遺品整理を自分でやるメリット・デメリット7選

遺品整理を自分でやるメリット・デメリット7選

「遺品整理」は、亡くなられた方の遺族が直面する重大な問題です。これまでは遺族が自ら行うのが常識でしたが、昨今はこれをサービスとして提供する業者も増えています。どちらを選択した方が良いかは、ケースごとに異なりますが、それを決める手がかりとなるのが、それぞれが持つメリットとデメリットについての知識です。

本記事では、遺品整理を自分でやることのメリット・デメリットについて紹介していきますので、遺品整理のやり方について悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくだい。

メリット

コストがかからない

「コストがかからない」というのは、遺品整理を自分でやる際の大きな利点です。

専門の業者に依頼する場合、当然サービスに対する代価が必要になります。料金は場合によってさまざまですが、数万円は確実にかかります。しかも作業する部屋が広いほど、この料金は高くなっていき、場合によっては50万円以上かかるケースもあります。これは決して小さくないデメリットと言えるでしょう。

これに対し、自分の手で整理すれば、このコストの大部分を抑えることができます。なるべく出費を避けたいという人にとっては、かなりのメリットであると言えます。

気持ちの整理が付きやすい

遺品整理を自分でやるメリット、2点目は、「気持ちの整理を付けられる」ということです。

業者に整理をお願いした場合、依頼者は現場に立ち会うことはあるものの、実際に作業を行うのはスタッフになります。遺族はその様子を眺めるだけで、遺品は他人の手に委ねるしかありません。これはある意味デメリットと言えるでしょう。

一方、自分で整理をすれば、一点一点の遺品を自らの手で扱うことになり、それらの思い出などと向き合うことができます。辛さや心の痛みはあるかもしれませんが、返って踏ん切りや心の整理は付きやすい面もあります。

丁寧に整理できる

もちろん遺品整理専門の業者にも、プロらしい丁寧な作業が期待できますが、やはり遺族とは無関係な他人である以上、細かい見落としなどが起こる可能性は否定できません。特に身内にしか価値が分からないものなどについては、そうした恐れが強くなるというデメリットがあります。

それに対し、自分で整理を行うことで、遺品の細部にまで目を行き渡らせることができます。忘れていたような思い出の品も発見しやすくなりますし、大事な探し物も見逃すことはありません。こうした点は、業者に依頼する場合では得られないメリットであると言えます。

デメリット

続いては、遺品整理を自分で行うことのデメリットについて見ていきましょう。遺品整理は決して簡単な作業ではなく、特に協力してくれる人がいない場合などには、負担はかなり大きなものとなります。ここではそうしたデメリットについて、以下にいくつか挙げて見ました。

時間がかかる

遺品整理を自分でやるデメリット、まず1点目は、「思ったより時間がかかる」ということです。

実際に自分で遺品を整理するとなると、想像以上の時間を要することを覚悟しなくてはなりません。1つ1つ残す物や処分する物などに仕分けしていき、それぞれについて形見分けをしたり、処分の手配をしていかないとなりませんし、掃除もする必要があります。場合にもよりますが、2週間以上かかることも珍しくありません。

一方、プロの業者に頼めば数人がかりでテキパキ作業を進めてくれるので、数時間程度で終わらせられるというメリットがあります。

仕分け作業に神経を使う

「仕分け作業が大変」ということも、遺品整理を自分でやるデメリットの1つです。

遺品の整理とは、1つ1つの遺品を種類別に仕分けし、それぞれについて適切に処理していくことです。中にはいらない物ばかりあるわけではなく、銀行通帳やカード、権利書といった大事な物も含まれており、それらの処理に法的な手続きを要する場合もあります。さらに、貴金属などの貴重品の処分も、慎重に行わなくてはなりません。

それに対し、プロの業者に任せれば、全ての処理を適正かつ効率よく進めてもらえるというメリットがあります。

精神的・肉体的な負担が大きい

「精神的にも肉体的にも負担がかかる」という点も、自分で遺品整理をやるデメリットに挙げられます。

「メリット」の項目で、「自ら整理することは気持ちの整理につながる」と述べましたが、突然ご家族を亡くしたなどの場合は、返って辛さが増してしまうことも多くなっています。また、重い家具を運んだり掃除をすることも相当の負担で、特に高齢の方にとっては容易ではありません。

一方、専門業者に依頼すれば、プロとしての行き届いた作業が期待できるので、こうした負担を感じずに済みます。

近所迷惑の恐れも

遺品整理を自分でやるデメリット、最後は「近所迷惑の恐れがある」ということです。

遺品整理は大がかりな作業で、家具を動かしたり荷物を外に運び出したり、あちこち掃除もしなくてはなりません。こうした作業では、どうしてもある程度の音や振動が発生してしまいます。一軒家ならまだしも、アパートなどの集合住宅なら、近所に与える影響は決して小さくないでしょう。

業者が行う場合も、同じようにこうした問題が付きまといますが、優良な業者であれば、適切な対応をちゃんと心得ています。事前の挨拶回りもしっかり行ってくれるので、トラブルに発展しにくいというメリットがあります。

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