網戸に目隠しを設置するメリット5選と方法5選

網戸に目隠しを設置するメリット5選と方法5選

毎年気温が上昇する季節になると、窓を開けている時間が多くなります。網戸だけで室内と室外を隔てる状態ですが、それだといろいろと不都合も出てきます。その解決手段の1つとなるのが、「網戸への目隠しの設置」です。
網戸に目隠しする方法にはいくつかの種類がありますが、それらを施すことにより、さまざまな効果を得ることができます。

本記事では、網戸に目隠しをするメリットと、具体的な目隠しの方法について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

メリット

外からの視線を遮断できる

網戸に目隠しを施すことで得られる第一のメリットが、「外部の視線の遮断」です。

通気が主な役割である網戸ですが、空気以外の厄介なものも通してしまいやすいという難点を抱えています。「視線」もその1つで、窓を開けて網戸だけにすると、部屋の中がほぼ丸見えの状態になることが少なくありません。特に道路や隣家に面した部屋だと、プライバシーの面で大きな問題があります。かといってカーテンを閉めると、通気が悪くなりますし、風でめくれるおそれもあります。

一方、目隠しを付ければかなりの程度内部の様子を隠せますし、通気の確保も万全です。固定できるので、めくれる心配がないというメリットもあります。

虫の侵入を防止

網戸の目隠しは、虫の侵入を防ぐ上でも効果があります。

網戸の網目の細かさ(メッシュという単位で表され、数字が大きいほど網目が細かいことを示す)は一律で決まっているわけではなく、密度の高いものから低いものまで、いくつもの種類に分かれます。一般的な18~24メッシュの網戸は、蚊などは防ぐことができますが、コバエほどのサイズの虫の侵入は防げません。

24メッシュを超える網戸であれば、大抵の虫を防げますが、わざわざ張替えるのは手間も時間もかかります。一方、目隠しは簡単に取り付けられるものが多いので、手軽な虫対策として適しています。

部屋のアクセントになる

網戸に目隠しを設置することは、インテリアの観点から見てもメリットがあります。

網戸の目隠しにはカラーリングや模様が施されており、これが外に対しては視線を遮る働きを示します。反対に室内側から見た場合、これらの色や柄が、おしゃれなアクセントとしての効果を発揮することになります。

同様の効果はカーテンにも求められますが、目隠しは前述のように、空気の動きに反応しないという利点があります。

目隠しのデザインは、製品によってさまざまです。華やかな花柄やシンプルな幾何学模様など様々なので、気に入ったものを探す楽しみもあります。

UVカットが可能

窓を通って外から侵入してくる厄介な存在は、視線や虫だけではありません。紫外線もまた、さまざまな問題を引き起こす力を持っています。

日光に含まれる紫外線の害としては、肌のシミが有名です。しかし、紫外線は肌だけでなく、物にも強い影響を及ぼします。日光を浴び続けた床や壁は変色しますし、ペイントの塗料もはがれやすくなります。木製の家具やカーテンの類も、劣化が早まります。

網戸に目隠しを設置することは、こうした肌や物への紫外線の害を防ぐ上でも有効です。遮光効果の高い製品が多く販売されているので、それらを網戸と組み合わせることで、大幅なUVカットが実現できます。

換気もしっかりできる

網戸の大きな役割と言えば、虫やゴミなどの侵入を阻みつつ、外の空気を取り込むことです。この機能が失われることは、網戸の存在意義に関わりますが、その点で目隠しを付けることには何の問題もありません。

網戸の目隠しには、直接貼り付けるシートや日よけシェード、すだれ、特殊なネットなどいくつかの種類がありますが、いずれも空気の通り道は確保できる作りとなっています。遮断するのはあくまで視線や虫などであり、風はしっかり取り入れることができます。こうしたところもまた、網戸の目隠しのメリットに含められます。

目隠しする方法

上で説明したように、網戸に目隠しを施すことには、さまざまなメリットがあります。それでは、網戸に対する目隠し処理には、具体的にどのような方法があるのでしょうか。ここからは、網戸に目隠しする方法について詳しく紹介していきます。

窓用目隠しシートを使う

網戸を目隠しする方法、まず1つ目は、「窓用目隠しシートを使う」というものです。

これは名称通り、窓に取り付ける目隠しシートであり、通常網戸に用いることはできません。ただ、併用することで同様の効果を得ることもできます。

100円ショップで購入できるので、費用もかかりません。種類も豊富なので、用途に応じて選ぶこともできます。ただ、網入りガラスなど窓によっては貼れないこともあるので、その点は要注意です。

網戸用目隠しシートを使う

目隠しシートは、網戸用のものもあります。

こちらは、網戸に直接貼り付けて使う製品になります。使い方は、まず網戸のサイズに合わせて、ハサミ等でシートをカットします。続いてフィルムをはがし、網戸の室内側にぴったりと貼り付けていきます。付属している留め具で固定することも可能なものもあります。

入手はホームセンターやインテリアショップ等で可能です。価格は、縦90㎝×横90㎝のサイズで、1,500円ほどとなっています。
ただ、使用期間が約6ヵ月なので、定期的に張替える必要があります。

簾(すだれ)を下げる

伝統的な方法で目隠しをすることも可能です。

簾(すだれ)は中国由来の道具で、日本では少なくとも奈良時代から使用されてきました。当初の用途は間仕切りが主でしたが、その後日よけや虫よけとして、軒先などに吊るすのが一般的になります。設置が簡単で使い勝手が良いことから、現代でも根強い人気があり、目隠しとしても十分な効果を期待できます。

設置は、専用のフックを取り付け、そこから垂らすだけです。サッシ枠への場合、枠を挟んで固定するフックが使われますが、枠の形状などによっては取り付けられないこともあります。そのため、サッシへの適合性を事前に確認しておく必要があります。

日よけシェードを設置する

サンシェードとも呼ばれる日よけシェードは、大きな布を張って、日光を遮るアイテムです。「シェード(shade)」は、「光りをさえぎるもの」の意になります。庇のように張り出す形のものは、「オーニング」と呼ばれます。

広範囲を覆って日陰を作れるのが特徴で、遮光効果に優れています。素材が布なので、目隠しとしての機能も申し分ありません。特に通気性の良いものや、雨よけ機能のあるものなど製品の種類も豊富です。

ただし、虫除けの効果はあまり期待できないことや、日よけ効果が高いほど室内が暗くなるなどの点は踏まえておく必要があります。

外部から見えにくいネットに張替える

網戸のネット自体を、外から見えにくいものに張替えるという方法もあります。

具体的には、白に近い色のネットに張替えることで、外からの視線をシャットすることができます。白は光の反射率が高く、ネット付近で光を散乱させ、視界を悪くするためです。銀や灰色のネットでも、同様の目隠し効果が得られます。

ただ、内側も同じ色だと、外の景色が見えにくいというデメリットが生まれます。それを回避する方法としては、外側を銀、内側を黒のように、ハイブリッドカラーのネットを取り入れるというものがあります。

なお、DIYでの網戸の張替えは時間も手間もかかるため、慣れない場合は業者への依頼がおすすめです。

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