便利屋とのトラブルを防ぐための対策7選
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便利屋とのトラブルを防ぐための対策7選
日常の困りごとを解決するのに、便利屋は非常に重宝なサービスです。特に掃除や片付けなどでは大きな助けになりますが、良いことばかりというわけではありません。利用に際しては、業者との間でトラブルを抱えるケースも多くなっています。トラブルの理由や種類はさまざまですが、それぞれについて対策を講じておくことで、面倒を防ぎやすくなります。
本記事では、便利屋との間に起こりがちなトラブルとその対策法を解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
料金、サービス、契約の内容について確認しておく
便利屋の利用に際しては、依頼主と業者との間で認識の齟齬が起こりやすくなっています。たとえば料金について、最初思っていたより実際の金額が高くなってしまうケースはよくあります。またサービスについても、結果が期待していたものとは違っていたり、場合によってはまったく対応してもらえないということもあり得ます。
こうした類のトラブルは、事前によく確認しておくことで回避することができます。契約時はもちろん作業に入る前にも、料金システムやサービスの範囲、契約内容について業者側としっかり意識をすり合わせておきましょう。
見積り時は普段通りの状態にしておく
便利屋とのトラブルを招く要因の1つに、「見積り時の状態と普段の状態が違う」というものがあります。掃除や片付けの依頼でありがちなことですが、いつもの有様では恥ずかしいからと、見積り前につい手を加えてしまうケースは少なくありません。しかし、その後作業当日までに元通りの状態になってしまえば、事前の計画通りに事が進まず、料金がかさむなどの結果になってしまいます。
この問題の対策としては、「見積り時は普段通りの状況を見せる」というのが一番です。それによって見積りの正確さが増しますから、後で問題が起こる確率も減らせます。
依頼内容を分かりやすくまとめる
「依頼内容がはっきりしない」というのも、便利屋との間にトラブルを生みがちな要因となっています。こちらの要望をきちんと伝えず業者任せにしてしまうと、後で問題が起こる確率が高まります。
こうしたリスクを避ける方法としては、見積り前に依頼内容を詳細かつ明確にまとめておくのが有効です。それを基として見積り時に要望を伝えれば、業者側も誤解の余地がありません。依頼内容をまとめる際は、「作業の優先順位」「求めるレベル」「作業時の注意点」「具体的なやり方」といったポイントを踏まえておくと、わかりやすくなるでしょう。
損害賠償保険に加入しているか確認する
便利屋に仕事を依頼する際は、損害賠償保険への加入の有無を調べておくことも必須となります。
便利屋のサービスは、家事代行やハウスクリーニングなどが典型的ですが、性質上どうしても家の中の物に触る機会が多くなります。そのため、破損などの事故が起きる可能性もつきまといますし、場合によっては盗難が発生するおそれもあります。
そのようなトラブルの保証となるのが、損害賠償保険です。これに加入している業者であれば、問題があっても補償が受けられます。業者の中には保険未加入のところがあるので、特に比較的規模の小さなところなどは要注意です。
また、保険に加入している場合でも、適用範囲などの詳細には必ず目を通しておきましょう。
まずはお試しプランから利用する
便利屋サービスの利用では、スタッフに関するトラブルも起きがちとなっています。
初めての依頼の場合、作業にあたるスタッフの詳しい人となりや仕事ぶりについては、当日にならないとわからないのが通常です。実際にお願いしてみて、仕上がりが物足りないとか、別の感じの人が良かったなどの不満を抱くケースは少なくありません。
この問題の対策としては、「お試しプラン」の利用から始めるというのが効果的でしょう。複数の業者について、お試しで仕事の質や対応ぶりなどをチェックしておけば、要望にかなうスタッフを見つけやすくなります。定期的に仕事を依頼したい場合には、便利な方法です。
貴重品はしまっておく
上でも述べたように、便利屋の利用に際して、物損や盗難などのトラブルの可能性は否定できません。優良な業者であっても、不慮の事故で大事な品に傷がつくなどの事態は十分あり得ます。
このような問題については、損害賠償保険の確認もさることながら、事前に自ら対策しておくことも重要となります。貴重品の類は便利屋の手の届かない場所にしまっておくことで、不測の事態を避けることができます。
大型家具など動かせない貴重品に関しては、作業前に扱い方の注意をしっかり伝えておくと、比較的安心です。
作業前の状態を記録しておく
事前に対策を講じていたとしても、物損などのトラブルが起きる可能性自体はなくせません。壁や床に傷がつく、あったはずの物がなくなるなどのリスクは常にあり、これが元で、業者側と「やった」「やらない」に関して揉めるケースも多くなっています。
このような問題への有効な対策としては、「作業前の状態を映像記録に残しておく」というものが挙げられます。写真や動画で元の状態を撮っておけば、作業後の状態と突き比べて検証することができるため、水掛け論の防止につながります。また、作業中の様子を動画撮影しておくのも効果的です。
スタッフへの注意喚起という意味でも、こうした対策を取っておくのは重要です。