異なりますが、主なところでは料理の作り置き、掃除、洗濯、片付け、ごみの分別・ごみ出しなどが挙げられます。依頼者としては、このうち料理だけを頼みたい場合もあれば、掃除のみお願いしたいという場合もあるでしょう。
そうした要望のために、一般的な業者では、「掃除代行」や「料理代行」などプランを分けているケースも多くみられます。また、「ベーシックプラン」や「デラックスプラン」など、サービスのきめ細かさに応じて区分している場合もあります。
こうしたプランのうちどれを選ぶかによって、料金の相場も変わってくる部分があります。
依頼時間
すでに述べた通り、家事代行のサービス料金は、「どれくらいの時間お願いするか」に大きく左右されます。
何度も記載しているように、多くのサービス業者では「1時間○○円」という料金提示をしていますが、実際の最低利用時間は2時間以上というのが通常です。ですので、最低でも2時間の相場である6,000円~9,000円が必要で、3時間の利用となれば、9,000円~13,500円がかかる計算となります。
ただ実際のところ、利用時間が多いかもしくは定期利用の場合には、料金がお得になるよう設定する業者が多くなっています。
依頼頻度
これも上で述べましたが、家事代行の料金額は、「どれくらいの頻度で利用するか」によっても変わってきます。
一般的な傾向としては、利用頻度が多くなるほど、1時間あたりの料金が安くなるよう設定されるケースが多くなっています。ですので、多くの場合スポット利用よりは定期利用の方が、1回あたりのコストは安くなると言えます。
ただ、業者の中には「お試しプラン」を用意しているところも多く、その場合は大抵通常のスポット料金より安価に設定されています。お試し料金の相場は、1時間あたり大体2,500円ほどとなっています。