エアコン工事の所要時間7選と短時間で終わらせるコツ4選

エアコン工事の所要時間7選と短時間で終わらせるコツ4選

引越しや買い替えで、エアコンの取り付け・取り外しや移設といった工事が必要になった際、いくつか気になることが出てきます。特に「工事にかかる時間」については、その日の予定の立て方に影響してくるため、ぜひとも目安を知っておきたいところでしょう。

本記事では、エアコン工事の種類に応じた大体の所要時間について解説するとともに、できるだけ工事を短時間で終わらせるためのコツも合わせて紹介します。現在エアコン工事業者を探しているなどの方は、ぜひ参考にしてみてください。

所要時間

取り付け工事

エアコン取り付け工事の所要時間ですが、こちらは1時間30分~2時間ほどが通常となっています。

通常というのは、「標準工事」と呼ばれる基本的な作業内容の場合になります。この場合、具体的には「室内機取り付け」「配管接続」「室外機取り付け」「真空引き」「動作確認」といった流れで作業が進みます。ほかにも養生や後片付けなどが含まれますが、大体以上の作業で1時間30分ほどかかると考えて良いでしょう。
ただ、標準工事でも業者によって作業内容が微妙に異なる上に、追加工事が必要な場合もあるので、その点は事前の見積りなどで確認が必要です。

取り外し工事

エアコン取り外し工事にかかる時間は、大体30分ほどとなっています。

こちらも一般的な作業内容の場合で、具体的な流れとしては、「ポンプダウン」「室内機取り外し」「室外機取り外し」「配管取り外し」などとなります。後片付けの時間などを含めると、業者の訪問から撤収までおよそ1時間と見ておくのが妥当です。

ただ、取り付け工事と同様に、状況によってはもっと長くなる場合もあります。2~3時間かそれ以上かかることもあるので、室内機と室外機が離れているなどの場合は要注意です。
少しでも工事時間を短縮したい場合は、業者が作業しやすいように、室内機・室外機周辺を片付けておくと良いでしょう。

エアコン交換工事

エアコンの交換工事にかかる時間は、単純に取り外しと取り付けの時間を合わせたものと考えて差し支えありません。つまり一般的な内容の工事であれば、30分~1時間+1時間30分~2時間で、2時間~3時間程度が目安となります。

ただ、この場合も上で述べたように、状況に応じて時間は変動します。古いエアコンの設置状況はもちろん、エアコンの機種などが時間に影響する場合もあるので、そうした点も含めて事前に確認しておいた方が良いでしょう。

追加工事の所要時間

エアコンの取り外し・取り付けや移設に際しては、追加工事が必要となる場合があります。その場合、当然工事が長引いてしまうことになりますが、具体的な時間は追加工事の内容で変わってきます。ここからは、個々の追加工事にかかるおよその時間を紹介していきます。

配管穴あけ工事

エアコンの室内機と室外機は、壁を隔てて置かれるため、配管をつなぐための穴が必要となります。すでに開いている場合は工事不要ですが、なければ新たに開けなくてはなりません。この穴あけ工事は、1箇所であれば標準工事に含めることが多くなっていますが、業者によっては追加工事とみなすケースもあります。どちらにあたるのかは、事前の確認が必要です。

配管穴あけ工事に要する時間は、一般に5分~10分ほどとなっています。一方、コンクリートなどの特殊な材質だと、かなり時間を要することもあるため、こちらもあらかじめ確認しておいた方が良いでしょう。

電源工事

エアコンには通常、専用のコンセントが存在します。これはエアコンが消費する電力が、他の電化製品と比較して格段に大きいためです。安全性の面でも重要なことから、エアコン専用コンセントない場合は、新たに設置する工事が必要となります。これは一般に標準工事には含まれず、追加工事扱いとなります。

エアコンの電源工事にかかる時間は、1時間~1時間30分程度です。エアコン取り付け工事の所要時間と同程度なので、必要性については見積り時等の段階でよく確認しておきましょう。

