遺品整理の費用を比較する際のポイント
遺品整理サービスの利用にあたって、「費用がどれくらいかかるか」を心配する方は多いでしょう。なるべく条件の良い業者に頼みたいというのが一般的な要望でしょうが、そこで大事になるのが、見積もりによる費用の比較です。ただ、これについても漫然と行うのではなく、いくつかの要点を抑えておかないと、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
本記事では、遺品整理の費用を比較する際のポイントについていくつか紹介しますので、現在遺品整理の依頼先を検討している方などは、参考にしてみてくだい。
見積書の明細をチェックする
遺品整理の費用を比較する際のポイント、まず1つ目は、「見積もりの細かい内容を確認する」ということです。
どんな種類の見積もりでも、内容を内訳項目ごとに分けて記載し、全体の費用を算出するのが通常です。遺品整理においても、作業種別や家財リスト、各作業の料金明細、オプションとその費用などがきちんと書かれています。費用の比較は、こうした細かい内容をチェックしないと十分にできません。
しかし、中には見積もりの明細を示さず、いきなり高い金額を提示してくる業者や、見積書の作成自体拒否する業者もあります。こうした業者に対しては、きちんと細かい内訳を提示するよう要求し、それでも拒むようであれば、契約を見送るのが賢明です。
契約書の追加請求の項目をチェックする
遺品整理の費用を比較する際のポイント、2点目は、「契約書にある追加請求項目について確認しておく」ということです。
遺品整理全体にかかる費用を把握するには、見積書を見るだけでは不十分です。なぜならば、条件次第で作業料金が加算される「追加請求」について見逃してしまう可能性があるからです。
業者の中には、見積もりの段階では格安の額を提示しておいて、後で契約にある追加請求の項目を盾に、高額な請求をしてくるところもあります。依頼者がこの項目を見逃していることに付け込んだ、悪質な手口です。
優良な業者であれば、見積もりの際に追加請求についても説明してくれますが、全ての業者がそうだというわけではありません。ですので、契約書の内容をきちんとチェックし、追加請求の可能性について業者側に質問しておきましょう。
相見積もりを取る
遺品整理の費用を比較する際のポイント、3点目は、「複数の業者から見積もりを取っておく」ということです。
これは遺品整理に限りませんが、見積もりを取るにあたっては、複数の業者に依頼する「相見積もり」が基本になります。なぜなら、1社だけに依頼してそのまま契約した場合、適正な相場が分からないままになってしまうためです。それがたまたま優良な業者であれば幸運ですが、悪質な業者に引っかかって高額な請求をされるおそれも十分にあります。
そうした危険を避けるために、見積もりは必ず複数の業者から取っておきましょう。最低でも3社からは取っておかないと、公正な比較はできません。もしも見積もりの段階で強引に契約を迫ってくるようであれば、その業者は悪質である可能性が高いので、きっぱり断るのが無難です。