網戸がはまらない原因と対処法5選
網戸がはまらない原因と対処法5選
網戸はめったに取り外したりしないという人も多い中で、何かのきっかけで外したり、あるいは外れたりすることがあります。そうした場合、もちろん元に戻さなくてはなりませんが、なぜかうまくはまらないという事態に陥ることが珍しくありません。一体なぜ、こうしたことが起こるのでしょうか。
考えられる原因はいくつかありますが、本記事では主な5つの原因について解説するとともに、それぞれの対処法も紹介します。現在網戸の修理などを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
経年劣化
網戸がはまらない原因としてまず挙げられるのが、「経年劣化」です。身の回りの大抵の物と同様、網戸にも耐用年数があります。使い方や環境にもよりますが、大体5年ほどすると傷みが目立ちだすと言われており、そのまま使い続けると歪みや傾きが大きくなっていきます。特に戸車のバランスが悪くなって外れやすくなり、元に戻そうとしてもうまくはまらないということになりがちです。
こうした経年劣化が原因の場合、サッシを含めた網戸全体の交換が必要となります。
サイズや種類の間違い
網戸がはまらない状態の時は、サイズや種類に問題があることも考えられます。これは特に、自分で網戸を購入した際に起こりがちなケースです。
市販の網戸は、一般的な住宅の窓に合う形状のものがほとんどで、円形窓や小窓といった特殊な窓には設置できないことが多くなっています。また、網戸には引き違い以外にもアコーディオンなどさまざまなタイプがありますが、自宅に合わない種類を選んでしまうと、当然ながらうまくはまらないということになります。
この問題については、購入前にサイズや種類をしっかり確認しておくことが、適切な対処法となります。自分で判断がつけにくい場合は、専門業者などに相談すると良いでしょう。
レールに問題がある
網戸がどうしてもうまくはまらない時は、レールに問題があるのかもしれません。
比較的ありがちなのは、ゴミが溜まっているケースです。外に面して取り付けられる網戸は、ホコリや砂などの影響を受けやすい設備となっています。放っておくとレール上にゴミが溜まってしまい、そのせいで、大掃除の際などに網戸がはまりにくくなる場合があります。これについては、日ごろからこまめにレールの掃除をしておくことが、効果的な対処法です。
また、網戸を外す際、レールに引っ掛かけてダメージを与えるケースも見られますが、こうした破損が原因ではまらなくなることもあります。この場合、後付けされたレールであれば、自力でレール部分だけを交換するという対処が可能です。しかし、サッシごと交換するとなると、専門業者の手を借りるのが妥当でしょう。
正しい設置になっていない
網戸の設置には、正しい手順が存在します。はめる前に向きを確認しなくてはなりませんし、はめ込む際も上下で順番があります。また、先に緩めていた外れ止めのネジを、適切な位置で固定する作業も必要となります。
網戸の設置を業者に頼まず、自力で行おうとした場合、こうした手順を踏まえない形になることが少なくありません。その結果、向きが違っているなどの問題により、すぐに外れてしまったり、もしくはまったくはまらないことになるケースがあります。
こうした設置不良の問題に対しては、プロの業者に任せるのが最も適切な対処法です。費用はかかっても、仕上がりなど多くの点でメリットがあります。
外れ止めの位置
網戸には、「外れ止め」というパーツが付いています。これは、文字通り網戸がレールから外れるのを止める役割を持った部品です。この外れ止めがあるおかげで、台風などの荒天や地震の際も、網戸の落下・脱落を防ぎやすくなっています。
一方、網戸は取り外しできることも重要なので、外れ止めには位置を調整できる機能が備わっています。網戸の設置時はレールギリギリの位置まで上げられ、外す時は反対に下げられます。逆に言えば、この調整をしないかぎり、うまくはめたり取り外すことができません。
このように、網戸がはまらない場合は、外れ止めの調整に問題がある可能性も考慮すべきです。