隠蔽配管工事

エアコン室内機と室外機をつなぐ配管は、外部にむき出しのケースが多くなっていますが、見えないように壁に埋め込むことも可能です。そのための工事が「隠蔽配管工事」で、通常は追加工事として扱われます。

主として2つの工事法があり、1つは建築中の建物の壁や天井に配管を先に埋設させておく「先行配管」で、もう1つは壁や天井にある点検口から新たに配管を通す「さや管方式」になります。工事時間の目安は、前者が30分~1時間程度で、後者の場合は1時間~1時間30となっています。

高所作業を伴う工事

エアコンの取り付けや取り外し、移設工事では、高所作業を伴う場合があります。室内機と室外機の設置階が別になるケースがそれで、たとえば室内機を2階に、室外機を1階に置く場合は、長い梯子を使っての作業が必要になります。この場合の作業時間は、30分~1時間程度です。

この階差が、3階と1階などとさらに大きくなってくると、作業時間が延びて1時間~1時間30分かかる場合もあります。これについても、事前に見積りをしてしっかり確認しておきましょう。

エアコン工事を短時間で終わらせるコツ

上で見たように、取り付け・取り外しや移設といったエアコン工事には、比較的まとまった時間が必要となります。状況によってはさらに長くなる可能性もありますが、工夫によって工事完了までの時間をなるべく短く収めさせることもできます。
ここからは、そうした具体的なコツについて解説します。

作業エリアを整理しておく

エアコンの工事時間をなるべく短くするには、事前の準備が肝心です。まずは、エアコン工事に必要な作業場所を確保し、その周辺を片付けておきましょう。室内機の真下の物はどかし、工具類が置けるくらいのスペースを空けておきます。

こうしてきちんと整えておくことで、工事をスムーズに進めることができ、時間短縮につながります。反対に、室内機や室外機の周囲が散らかったままだと、最初に邪魔な物をどける作業から入らねばならず、余計な時間が取られます。エアコンの搬入・撤去の際は動線の確保も必要なので、玄関から作業場までのラインも片付けておくようにしましょう。

予約は朝一番か午前中に

エアコン工事を遅らせたくない場合、予約の時間帯もポイントになってきます。

重要な前提として、エアコン工事の予約は、「〇時から」というように時間を細かく指定することができません。工事業者は1日に現場をいくつも回らなくてはならず、しかもその現場の状況などによっては、思わぬ遅延が生じることも多いためです。そのため後の方の予約になると、時間が大きくずれ込むことも考えられます。

ただ大まかな指定はできるので、予約は午前中や朝イチといった早めの時間帯にしておくのがおすすめです。この時間であれば、前の現場の影響を受けることなく、比較的スムーズに工事を行いやすくなっています。

エアコンの設置環境について業者に伝えておく

エアコン工事の時間を無駄に延ばさないためには、事前の段取りが重要になりますが、そのために依頼者側は、業者が踏まえるべき情報をきちんと知らせておく必要があります。作業に来たスタッフが、そこで初めて追加工事の必要性に気づけば、時間の延長は避けられません。そればかりか、その日の取り付け・取り外しが不能となる事態もありえます。

そうしたことのないように、自宅のエアコン設置環境がどういった具合になっているのか、前もってできるだけ詳しく報告しておきましょう。特にエアコン専用コンセントや配管穴の有無、室外機を置けそうな場所などの確認・報告は必須です。

施工日は時間に余裕のある日を

早めの予約を取り、エアコン設置環境を適切に伝えておいたとしても、工事時間が必ず予想の範囲内に収まるとは限りません。どんな現場でも、不測の事態が起こることは十分ありえます。そのため施工日に関しては、ある程度時間に余裕のある日を確保しておくことが必要になります。ギリギリしか時間の取れない日では、アクシデントへの対応が困難です。

前述のように、取り外しも含めた交換工事だと、全体で3時間ほどかかります。追加工事などが発生するケースを考えれば、前後に2~3時間の余裕は必要なので、最低でも半日は体を空けられる日に設定しましょう。

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