おすすめしない。自分でエアコンを取り外すリスク5選

おすすめしない。自分でエアコンを取り外すリスク5選

おすすめしない。自分でエアコンを取り外すリスク5選

今や生活必需品と言っても良いエアコンですが、故障や移設などの理由で取り外さざるを得ない場合があります。そうした時に、業者に頼むのはお金もかかるし億劫だからと、自分で作業を行おうと思い立つ人は少なくありません。「ネットを見るとやり方も出ているし、素人でも大丈夫だろう」との考えですが、これは決しておすすめできない行為です。エアコンの取り外しには、こちらが思う以上にさまざまなリスクが潜んでおり、慣れない者が行うと思わぬ事態を引き起こすおそれが高くなっています。

本記事では、自分でエアコンの取り外しを行うことのリスクについて詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

エアコンにダメージを与えるリスク

移設などのために自分でエアコンを取り外す行為には、エアコン本体にダメージを与えるリスクがあります。

エアコンの取り外し方は一様ではなく、機種によって異なります。ネットに書かれている手順が、自宅のエアコンにもそのまま適用できるとは限りません。思うようにいかないのに無理に取り外そうとすると、本体を破損させてしまう確率が高まります。

室内機ももちろんそうですが、特に室外機は要注意です。配管内部に溜まったガスに空気が加わると、破裂に至りかねません。そうしたリスクを考えれば、専門知識のある業者に任せる方が断然おすすめです。

家にダメージを与えるリスク

破損の可能性があるのはエアコンだけでなく、家屋も同様です。

エアコンは室内機と室外機の組み合わせで機能するシステムで、家の内外にあるそれらをつなぐため、壁には穴が開けられています。エアコンを取り外すにあたり、この穴を塞ぐ処理がうまくできずに、家に傷をつけてしまうケースが少なくありません。

また重い室内機を取り外す際壁にぶつけたり、床に落としてしまうリスクもあります。さらに、前述のように室外機が爆発する危険性もあるため、破片による家屋への損傷も十分あり得ます。

大事故を引き起こすリスク

ダメージという点で言えば、人間に与えるリスクが最も懸念されます。

エアコンの取り外しが爆発の原因となる可能性があることは、上で述べた通りです。エアコンの室内機と室外機をつなぐ配管内部には、空気中の熱を運ぶ冷媒ガスが充填されていますが、取り外しにあたってはこのガスを室外機内に封じる「ポンプダウン」という作業が必須になります。しかし、この作業が不十分だった場合、冷媒が外へ漏れて室外機内に空気が入り、新しいエアコンの取り付け時に破裂を招く危険が高くなります。

破裂の威力は室外機を全壊させるほどのすさまじさで、近くに人がいれば、大けがを負う可能性が少なくありません。この点から見ても、素人がエアコンの取り外しを行うのはおすすめできないと言えます。

再取り付けの依頼を断られるリスク

修理や移設などのために自分でエアコンを取り外し、再取り付けに関してはプロの業者に頼もうと考える方もいるかもしれません。しかし、こうした依頼は断られるケースもよく見られます。

その主な理由が、「責任の所在の不明確さ」です。取り外し・取り付け作業によりエアコン内部に故障を生じさせる可能性は十分ありますが、その場合でも、通常一見しただけでは判別できません。後に故障が判明したとして、取り外しから再取り付けまで同一の者が手掛けた場合であれば、責任の所在は明確です。しかしそれぞれが別の者による作業となると、どちらの側の責任なのかが分かりづらくなってしまいます。

こうしたことを嫌がる業者は多いため、後で再取り付けをする場合でも、取り外しの時点からプロに頼んだ方が無難と言えます。

処分の手間に関するリスク

自身によるエアコンの取り外しでは、「処分の手間」も無視できないリスクとなります。

エアコンを処分するにあたっては、単純に粗大ごみや不燃ごみに出せば済むというわけにはいきません。エアコンは「家電リサイクル法」の対象品目に指定されているため、そのルールにのっとった処分が必要となります。家電リサイクル法は部品の再利用を目的とした法律であり、対象品は電気店に引き取ってもらうか、または指定引き取り場所への持参、自治体への依頼という手段以外では処分できない仕組みとなっています。

それらを自分で行うとなると、かかる手間は決して少なくありません。一方業者へ依頼すれば、多くの場合施工の一環でエアコン引き取りも手掛けているので、手間の省略という点でおすすめです。

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