場所別、家のカビ対策13選

場所別、家のカビ対策13選

場所別、家のカビ対策

毎日を気分よく過ごすためにも、家の中はなるべくきれいにしておきたいところですが、油断するとすぐ、「カビの発生」という問題が出てきます。しかも、カビは繁殖力が旺盛なため、条件さえ整っていれば、ほとんど現れる場所を問いません。この厄介なカビを防ぐには、果たしてどのような対策が有効なのでしょうか。

本記事では、家の中に発生するカビへの対策法について、場所ごとに紹介していきますので、カビ対策で悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

部屋

まずは部屋のカビ対策についてですが、一番大事なのは、室内に湿気をこもらせないことです。カビは湿度の高い環境を好むので、そうした環境にしないことがポイントになります。

具体的には、換気をこまめにするという方法が挙げられます。2時間に1回ほどの頻度で換気口や窓を開けて、室内の空気を入れ替えてください。その際は、空気の通り道ができるように工夫しましょう。たとえば、窓は対角線上に2ヵ所開けておくと、スムーズに空気が流れます。

また、家具と壁の間に10㎝ほどのすき間を作るのも、湿気対策では有効です。

浴室

続いては浴室についてですが、こちらは特に高温多湿になりやすいことから、念入りな湿気対策が求められます。入浴後は必ず換気扇を回して、湿気がこもらないようにしましょう。最低でも3時間は必要で、翌朝まで回すとさらに効果的です。

また、お風呂から上がる際浴室に冷水のシャワーをかけておくと、室温が下がるのでカビが発生しにくい状況にできます。シャワーの後は、タオルや雑巾でよく拭いて、水分を残さないようにしてください。

タイルなどにカビが発生した場合は、塩素系カビ取り剤を使って除去することもできますが、程度がひどい場合などは、ハウスクリーニングを依頼した方が良いでしょう。

キッチン

キッチンもまた水や火を多く使うため、高温多湿でカビが生えやすい場所です。シンクの三角コーナーに生えたカビは、スプレー式のカビ取り剤をかけた後に数十分放置し、クレンザーで磨くと除去できます。

シンクの下も食べカスなどが溜まりやすく、カビ対策が必要ですが、カビが生えた場合はエタノールを染み込ませた布で拭き取ると、洗浄と殺菌を同時にできます。その際は、必ず手袋をしましょう。仕上げに水拭きとから拭きをすれば、カビ臭さも抑えられます。

掃除の後は中をしっかり乾燥させてから新聞紙を底に敷いておくと、調味料の液だれなども防げて清潔な状態を保てます。

靴は雨や汗で濡れることが多いため、そのまま靴箱にしまっておくと、カビが生えることがあります。ですので、こちらもしっかりした対策が必要になります。

外出から帰って靴を脱ぐ際には、そのまま靴箱に入れるのではなく、まずは汚れを落として乾燥させてからしまいましょう。靴箱を閉めっ放しにせず、ときどき換気することも重要です。換気を怠ると、全ての靴がカビ臭くなってしまうこともあります。

また、靴箱の除湿や消臭には、重曹をコップなどに入れて置いておくという方法も有効です。

畳にもカビが生える場合がありますが、これは多くの場合、換気不足と湿度の上昇が原因となっています。ですので、やはり換気をしっかり行うのが、予防策としては重要です。

すでに生えてしまった場合の対策としては、まず天気の良い日に窓を開けて、室内と畳を乾燥させましょう。続いてドライヤーや扇風機でカビを完全に乾かし、掃除機で畳の目に沿いながらゆっくり吸い取っていきます。

その後、エタノールを染み込ませて固く絞った布で、優しく丁寧に畳を拭いてください。この際に拭き残しがあると、そこからカビが再発生するので、まんべんなく拭き取るのが大切です。

布団

布団は汗が染み込んだり、体温で温められたりすることから、カビが好む環境が作られやすくなっています。そのまま敷きっぱなしにしていると、さらにカビが生えやすくなるため、きちんと対策することが必要です。

押し入れにしまう場合は簀の子を敷いて、湿気がこもらないよう気を付けましょう。また、週に1度は天日干しをするのも大切です。午前10時~午後2時ごろの間で干しておくと、しっかり乾燥させることができます。あまり長時間干すのは、却って布団を傷めかねないため、要注意です。

