畳の寿命を伸ばすコツ5選

畳の寿命を伸ばすコツ5選
きれいに整った畳を見ると、すがすがしい気分になる人は多いでしょう。しかし、畳も物である以上は、やがて寿命がやってきます。表面や芯材の劣化が目に余る状態になれば、新調するしか手段がありませんが、できるだけその時期は遅らせたいところです。では、どうすれば畳の状態を良好に保ち、寿命を長引かせることができるのでしょうか。
本記事では、畳の寿命を延ばすためのコツについて解説しますので、畳の劣化が心配な方などは参考にしてみてください。
湿気に注意する
畳の寿命を延ばす上でまず気を付けたいのが、湿度のコントロールです。
畳の持つ重要な機能に、「湿度の調整」があります。畳は湿度が高い時に大量の水分を吸収し、乾燥すると、今度はため込んだ水分を放出します。そうやって室内の湿度の調整をしてくれるわけですが、大量の水分を吸収できることは、カビの発生をもたらしやすい諸刃の剣でもあります。
そのため、必要以上の湿気をためないことが重要になります。普段から窓やドアをこまめに開けて換気を促し、水などをこぼしたら、すぐに拭き取るようにしましょう。
表面に傷をつけない
畳の寿命を延ばすためには、なるべく表面に傷をつけないようにすることも大切です。
畳の表面は、イグサを編んで作った「畳表」と呼ばれるゴザになります。イグサは比較的耐久性の高い素材ですが、年月を経たり手荒な使い方をすると、毛羽立ちやささくれができやすくなります。これらが目立つようになれば、表替えなどの張替えを行わなくてはなりません。
畳の上のタンスなどを動かす場合は、傷をつけないよう十分注意しましょう。雑巾や掃除機で畳を掃除する場合も、畳の目に沿って行うことが大事です。
こまめに掃除を行う
ダニやカビの発生は、畳の寿命を縮める要因となります。そのため、これらが付かないよう気を付ける必要があります。
その上で効果的なのは、やはりこまめな掃除です。汚れを放置すると、ダニやカビの温床となるので、日ごろから綺麗な状態を保たなくてはなりません。ジュース類をこぼした際も、間を置かずにしっかり拭き取ってしまいましょう。
雑巾がけについては、乾拭きが基本です。掃除機はゆっくりと畳の目に沿ってかけ、隙間にはまって取りにくい小さなごみは、ほうきでかき出してください。
また、風通しの良い日に日陰干しをすることも、ダニやカビの発生防止に役立ちます。
畳の上の布団や家具に気を付ける
畳の上にはいろいろな物が置かれます。布団を敷いたり家具を乗せることもあるでしょうが、これらの扱いにも気を付けなくてはなりません。
布団を敷く場合は、敷きっぱなしにしないことが大切です。人間は寝ている間にたくさんの汗をかき、それらの多くは布団に吸い込まれていきます。その布団を敷きっぱなしにしていると、畳を汚しカビなどを発生させる原因となります。
また、あまり重い家具を上に置かないことも重要です。重量のある家具を畳の上に直接置くと、畳がへこんだり傷んだりしてしまいます。動かす際にも傷がつきやすいので、他に場所がある場合は、そちらに置いた方が良いでしょう。
定期的な張替えを行う
畳の寿命を最大限延ばそうと思えば、定期的なメンテナンスを怠らないことも重要になります。
畳の定期メンテナンスとは、具体的に言えば「張替え」です。張替えというと、畳を丸ごと取り替えるイメージですが、その他の手段もあります。まず、使用し始めてから3年~5年ほど経った時に行うのが、畳表の裏と表を入れ替える「裏返し」になります。一方、使用開始から4年~7年ほど経った時期は、畳表を新しくする「表替え」のタイミングです。畳床の状態や業者の処置が良ければ、表替えは複数回行えます。
こうしたメンテナンスを経ることで、畳の状態を可能な限り良好に保つことができ、新調までの時間を長引かせることができます。