中古エアコンの取付工事費用の相場と安く設置する方法2選

中古エアコンの取付工事費用の相場と安く設置する方法2選

夏の暑さが厳しさを増している近年、エアコンはすでに生活に欠かせないアイテムとなっていますが、導入に高額な費用がかかるのが難点です。そこで中古品に目を付ける人も多いでしょうが、設置費用を抑えるにあたっては、本体価格はもとより取り付け工事の費用についてもきちんと踏まえておくことが求められます。

本記事では中古エアコンの取り付け工事の費用について、業者に依頼する場合の相場や、できるだけ安く抑えるための方法を紹介します。現在中古エアコンの取り付けを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

中古エアコンの取り付け工事にかかる費用の相場

中古か新品かに関わらず、エアコンの取り付け工事は、基本的な「標準工事」とそれ以外の特殊な工事に分けられます。ここでは、標準工事にかかるおおよその費用相場と、追加料金の対象となる工事の費用相場の2つについて解説します。

標準工事の費用相場

中古エアコンの取り付け工事を業者に依頼した際の費用相場は、8,000円~20,000円ほどとなっています。これは取り付け工事の料金に絞ったもので、費用の総額が知りたい場合は、ここに中古エアコン本体の購入価格を加えることで求められます。中古エアコン本体の価格は、大まかに言って新品の半額程度です。6~8畳程度のものであれば、20,000円台からの値段で入手できます。

ちなみに標準的な取り付け工事で行われるのは、一般に次のような作業になります。すなわち、「壁の開口」「室内機・室外機の設置」「配管取り付け」「配管の真空引き」の4つとなっています。

追加料金の費用相場

中古エアコンの取り付け工事を業者に頼む場合、上記のような標準工事と呼ばれる基本的な工事のほかに、特殊な作業が必要となることもあります。その場合、作業の内容に応じて個別の追加料金が発生するのが通常です。

例えばコンクリートなどの特殊な壁に穴を開けなくてはならない場合、追加料金の費用相場は、大体2,000円~12,000円ほどとなります。また配管の延長が必要な場合は、1mにつき3,000円~4,000円の追加料金がかかります。

このほか代表的な追加工事としては、隠蔽配管の工事やエアコン専用コンセントの新設がありますが、費用相場はそれぞれ10,000円~15,000円、13,000円~15,000円ほどとなっています。

中古エアコンを安く設置する方法

中古エアコンの取り付け工事の費用相場は上記の通りですが、どうすればギリギリまで安くできるのかという点も気になるところです。ここからは、中古エアコンを相場の最低限かそれより安い値段で設置する方法について紹介します。

激安の取り付け業者を探す

中古エアコン取り付け工事の費用をなるべく安く抑えたい場合、まずは低い相場の値段で請け負う業者を探す必要があります。

その際必須となるのが、複数の業者の値段を比べることです。上で見たように、工事の費用相場は業者によってかなり幅があり、無造作に依頼先を選ぶと、知らずに数千円の損をしてしまうおそれがあります。一方、複数の業者から見積りを取る「相見積り」をすることで、適切な相場が把握でき、激安の業者も探しやすくなります。

ただし、安さのみを基準に業者を選ぶのは要注意です。取り付けには追加工事が必要となるケースも多いので、オプション料金についてきちんと触れているかどうかなども、悪徳業者対策としてしっかりチェックしておいた方が良いでしょう。

DIYによる作業

中古エアコンの取り付け工事を、相場より安い費用で行いたいのであれば、「自力で設置する」という選択肢もあります。

エアコンの取り付け方法は、基本的に新品であれ中古であれ変わりません。知識や準備がしっかりしていれば、持ち主自身で工事することは無理でなく、その場合業者に頼むより安い費用で済ませることも可能です。

しかし、こうしたDIYによる取り付けは、実際にはリスクが高すぎておすすめできません。やってはみたものの、エアコン本体や建物を破損させてしまうケースも多いのが実情です。そうなってから業者に助けを求めるより、最初からプロの手を借りた方が、結局は費用を少なく抑えられます。

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