こうした対策を取ってもカビが生えた場合は、布団クリーニングの業者に相談した方が良いでしょう。

窓の枠やガラスにカビが発生することがありますが、これは結露が原因です。特にアルミサッシなどの断熱性の低い窓は、結露によるカビの発生を招きやすくなっています。

窓のカビ予防対策としては、やはり換気をこまめにするのが一番大事です。また、月に1度くらいはエタノールで拭き掃除をしましょう。窓に生えたカビの除去方法は、まず水拭きをして、落ちやすいカビを落とします。落ちにくいものに関しては、中性洗剤を吹き付けて5分くらい放置してから、水拭きしてください。その後から拭きして乾燥させればOKです。

水拭きでも取れない窓枠部分のカビは、塩素系漂白剤をかけた上にキッチンペーパーをかぶせ、15分ほど置いてから乾いたキッチンペーパーで前のペーパーごと拭き取ります。仕上げに水拭きして完了ですが、一度では落ちないことも多いので、根気強く長期的に取り組むことも必要です。

フローリングの床は、比較的カビの発生しにくい場所ですが、マットやラグなどを置いたままにしておくと、カビが生える場合もあります。

これを予防する対策としては、フローリングとマットなどの間に防湿シートを敷いて、湿気を防ぐというものが挙げられます。また、定期的にフローリングにワックスをかけておくことも有効です。

一方、すでに生えてしまったカビについては、中性洗剤を吹きかけて5分ほど放置し、水で絞った雑巾で拭き取った後にエタノールを吹きかけて、新しい雑巾でから拭きすれば除去できます。

収納部

クローゼットや押し入れなどの収納部も、閉めきったままだと高温多湿になりがちなため、カビが生える危険性が高い場所です。

収納部のカビを防ぐ対策としては、定期的に扉を開けて換気したり、物を詰め込まず適度に隙間を作り、通気性を良くするなどが挙げられます。また、下段に簀の子を置いて空間を作ると、湿気が溜まりにくくなります。

さらに衣替えなどの時期には、ついでに掃除をしておきましょう。消毒用エタノールですみずみまで拭き上げておくと、除菌効果でカビを予防できます。

収納ボックス

収納ボックスの中についても注意が必要です。密閉度が高いことで高温多湿となりやすく、場合によっては、中の洋服全部にカビが生えてしまうこともあります。

対策としては、衣類を収納する前に風通しの良い場所に干し、湿気を取っておくことが有効です。また、衣類と一緒に湿気取りシートなどを入れておくと、内部に湿気がこもるのを防ぐことができます。収納ボックスをパンパンにしないことも大事で、8割程度の分量にしておいた方が、通気性が良くなります。

なお、クリーニング後のビニールカバーは外してから収納した方が、カビ対策としては安心でしょう。

エアコン

エアコン内部は湿気や汚れが溜まりやすいことから、特にカビが発生しやすくなっています。放っておけば運転と同時にカビがまき散らされるため、定期的な対策が求められます。

エアコンのフィルターは汚れを溜めないように、シーズン中2週間に1度は掃除するようにしましょう。掃除の際は静かにフィルターを外し、新聞紙などの上で掃除機をかけてください。裏面は、フィルターをひっくり返さず立てた状態にして、掃除機の吸い口を上下させつつ波を描くようにかけると、汚れがうまく除去できます。

また、年に1~2度はハウスクリーニングで中身をきれいにしてもらうのも、カビ対策として効果的です。

洗濯機

衣類をきれいにしてくれるはずの洗濯機ですが、それ自体にカビが生えて、洗濯物がカビ臭くなってしまうこともあります。内部が高温多湿な上に、カビの栄養となる洗剤のカスや汚れが溜まりやすいためです。

洗濯機のカビを予防するためには、洗剤を残さないように、洗濯量に合わせて適量入れるのがポイントです。また、洗濯機を使わない時には、ふたを開けておくようにしましょう。こうすることで、内部に湿気がこもるのを防ぐことができます。

こうした対策を取ってもカビ臭くなった場合は、ハウスクリーニング業者に相談してみた方が良いでしょう。

洗面所

排水管のある水回りは、カビが生えやすい条件が整っています。洗面所もその1つですが、カビを予防するための対策では、水分を極力なくして湿気を抑えることがポイントになります。

濡れた箇所があれば放置せずに、その都度拭き取っておきましょう。換気も大切で、換気扇を回すなどして常に乾燥した状態を保つようにしてください。洗面台の下の収納も閉めきったままにせずに、ときどきは扉を開けて空気を入れ替えることも大事です。

生えたカビに対しては、カビの種類や程度に応じてアルコール、塩素系漂白剤、重曹を使い分けると、きれいに除去できます。

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