網戸を後付けする際の注意点3選とできない窓3選

網戸を後付けする際の注意点3選とできない窓3選

網戸は虫やゴミの侵入を防ぎつつ風を入れる設備として、快適な生活を下支えしてくれるありがたい存在です。しかし世の中には、そんな便利な網戸が設置されていない住居も少なくありません。そうした場合、新たに網戸を後付けしたいと考える方も多いでしょうが、それにはいくつか気を付けねばならない点があります。

本記事では、網戸の後付けで注意すべき点を3つピックアップすると共に、網戸の後付けができない窓の特徴についても併せて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

網戸を後付けする際の注意点

窓の形状を確認しておく

網戸を後付けする際は、まず窓の形状がどういったものかを確認しておきましょう。

網戸には、さまざまな要素に対応できるように多様な種類が用意されています。「窓の形状」はその要素の1つであり、形状の違いに応じて、選ぶべき網戸の種類が変わる場合があります。

一般的な引き違い窓であれば、一応どういったタイプの網戸でも後付けが可能です。しかし、縦・横のいずれか一方を軸に室外側へ開く「滑り出し窓」の場合、ロールタイプの網戸でないと設置できません。このように、窓の形状は網戸の選択に大きく関わるため、注意が必要です。

網戸レールの有無を確認しておく

引き違い窓に網戸を取り付けたい場合、サッシに網戸用のレールがあるか確認しておくことも、網戸の後付けに際して注意しておきたいポイントの1つです。

網戸レールはどの住宅にもあるわけではなく、マンションなどには取り付けられていないケースも珍しくありません。
網戸レールがない場合、次のような方法で対応することとなります。

1つは「レールの後付け」ですが、こちらの場合は専用工具で穴を開ける作業を伴うことから、業者に頼むのが安心です。なお、条件次第では後付けが無理な場合もあります。

2つ目は、「横引き網戸を室内側に設置する」というものです。室内側なので多少圧迫感はありますが、レールの有無に関わらず設置できるメリットがあります。ただ、ネットの張替えができないことと、費用が比較的高めにつく点は要注意です。

窓のサイズを測っておく

サッシの中には、設置可能な網戸の商品名・品番が記載された型番シールが貼られているものもあります。この場合、まずは品番をチェックしておくことが求められます。品番が記載されていない場合、自身でサイズを測り、適した網戸を割り出す必要があります。この際は以下の点に気を付けましょう。

高さを計測する際は、網戸レールの上下の先端をまっすぐ結ぶ線を測ります。中央と両端の3箇所を計測し、3つの寸法の誤差が5㎜以内なら、最小のものを採用します。幅に関しては、窓サッシの横サイズを3箇所(上下の端と真ん中)計測し、その平均寸法を出してください。

網戸を後付けできない窓とは?

網戸の後付けに際しての注意点は、上で紹介した通りです。
ところで、網戸は比較的簡単に後付けできる場合もあれば、そうはいかない場合もあります。以下の3つのケースがそれですが、具体的にどんな場合に気を付けるべきなのか、詳しく解説します。

賃貸住宅・団地など

賃貸住宅や団地の窓には、網戸を後付けできないことが珍しくありません。こうした建物の窓は、戸建て住宅の一般的なサッシとはサイズが違う、特注のものを採用しているケースが多いためです。また、設置にネジや釘の使用を伴うタイプの網戸は、これらの木造建物の窓に使えないという事情もあります。

一方マンションの場合、家の外部に位置する網戸は、使用者が限られていても「共用部分」扱いとなるケースが多くなっています。そのため、独断で後付けなどの措置を取ることはできず、事前の管理組合への連絡や規約の確認が必須となります。

特注サッシ

設置されているのが特注のサッシである場合、一戸建ての住宅であったとしても、既製品による網戸の後付けはできないケースが多くなっています。

サッシが特注かどうかの確認は、型番シールを探すことでできます。通常のサッシであれば、右上部に型番シールが貼付されていることが多いため、比較的簡単にサイズを調べることができます。したがって、それに適した網戸のサイズを割り出すのも容易となっています。

型番シールがない特注サッシの場合、前述のように既製品による後付けに対応できない可能性があります。判断が難しいようであれば、メーカーに問い合わせてみましょう。

網戸用のレールがない

戸建て住宅では、最初から網戸レールが付いているのが一般的なので、多くの場合で網戸の後付けが可能です。一方マンションなどの建物では、網戸レールのない「ビル用サッシ」というサッシが使われるケースが多くなっており、通常のパネル網戸が取り付けられないこともあります。この場合、レールの後付けという選択肢がありますが、ねじや釘の使用が不可の木造住宅ではそれも無理です。また、網戸レールを設置できるスペースがない場合もあります。そのような場合は、プリーツ式や突っ張り式など、レール不要の網戸を活用するという方法もあります。

難しいと感じたら業者に依頼する

前述のような方法でサイズを測り、DIYで網戸を後付けすることは可能ですが、決して簡単というわけではありません。サイズ違いの網戸を注文する可能性は少なくなく、そうなると再び測りなおして、製品を交換しなくてはならない事態となります。また計測がうまくいったとしても、設置の段階で網戸を破損させるおそれもあります。

こうしたリスクが心配であれば、最初から業者に依頼するのが無難です。計測を誤ったり、設置ミスを起こす心配はほとんどなく、費用に見合うだけの成果が得られます。

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