遺品整理を安くするコツ4選

遺品整理を安くするコツ

近年は遺品整理サービスを利用するケースが増えていますが、現在同サービスの利用を検討しているという人にとっては、いくつか不安な点があるのも事実でしょう。中でも「費用」については悩ましいところで、「高くつくのでは？」と考える人も多くなっています。ただ、この点に関しては、工夫や努力次第でコストを下げることも可能です。

本記事では、遺品整理にかかる料金を安くするコツをいくつか紹介していきますので、遺品整理の依頼先を探している方や、遺品整理について考えているという方は、ぜひ参考にしてみてくだい。

自分でできる範囲の整理をしておく

遺品整理を安くするコツ、1つ目は、「可能な限り自分で整理してみる」ということです。遺品整理の作業内容の中には、一般の人でもできるものがいくつか含まれます。もちろん、プロのように手際よく行うのは難しいでしょうが、時間をかければ十分可能です。それらの作業を地道にできる範囲で行っておくと、遺品整理のコストを抑えることができます。

もっとも手が付けやすい作業は、「掃除」でしょう。ゴミが溜まっていると、別料金で掃除費用を取られる可能性もありますから、できるだけ片づけておくのがおすすめです。ゴミ屋敷と呼べるほどの量になると、自力でやるのはかなり大変ですが、それでも不可能ではありません。事前の計画や手伝ってくれる人の手配、日程の確保といった準備が整っていれば、かなりの部分は片づけられます。それでも無理な部分に関しては、業者にお願いすると良いでしょう。

不用品を処分する

遺品整理を安くするコツ、2点目は、「不用品はなるべく処分しておく」ということです。

遺品整理では、料金は処分する荷物量に比例して高くなるという特徴があります。ですから、あらかじめ要らない物を選別し、可能な物は自分で処分しておくと、それだけ料金を安く抑えることができます。また、当日になって「これは残そうかどうしようか」などと悩んでいると、余計な時間がかかって、そのぶん費用も高くついてしまう可能性があります。こうしたことを避ける上でも、事前に不用品はきっちり分け、できる限り処分しておいた方が良いでしょう。

比較的処理が難しいのは、大型家具や家電品などですが、それ以外の小物類などについては、可燃ごみや不燃ごみなどとして簡単に処分することができます。

買取可能な物を売る

「買取可能な物については業者に買い取ってもらう」ということも、遺品整理の料金を安くするポイントになります。

残された遺品には大量の不用品が含まれる一方で、貴重な物や再利用できる物が見つかる場合も少なくありません。こうしたものを買取業者やリサイクルショップ等に売れば、そのぶん遺品整理にかかるコストを下げることができます。たとえば大型の家具や家電製品などは、普通に処分するとなると、自治体のルールで決められた料金が発生します。一方、買取業者に頼めば、安くてもいくらかのお金を手にすることはできます。場合によっては、意外な高値が付くこともあります。

買取が期待できる品物としては、家具・家電のほか、骨董品や陶器、宝飾品、ブランド品、カメラ、オーディオ機器といったものがあります。

見積もりを複数の業者に依頼する

遺品整理を安くするコツ、最後に紹介するのは、「複数の業者から見積もりを取る」ということです。これはコツというより基本的なことですが、見積もりは1社からでなく、必ず何社からか取っておきましょう。でないと、公正な比較ができないばかりか、場合によっては悪質な業者を引き当て、高額な料金を請求される恐れもあります。

依頼する業者はできるだけ多い方が良いですが、実際にはある一定の数を超えると、後は大体同じレベルになるのが通常です。ですので、一般的な目安としては、大体3～5社くらいが妥当と言えます。少なくとも3社は必須と考えた方が良いでしょう。

この場合、見積もりに詳しい内訳が記載されていなかったり、内容についての説明がない業者は要注意です。いくら見積もりが安くても、後で追加料金を請求してくる可能性があります。