遺品整理士とは?仕事内容と遺品整理士に依頼するメリット

遺品整理士とは?仕事内容と遺品整理士に依頼するメリット

少子高齢化が急なスピードで進む日本では、現在遺品整理を仕事として手がける業者が増えています。その中で近年注目を集めているのが、「遺品整理士」と呼ばれる資格を持つ人々です。遺品整理において重要な役割を果たすと言われ、最近活躍の場が増えていますが、その詳しい仕事内容などはまだよく分かっていないという方も多いでしょう。

今回は、遺品整理の依頼を検討されている方や、遺品整理の依頼先を探している方のために、「遺品整理士」の仕事内容と依頼するメリットについて解説していきたいと思います。

遺品整理士とは

「遺品整理士」とは、一般社団法人遺品整理士認定協会が認定を行っている民間資格の名前です。遺品整理士認定協会は北海道に本拠を置く団体で、平成22年(2010年)に発足しました。遺品整理に取り組む専門家の養成を目指して立ち上げられた団体で、遺品整理士の資格認定を基幹事業として手がけています。

こうした資格が作られた背景には、遺品整理業界の成長に伴う、不法投棄などのトラブルの増加があります。資格を設けることで、正しい知識を持った人材を増やし、健全な業界を作ることを目的としています。

資格取得に際しては、同協会による通信講座を2ヵ月間ほど受けなくてはなりません。それから課題のレポートを提出して合格すれば、認定証書が発行され手元に届く仕組みです。2019年12月現在で、日本で遺品整理士の資格を得て働いている人は、30,000名を超えています。

遺品整理士の仕事内容

遺品整理士は、遺族からの依頼を受けて、遺品整理を業務として行います。故人の住んでいた部屋を片付け、残された品物を整理するのが主な仕事です。

具体的な仕事内容としては、「遺品の中から必要品と不用品を仕分ける」「不用品を回収し、適切に処理する」「家財を搬出する」「作業後に簡易清掃する」といったものが挙げられます。この際、必要に応じてお焚き上げや供養、貴重品・リサイクル品の買取などを行います。また、これ以外にもハウスクリーニングや不動産の仲介、家屋の解体・リフォーム、相続などの諸手続き代行などに応じてくれる場合もあります。

さらに孤独死などによる原因で住居がダメージを受けた場合には、特殊清掃(除菌、消臭、害虫駆除など)による原状回復にも対応します。

遺品整理士に依頼するメリット

遺品整理士に遺品整理を依頼するいちばんのメリットは、「安心して任せられる」という点です。

遺品整理士が登場した背景には、前述のように悪質行為を働く業者の増加という問題があります。こうした業者は運び出した遺品を不法に投棄したり、見積り作成後に高額な追加請求をしてくるなどのトラブルを起こし、社会問題となっていました。このような悪徳業者は、必要な許認可を得ておらず、法令に関する知識もろくに持たないのが通常です。

これに対し遺品整理士は、教育によって専門的な法知識はもちろん、遺品に対する適切な扱いも身につけていますから、決して遺族に迷惑をかけることがありません。また、片付けのノウハウや貴重品・リサイクル品の見分け方なども心得ているので、効率的に作業をこなすことができます。

こうしたように、安全面や効率面などから見て、遺品整理士への仕事の依頼は非常に大きなメリットがあると言えます。

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