遺品整理当日までに準備すべきこと4選

遺品整理当日までに準備すべきこと

「遺品整理サービス」は、故人の遺品整理という大変な作業をプロに任せられることで人気ですが、実際に頼むとなると、依頼者側もさまざまなことに気を付けておく必要が出てきます。当日は業者が中心となって作業を進めていきますが、それまでの段階では、依頼者も自分の役割をこなさなくてはなりません。では、具体的にどういったことをすれば良いのでしょうか。

本記事では、依頼者が遺品整理当日までの準備としてやっておくべきことをいくつか紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくだい。

電気・水道は使える状態にしておく

遺品整理当日までにやるべき準備としては、まず「電気と水道を使えるようにしておく」ということが挙げられます。

遺品整理サービスは、個人の遺品を仕分けして片づけるのが主な作業ですが、終了後は室内の清掃を行うのが通常です。これに際しては、電気と水の使用が必要になることが多くなっています。現場で電気と水が使えない場合は、ポリタンクなどの準備が必要となり、業者側の負担が増します。

特に故人が一人暮らしの場合は、作業当日までは解約しないように注意が必要です。

作業内容を明確に伝えておく

遺品整理当日までの準備として、「業者に作業の内容を明確に伝えておく」ということも大切です。

当日は業者のスタッフが遺品を仕分けていきますが、その中には一見しただけではわかりづらい、遺族にとって大事なものや貴重品などが混じっている可能性があります。そうしたものの存在について伝えていないと、場合によっては不用品として処理されてしまうかもしれません。

そうしたトラブルを避けるために、事前に業者へ作業の要望について、しっかり伝えておくようにしましょう。特に、「探してほしい遺品」「残してほしい遺品」「触らないでほしい場所」の3点については、なるべく詳しく具体的に言っておくのが重要です。また、作業開始前の打ち合わせでも、スタッフに念を押しておきましょう。

大事なものを先に回収しておく

「大事なものについては作業前に回収しておく」ということも、遺品整理当日までの準備のポイントになります。

上でも述べたように、依頼内容について事前に業者へ明確に伝えておけば、基本的にその通りに作業を行ってもらえます。しかし、稀にではありますが、大事な遺品をうっかり不用品に回してしまうといった事故が起こることもあります。そのような事のないよう、できれば当日までに、大事な遺品は自分で回収しておくのが得策でしょう。

自分で扱えないものに関しては、目印のテープなどを貼ってわかりやすくしておくのがおすすめです。

代金を用意しておく

遺品整理当日までの準備、最後に挙げるポイントは、「代金の用意」です。

一般的な遺品整理の流れとしては、当日作業が完了した後に依頼者がチェックし、問題なければ代金を支払って全て終了ということになります。ですので、間違いなく支払えるように、見積書を確認して十分な額を用意しておきましょう。場合によっては追加料金が発生する可能性もあるので、少々多めに用意しておくのが無難です。

支払方法に関しては、現金払いだけでなく、クレジットや銀行振込に応じてもらえることも多くなっていますが、いずれにしてもまとまった額を用意しておくことが大切です。