畳の張替えをホームセンターに依頼するメリット・デメリット4選
畳は時間の経過とともに、表面が擦り切れるなどの劣化が進行していきます。程度がひどくなると、張替えするしかなくなりますが、その際依頼先に迷う人は少なくありません。畳の張替えの依頼先でまず思いつくのは「畳専門店」でしょうが、もう1つ「ホームセンター」という選択肢もあります。では、ホームセンターへの張替え依頼には、どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
本記事ではその点について詳しく解説しますので、現在畳の張替え依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
メリット
畳の張替えをホームセンターに依頼する一番のメリットは、大手のブランドネームから来る「安心感」にあると言えるでしょう。
また畳専門店の場合、現在は一般に利用機会が減る傾向にあることから、何となく敷居が高く感じられるケースも多くなっています。それに対しホームセンターは、日ごろからよく利用するという人も多く、身近に感じやすい存在です。接客も丁寧で、分からないことについては質問しやすいため、依頼の心理的ハードルが比較的低いという特徴があります。
さらに、ポイントカードの利用が可能な店舗が多い点も、ホームセンターならではのメリットになります。
デメリット
作業を行うのは別の業者
ホームセンターが畳の張替えを受け付けたとしても、大抵の場合、その店舗が実際に作業を手掛けるわけではありません。多くは、近隣の畳専門店へ下請けに出す形式となっています。ホームセンターは、申し込みと支払いの窓口という役割であり、依頼内容は受付店舗を介して業者へ伝えられます。その分、実際に作業に入るまでに時間がかかりがちです。
また、提携する業者が複数あり、どの業者が担当するかで作業の質などが変わる点も、デメリットの1つになります。
一度は店舗に出向く必要がある
畳専門店の場合、電話やインターネット経由で張替え依頼を完結できるケースが多くなっています。申し込み後は業者が現地に赴き、畳などの状態を確認して、見積りを出す流れとなります。そのため、手間も少なくすみますし、トラブルが起こるリスクもあまりありません。
一方、ホームセンターへの依頼では、申込書などの記入の必要上、一度は店舗に出向かなくてはならないことが多くなっています。また、畳の状態を確認せず作業に入るのが一般的なため、現場で追加料金が発生するケースもあります。
こうした点も、デメリットに含まれるでしょう。
家具移動などが別料金となる場合も
畳の張替え代金の中には、運搬費や工事費が含まれます。これは、畳専門店であれホームセンターであれ、依頼先に関わらず一般的なことです。
その一方で気を付けたいのが、家具の移動などに関する費用です。ホームセンターによっては、張替えに際し重い家具などを動かさなくてはならない場合、移動の費用等を別途請求するケースがあります。
こうしたように、畳の代金以外でどういった費用が求められるのかは、見積りの際しっかりチェックしておく必要があります。