エアコン取り付け工事費用の相場10選

エアコン取り付け工事費用の相場10選

エアコンの取り付け工事にかかる費用の相場について解説します。引越しなどでエアコンを新たに取り付けなくてはならなくなった際、工事費用が大体いくらぐらい必要なのかは、大いに気になるところでしょう。エアコンの取り付け工事で発生する費用は、施工内容によって変わってきますが、本記事ではケース別の費用の相場について紹介していきます。現在エアコンの取り付け工事を業者に依頼しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

標準工事費用の相場

エアコンの「標準工事」とは、エアコンを取り付けるための基本的な工事を指し、一般的に次の作業内容を含みます。すなわち、「室内機の設置」「室外機の設置」「配管接続(4mまで)」「真空引き」「アース端子への接続」「エアコン接続回路への接続」の6つです。ただし、業者によって具体的な内容が異なる場合もあるので、詳細については見積り時に確認しておく必要があります。

エアコン取り付けの標準工事の費用相場は、エアコンの対応畳数により変わってきます。大まかに言えば、対応畳数が6~12畳(~3.9kW)か、14畳以上(4.0kW)かで分けられます。

なお、引越しなどに伴うエアコン移設では、一部部材を再利用することもあり、新品の取り付けよりも費用を押さえられる場合があります。ただ、部材の再利用については業者によって判断が分かれるため、必ず安くなる保証はありません。

消費電力別のエアコン取り付け工事費用相場

6~12畳(~3.9kW)

上で述べたように、エアコン取り付け工事の費用相場は、主にエアコンの対応畳数に左右されます。一般的にルームエアコンの対応畳数は6畳から26畳までの9タイプに分けられますが、多くの場合で12畳以下が100V、14畳以下が200Vと、14畳を堺として電圧が分かれます。ワット数で言うと、6~12畳に対応するエアコンは3.9kW以下となります。

6~12畳を対応畳数とするエアコンの標準工事費用の相場は、大体10,000円~20,000円ほどです。

14畳以上(4.0kW~)

続いては、14畳以上のエアコンの取り付け工事費用の相場について見ましょう。

14畳以上のエアコンの電圧は200Vで、ワット数(消費電力)は4.0kW以上となります。電圧の違いが料金に影響するかは業者によって対応が異なりますが、消費電力が変わると料金も変わってくるケースが多数となっています。4.0kW以上のエアコンにおける取り付け標準工事の費用相場は、およそ13,000~30,000円ほどと、3.9kW以下の場合と比較して高めになるのが通常です。

追加工事費用

エアコンの取り付けは、標準工事だけで済むケースばかりではありません。それだけでは十分運転できなかったり、他の要素を望む場合などについては追加工事が必要となります。ここからは、エアコン取り付けの追加工事費用の相場を紹介していきます。

特殊な材質の壁に穴を開ける工事

エアコン取り付けの標準工事には、「穴あけ(1ヵ所)」が含まれる場合もあります。室内機と室外機をつなぐため、壁に配管を通さなくてはなりませんが、そのための穴がない場合はあらためて開ける必要があります。

この時、壁の材質がコンクリートやタイルといった特殊なものであった場合、「穴の開けやすさ」の点で難度が高いため、追加料金が発生するケースが多くなっています。そうした場合の費用相場は、大体10,000円~12,000円ほどです。

特殊な室外機設置費用

エアコン取り付け工事における一般的な室外機の設置は、ベランダの床や地面に土台を作り、その上に乗せるという形で行われます。しかし、周囲に障害物があるなどの理由により、そうした通常の方法が使えないこともあります。その場合、軒下に吊り下げたり屋根に置くなどの方法が取られますが、このような特殊な設置は大抵オプション扱いとなり、追加工事費用が請求されます。

おおよその相場は10,000円以上ですが、具体的な設置法によってかなり変わってくるので、詳細については見積りなどの際にしっかり確認しておきましょう。

配管延長費用

上でも書いたように、室内機と室外機をつなぐ配管類の接続は、一般的に4m以内であればエアコン取り付けの標準工事に含まれます。しかし、配管の長さが4mを超える場合は、やはりオプション工事として追加費用が発生するケースが多くなっています。

このような工事の例としては、2階に室内機を設置し、1階の地面に室外機を置くケースなどが該当します。通常は配管類を1m延ばすごとに追加料金が発生する仕組みで、費用相場は1mあたり3,000円~4,000円ほど(銅管・電線・ドレンホースをすべて延長する場合)となります。

配管カバーの取り付け費用

エアコンの取り付け工事に際しては、業者に「配管カバー(化粧カバー)の取り付け」を頼むことも可能で、こちらも追加費用の対象となります。

配管カバーとは、文字通り配管類を覆うプラスチック製のカバーになります。一般的なエアコン配管の処置は、周りにテープを巻きつけ穴の縁にパテを塗るだけですが、これにカバーを設置すると見栄えが良くなり、さらに風雨の悪影響も防ぐことができます。

室内・屋外両方に配管カバーを取り付ける場合の費用相場は、14,000円~20,000円ほどとなります。

隠蔽配管費用

こちらもエアコンの配管に関連する工事になります。室内機から室外機に延びる配管類を、外部から見えないように取り付ける工事で、施工にあたってはやはり追加費用が請求されます。

具体的には、パイプを壁の内側に通す工事が行われます。こうすることで配管が隠れ、見た目をすっきりさせられます。家屋の新築時に行われることが多く、工事の費用相場は、10,000円~15,000円ほどになります。

新築以外の家屋でもスペースさえあれば施工できますが、エアコンを交換する際費用が割高になるなどデメリットが大きいことから、長く住む家の場合はあまりおすすめできません。

エアコン専用コンセントの増設費用

エアコンを稼働させるにあたり必要となるのが、コンセントです。エアコンの近くに電気がある場合には必要がありませんが、ない場合には専用のコンセントを増設する必要があります。

エアコン専用コンセントの増設にかかる費用の相場は、回路工事のみの場合、13,000円~15,000円ほどとなっています。

既存のエアコンの取り外し・処分費用

買い替えに伴うエアコン取り付け工事の場合、追加費用を支払うことで、既存のエアコンの取り外しや処分についても頼めるケースが多くなっています。

その場合取り外し工事にかかる費用相場は、標準工事によるものであれば、5,000円程度です。業者によっては、取り付けと取り外しのセット依頼で割引となるプランを用意しているところもあるので、そうしたサービスを探してみるのもよいでしょう。
ただ、取り付け工事同様オプション料金が発生するケースもあるので、見積りでのチェックは不可欠です。

一方エアコンの処分費については、リサイクル料金と運搬費合わせて2,000円~3,000円ほどが大体の目安となります。

3階以上への搬入費用(エレベーターなしの物件)

こちらは工事にはあたりませんが、エアコンの搬入に際して階段の上り下りが必要となる場合、追加料金を取られるケースが多くなっています。

この場合、3階以上への搬入で請求されることが多く、料金相場は3階で1,000円、4階で2,000円、5階で3,000円ほどとなります。一方2階までであれば、搬入作業は取り付け標準工事の内容に含まれるのが通常です。

住んでいる建物にエレベーターがなく、なおかつ3階以上のフロアに住んでいるという方は、こうした点についても注意しておいた方が良いでしょう。

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