エアコン工事費用を安くする方法5選
引越しなどに伴い、取り付け・取り外しといったエアコン工事の必要が生じると、気になることがいくつも浮かんできます。特に費用面についての心配は、大抵の人に共通するでしょう。誰しもできるだけ安い値段で工事したいところだと思いますが、具体的にどうすれば、そうしたことが可能なのでしょうか。
本記事では、エアコンの設置や移設などの工事を安く行うためのポイント5つについて解説しますので、現在エアコン工事の依頼を検討している方などは、ぜひ参考にしてみてください。
繁忙期以外の時期に頼む
取り付け・取り外しなどのエアコン工事費用を安くする上では、「繁忙期を避けて依頼する」ことが大きく役立ちます。
どんな業種でも同じですが、繁忙期となるシーズンは、それ以外の時期と比べてサービスの値段が高くなります。エアコン工事も例外ではなく、繁忙期にあたる初夏から真夏(5月下旬~8月ごろ)の依頼は、費用が高額につきやすくなっています。
反対に9月中旬~11月ごろは、例年依頼が減る閑散期にあたるため、割引キャンペーンを行う業者も少なくありません。そうしたものを利用することで、比較的安い費用で移設などのエアコン工事を頼むことができます。
自分で設置する
費用だけの点を考えれば、自分で設置などを行うことで、工事を安く済ませることは可能です。
「標準工事」と言われる基本的な設置工事のDIY方法については、指南するサイトをネット上で簡単に見つけることができます。必要な工具も、レンタルにより比較的安い値段での入手が可能です。うまくいけば、トータルの工事費用をかなり下げられますが、はっきり言ってこの手段はおすすめできません。
なぜならば、リスクの方が高すぎるためです。作業ミスによりエアコンや建物を損傷させる可能性が低くありませんし、ガス漏れなどを起こすおそれもあります。よほど知識や技術に自信があるのでない限り、専門業者に工事を任せるのが得策でしょう。
見積りは複数の業者から取る
基本的なポイントですが、エアコン工事の見積りを取る際は、必ず複数の業者に依頼するようにしましょう。
同一の条件で複数業者から見積りを取ることを、「相見積り」といいます。どの業界でもある程度の費用相場が存在しますが、1社のみから見積りを取っても、それが相場に適っているかどうか、素人ではなかなか判断できません。
一方相見積りをすれば、複数業者の提示内容を比べられるので、相場の把握に大きく役立ちます。適切な内容かつ、比較的安い値段で作業を頼める業者を見つけやすくなるでしょう。
なお、相見積りは最低3社で行うべきとも言われています。
パック料金について確認する
エアコン工事の費用を安く抑えたいのであれば、「パック料金」について確認しておくことも大事なポイントです。
エアコン工事業者の中には、「パック工事」を用意しているところもいくつか見受けられます。通常エアコンの取り付け工事では、「標準工事」という基本的な工事とそれ以外のオプションという形で料金が設定されますが、パック工事を提供している場合、オプションとして頼むよりお得な値段でサービスを受けることができます。
具体的には、化粧カバーや新しい配管をセットで頼めるといった具合です。そうしたパックの中で希望に適うものがあれば、利用することで費用を下げられる可能性があります。
不要なオプションに手を出さない
「必要でないオプションの利用は避ける」ということも、エアコン工事を安くすませる上で見過ごせないポイントになります。
上でも述べたように、エアコン工事の料金表にはオプションという形で、標準工事外の各種メニューが記載されているのが通常です。化粧カバーの設置や既存エアコンの移設といったものなどですが、これらの中でどうしても必要なものが出てくることは、当然あり得ます。しかし、そうとは言えないものについて安易に利用すると、費用が高額につきやすくなってしまいます。
業者の中には、見積り後にいろいろな理由をつけて、オプションを利用するよう強引に誘導してくるところもあります。明らかに不要な工事を勧められていると感じたら、その業者は注意した方が良いでしょう。