エアコンクリーニング業者を選ぶ際のポイント9選

エアコンクリーニング業者を選ぶ際のポイント

消費者にとって、エアコンのクリーニングにまつわる懸念点は数多くありますが、中でも「どのクリーニング業者に頼むべきか」ということは、悩ましい問題でしょう。特に初めて依頼するケースであれば、業者選びはかなり面倒な作業だと思います。かと言って適当に選んでしまえば、思わぬトラブルを招きかねません。

本記事では、エアコンクリーニングを依頼する際の適切な業者の選び方についていくつか紹介していきますので、業者選びで悩んでいる方は参考にしてみてください。

料金相場の適正な範囲内か

エアコンクリーニング業者を選ぶ際のポイント、1つ目は、「料金相場から大きく外れていないか確認する」ということです。

業者の中には、格安のサービス料金を謳って依頼を募るところもありますが、あまり安すぎるのは要注意です。サービス内容を端折ったり、オプションで後から高額な請求をするケースが多いためです。また、反対にあまり高額な見積りを出す場合は、必要ないサービスを勝手に盛り込んでいるおそれがあります。

ですので、最初に適正な料金相場を調べておき、なるべくその範囲内の見積りを出す業者を選ぶようにしましょう。また、相場からあまりに見積り額が外れている場合には、理由について問いただすことも大事です。

料金体系がはっきりしているか

エアコンクリーニング業者の選び方、2つ目は、「料金体系の明確さをチェックする」ということです。

次のようなポイントを踏まえると、優良業者の見きわめがしやすくなります。すなわち、1台分のサービス価格が明示されていることと、追加料金がかかる場合が明示されていることの2点です。サービス価格は「○○円～」などというあいまいな表現ではなく、きっちりした数字を示していることが重要になります。オプション料金などについては、依頼した時以外にはかからないことがはっきりしていることも大切です。

また、通常は基本メニューに含まれるサービス内容が、オプションに分類されていないかどうかもきちんとチェックしておきましょう。

複数台の割引があるか

エアコンクリーニング業者の選び方、3つ目のポイントは、「複数台割引サービスがあるところを選ぶ」というものです。

エアコンクリーニング業者の中には、一度に複数のエアコンクリーニングを依頼された場合、割引サービスを適用するところが少なくありません。2台以上のエアコンがある家庭なら、こうしたところに依頼すると、コストをかなり抑えることができます。

割引率の相場は、2台で10%ほどですが、具体的な率は業者によってかなり異なるので、あらかじめよく調べた上で選んだ方が良いでしょう。

技術が確かか

優良なエアコンクリーニング業者を選ぶには、技術力の確かさについてもよく確認しておかないといけません。いくら料金がお得でも、肝心のクリーニング作業が半端では意味がないからです。業者の中には、短期間の研修を終えたばかりの新人を派遣してくるケースもあるので、気を付けなくてはいけません。

依頼前に細かな技術力をチェックするのは難しいところですが、研修期間を1つの指標にすることはできるでしょう。ある程度長めの研修期間が設けられているほど、技術も確かであると言うことができます。こうした情報についても、提示されているかどうかチェックしておきましょう。

口コミの評判がいいか

エアコンクリーニング業者を選ぶ際のポイントとしては、「口コミの評判がいいかどうか確認する」ということも挙げられます。

近年はどんな業界でも口コミによる評価が重視されますが、エアコンクリーニングも例外ではありません。こうした意見は実際に利用した人のものなので、かなり参考になります。比較サイトなどをチェックして、なるべく評判のいい業者を選ぶと良いでしょう。

ただ、口コミ件数がまだ少ない業者については、参考程度にとどめておくのがおすすめです。

お掃除機能付きエアコンに対応できるか

最近のエアコンには「お掃除機能」付きのものが増えていますが、このタイプの機種に対応できることも、エアコンクリーニング業者の選び方のポイントになります。

この機能はフィルターを自動で掃除するというものですが、通常タイプに比べて構造が複雑なため、業者によってはクリーニングを受け付けないところもあります。ですので、お掃除機能を持つエアコンのクリーニングについては、まずは業者が対応できることを確認するのが必須になります。

また、お掃除機能付きエアコンに対応できるということは、それだけ高い技術を持つという証明でもあるので、通常タイプの場合でも業者選びの1つの目安にできます。

防カビ・抗菌仕上げをしてもらえるか

エアコンクリーニング業者の選び方、続いては、「防カビや抗菌仕上げのサービスがある業者を選ぶ」というものです。

せっかくエアコンを清掃するのであれば、できるだけきれいな状態を長く保ちたいところですが、防カビや抗菌コートといった処置は、それに役立ちます。クリーニング後にこれらの処置を熱交換器や吹き出し口に施しておくことで、カビの発生を抑える効果が得られます。
防カビ・抗菌仕上げはオプションとして用意されるケースが多いので、その点もチェックしてみましょう。

顧客対応がしっかりしているか

「顧客への対応がきちんとしている業者を選ぶ」ということも、エアコンクリーニング業者の選び方のポイントの1つです。

一般的な傾向として、顧客に対する接し方がきちんとしている業者ほど、施工のレベルも高くなっています。サービス業としての自覚が強い業者は、施工技術と同等に、接客態度も重視しているためです。

ですので、最初にメールや電話で問い合わせをする際は、その対応の仕方についてよく確認しておきましょう。受け答えが横柄であったり、返信がむやみに遅いなどの場合は、依頼を見送るのが無難です。

会社情報の開示や損害補償の保険があるか

エアコンクリーニング業界には、残念ながら悪質な業者も少なからず存在します。そうした業者は、いいかげんな作業でエアコンや周りの家具に損害を与えたり、説明にない追加料金を請求してくるなどのトラブルを起こすことが多くなっています。

そうした被害に遭わないために、事前に会社の情報をしっかりチェックしておくことが、業者を選ぶ際の重要なポイントになります。まともな業者であれば、会社の住所や電話番号などの情報はしっかり開示されていますし、損害時の保険や、問い合わせ窓口についても通常は案内があるはずです。

また、代表者の顔写真が掲載されていることも、信頼度を測る1つの目安になります。