業者に障子の張替えを依頼するメリット5選

業者に障子の張替えを依頼するメリット5選

障子は古来から日本人の暮らしに寄り添ってきた存在で、かつては大掃除の時など、年に一度は張替えるのが通例でした。もちろん、現在でも張替えはあちこちで行われていますが、自分でやる人は昔に比べ減っています。代わって作業を手掛けるようになったのが、表具屋などの業者です。業者に障子の張替えを依頼することには、いくつものメリットがありますが、具体的なことが知りたい人も多いでしょう。

本記事ではその点について解説しますので、現在業者への依頼を検討している方は、参考にしてみてください。

仕上がりがキレイ

業者に障子の張替えを依頼すると、きれいに仕上がるというメリットが得られます。

障子の張替えは、作業自体はシンプルですが、難易度は決して低くありません。慣れないと、どうしてもシワが寄るなど失敗の確率が高くなります。一方、表具屋などの業者はプロですから、長年培った経験と技術により、状況に関わらず確実で質の高い仕事をこなすことができます。

用途や目的に合った障子紙の相談ができる

障子紙には、さまざまな種類があります。パルプが主体のパルプ障子紙や、レーヨンを配合したレーヨン障子紙、塩化ビニールのシートで強化したプラスチック障子紙、本格的な手すき和紙などで、それぞれ特徴も違えば価格帯もバラバラです。

こうした数多くの紙の中から、素人が用途や目的に合うものを選び出すのは、容易ではありません。しかし、紙の知識が豊富な業者に張替えを依頼すれば、要望に即した適切なアドバイスをもらうことができます。

手間がかからない

障子の張替えには、ある程度まとまった時間が必要です。具体的な作業時間は状況によって異なりますが、慣れない場合1枚2～3時間は必要と考えた方が良いでしょう。当然枚数が多いほど、より多くの時間がかかります。

それだけの時間を確保するのはなかなか大変で億劫ですが、これも業者へ依頼することで解決できます。引き取りから張替え、納品まで全てお任せできて、依頼者側の手間はほとんど何もありません。

道具が必要ない

障子の張替えを自分でやるとなると、まず道具を揃えるところから始めなくてはなりません。障子紙以外で必要なのは、紙のはがし剤、カッター、両面テープ、定規、スポンジ、へら、障子のりなどです。これらの入手は比較的容易ではあるものの、全て一から揃えるのはやや面倒ですし、費用もそれなりにかかります。

もちろん、業者への依頼料はそれより高額ですが、自分で道具をそろえる手間は省けます。とにかく労力をかけたくないという人には、小さくないメリットです。

壊れても補償が受けられる

障子の張替えでは、障子枠にうっかり傷をつけてしまう、折ってしまうといった事態が発生する可能性もあります。業者が手がける張替えでは、DIYの場合に比べ、そうしたアクシデントが起こる確率は高くありません。しかし、まったくないとも言えないのが実情です。

ただ、障子の張替え業者の中には、保険に加入しているところも多くなっています。そうした業者に依頼すれば、万が一の場合でも、しっかりと補償を受けることができます。