エアコンのニオイを予防する消臭対策6選
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エアコンのニオイを予防する消臭対策6選
エアコンにまつわる問題の中でも、特によく発生しがちなのが、「運転中の臭い」です。エアコンをつけた途端、ムッとする悪臭が漂いだしたという経験を持つ人は多いでしょう。これはエアコン内部にカビなどが溜まることによる現象ですが、それではこうした臭いを防ぐためには、どういった対策を取れば良いのでしょうか。
本記事では、エアコンの臭いを予防する消臭対策についていくつか紹介していきますので、エアコンの臭いに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
オフシーズンも定期的に送風運転を行う
エアコンの臭いを予防する消臭対策、1つ目は、「エアコンを使わない時期にも定期的に送風運転する」というものです。
送風運転には、エアコン内部を乾燥させて、臭いの元であるカビの繁殖を抑える効果があります。ですので、エアコンを本格的に稼働させる季節には特に行うべきなのですが、それだけでは十分ではありません。オフシーズンでも内部にはホコリが溜まり、それによってカビの繁殖を招く危険があるので、定期的な送風運転が必要になります。
運転後に送風運転を行う
エアコンの臭いを予防する消臭対策、2つ目は、「運転直後に送風運転する」というものです。
エアコンは、運転中に内部に結露が発生する仕組みとなっています。その湿気がカビの繁殖を招く要因となるのですが、運転後にすぐ電源を切るのではなく、しばらくの間送風運転をさせておくと、湿度が下がってカビの繁殖を抑えることができます。送風運転の時間は、30分~2時間程度が目安となります。
最近は自動でこれを行ってくれる機種も増えていますが、その場合は電源を切らないように気を付けてください。
こまめに換気を行う
換気をこまめにすることも、エアコンの臭いを予防する消臭対策の1つになります。
エアコンの臭いの原因になるのは、カビだけではありません。タバコの煙や料理の油といった生活臭も、臭いを発生させる元となることがあります。こうした臭いが染み込んだ空気をエアコンが吸い込んでしまうためですが、部屋の空気がきれいならば、そのような心配もありません。
ちなみに、通常はエアコン自体に換気機能はないので、窓などを開けることが必須になります。
掃除を欠かさない
エアコンの臭いを予防するには、部屋の掃除をこまめにしておくことも大事になります。
エアコンの臭いの大元となるのはカビですが、カビの発生には、ホコリなどの汚れが大きく関係しています。エアコン内部にホコリやチリが溜まり、それと水分が結びつくことで、カビの繁殖に適した環境が出来上がってしまうためです。
一方、部屋をしっかり掃除しておけば、空気中のホコリも少なくなります。エアコンの中の汚れも減り、カビの繁殖も抑えられるので、消臭対策として有効というわけです。
エアコン掃除用スプレーは使わない
エアコンの臭い予防には、エアコン内部をきれいに保つことが重要ですが、それに関して1点注意すべきことがあります。それは、「市販のエアコン掃除用スプレーはなるべく使わない方がいい」ということです。
こうしたスプレーは、一見簡単に汚れが落とせる便利なアイテムに見えますが、実際にはかなりの手間がかかりますし、全ての汚れを落とすのも困難です。しかも洗浄液が内部に残り、消臭どころか却って臭いの原因となることもある上に、部品のサビや故障を招く危険もあります。
定期的にハウスクリーニング業者に依頼する
エアコンの消臭対策、最後は「定期的に業者にクリーニングをお願いする」というものです。
前述のように、臭いを予防するにはエアコン内部を清潔に保つことが欠かせませんが、すみずみまできれいにするのは、素人では難しいのが実情です。無理に行えば、不具合や故障を招くリスクもあります。一方、多くのノウハウや経験を持ったハウスクリーニング業者に頼めば、そうした心配もなく汚れのほとんどを落としてもらえます。
一般的なエアコンなら、1年に1~2回の頻度で依頼すれば、嫌な臭いが発生するおそれもないでしょう。