畳にジュースやコーヒーなどをこぼした際の掃除方法4選

畳にジュースやコーヒーなどをこぼした際の掃除方法4選

畳は換気などのメンテナンスに気を付けていれば、10~20年は持つと言われています。しかしその上で生活する以上、アクシデントによる致命的な汚れで、寿命を縮めてしまう可能性も否定できません。ジュースやコーヒー等の液体をこぼすといった行為も、その1つにあたります。ただ、液体のこぼれが即致命傷となるわけではなく、素早く適切な対処でリカバリーすることも十分可能です。

本記事では、濡れた畳を放置することの危険性と、液体別の掃除方法について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

濡れた畳を放置する危険性

濡れたままだとカビ発生の危険が

畳にジュースなどの液体をこぼしてしまったのに、そのまま放置した場合、どのような事態が起こり得るのでしょうか。

考えられるのは、カビの発生です。畳は吸湿性が高く、多量の水分を溜め込む性質を持っています。そのため、こぼれた液体の多くは畳の内部にとどまりますが、これはカビの生育にとって非常に好ましい環境です。カビは一旦発生すると、目覚ましいスピードで繁殖するため、最悪の場合、張替えしか対処法がなくなるということもあり得ます。

また、こぼしたのがコーヒーのような色の濃い液体だとすると、シミが残る可能性も高くなります。こうしたことから、畳が濡れた場合は、すぐに掃除による対処をすることが重要となります。

濡れた畳の原因別対処法

上で述べた通り、畳に液体がこぼれたら、なるべくすぐに対処することが大事になります。ただ、液体といっても種類はさまざまで、対処にあたってはその種類ごとに適した方法を取らなくてはなりません。
ここからは、そうした液体の種類別に見た濡れた畳の掃除法について紹介します。

畳にこぼしたのが水だった場合は、水分を可能な限り除去するのが何より大事です。

使うのは乾いたタオルや新聞紙で、それらをこぼした箇所に乗せます。その際、擦ったりすると水分が畳内部まで浸透してしまうので、注意しなくてはなりません。これ以上無理というところまで吸収できたら、後はエアコンもしくは乾燥機によって、畳を乾燥させてください。乾燥し終えたところで、水に対する処置は完了となります。
一方、大量の水をこぼしてしまった場合、内部深くまで水分が浸透している可能性があるので、日陰の風通しの良い場所で乾かした方が良いでしょう。

こうした素早い対処でも傷みやカビが発生した場合は、畳の張替えや交換の検討が必要となります。

ジュース

畳にジュースをこぼした場合の対処法は、水の場合とやや異なります。ジュースには糖分が多く含まれており、単に水分を除去するだけでは、十分に処理できないためです。

最初は水の時と同じく、乾いたタオルで水分を吸収します。あらかた吸い取った段階で、続いて濡れタオルと乾いたタオルを交互に使い、畳を拭きましょう。こうすることで、次第に付着した糖分が薄められていきます。この作業を何度か繰り返した後は、窓を開けて外の風を部屋に入れ、濡れた畳を乾かしてください。乾燥し終わったら、処置も完了となります。

ただ、あまりに濡れ具合が激しい場合は、屋外へ運び日陰で一度干した方が良いでしょう。

コーヒー・醤油など

こぼしたのがコーヒーや醤油のような色付きの液体の場合、目立つシミが残るかもしれません。張替えや交換を余儀なくされる可能性もあるため、念入りに掃除する必要があります。

まずは、やはり水分を迅速に除去します。続いて、塩やベビーパウダーなどの粉末をこぼした箇所にふりかけ、沁み込んだ液体と汚れをそれらに吸着させましょう。十分吸着させたところで、歯ブラシ・スポンジ等で畳の目の間の汚れを掻き出し、それらを掃除機で吸い取ります。仕上げに濡れタオルで汚れた箇所を水拭きして、エアコンや日陰干しで完全に乾かせば、すべての処置の完了となります。

インク

ペンやプリンターのインクをうっかりこぼしてしまった場合も、シミが残る可能性が高まります。

まずはこぼしたインクにタオルを押し当て、汚れがそれ以上広がらないよう、可能な限り吸い取ってください。この際も、決して擦らないことが重要です。表面のインクを除去できたら、続いて洗濯用の酵素系漂白剤を水で薄め、タオルに染みこませます。それで付着したインクを叩いて拭き取っていけば、かなりの程度シミを除去できるはずです。

こちらはそのほかの濃いシミにも使える方法ですが、漂白剤によっては畳が変色する可能性もあるので、その点は気を付けねばなりません。濃度も要注意で、シミの取れ具合に応じて、徐々に調整していくよう心がけましょう。

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