最適な庭木の剪定時期5選

最適な庭木の剪定時期5選

整った庭木や植木はわたしたちの目を楽しませてくれる半面、適切な手入れが欠かせません。定期的な剪定が状態を保つための秘訣ですが、その上で特に大事な要素となるのが、「剪定する時期」です。剪定のタイミングを間違えると、却って樹木の成長を妨げたり、害虫の発生を招くおそれもあります。この点は自分で剪定する場合はもちろん、代行業者に任せる場合も必須の知識です。

本記事では、庭木の最適な剪定時期について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

基本的な2つの剪定時期

庭木や植木の剪定に適した時期は、大きく分けて2つあります。1つは冬季でもう1つは夏季ですが、それぞれ合理的な理由があり、代行業者に依頼する場合もそうしたことは良く踏まえておかないといけません。それぞれの時期の剪定の特徴について説明します。

冬季剪定

庭木の剪定で基本となる時期の1つが、冬季です。

多くの庭木は寒い時期になると休眠期に入り、成長が止まります。そして春に活動を始めるのですが、活動が活発化する前に不要な枝の切除や茂りすぎた葉の削減といった基本剪定を行うのが、一般的な流れとなっています。こうすることにより、庭木の成長をより一層促して樹形を整えることができます。

具体的には11月~2月にかけて行うことが多くなっていますが、5月ごろに新芽が育つ種類では3月~4月ごろに行うこととなり、これも冬季剪定に含まれます。

夏季剪定

冬季とは別の剪定時期となるのが、夏季です。

冬季剪定が多くの場合、庭木の成長を促すための本格的な剪定(基本剪定、強剪定)であるのに対し、夏季剪定は「軽剪定」が中心となります。こちらの種類の剪定の主眼は、文字通り樹木の形を軽く整える点に置かれます。

伸びすぎていたり密生した枝葉を落としておくと、風通しがよくなって病害虫の発生を抑えるのに役立ちます。また、日照を良くするとともに、風雨で折れる枝が出るのを防ぐ効果も得られます。台風シーズンの前に済ませておくのが望ましい作業です。

種類別剪定時期

庭木や植木の基本的な剪定の時期は、上記のように冬季と夏季ですが、樹木の種類に応じたベストな剪定時期というものも存在します。代行業者に剪定を依頼する際は、やはりその点についても知っておくことが求められます。
主な3つの種類ごとの適切な剪定時期を紹介しましょう。

常緑針葉樹

常緑針葉樹に該当するのは、スギやマツ、ゴールドクレストといった種類の庭木です。「コニファー」の名で呼ばれることもありますが、通常その場合、マツなどの日本古来のものは含みません。目隠し効果が高いという特徴があり、生垣に使われることも多くなっています。

こちらの種類の庭木の場合、基本剪定に向くのは、新芽が育つ前の時期にあたる3月~4月になります。常緑針葉樹は寒さに強い種類のため、冬場の剪定でも問題はありませんが、春の方が枝葉をバランスよく成長させる上で効果的です。

一方、形状を整える軽剪定を行う場合は、夏や秋の時期が適しています。

常緑広葉樹

常緑広葉樹にあたるのは、キンモクセイやサザンカ、ツバキ、カシ、オリーブなどの種類です。

これらの庭木は寒さに弱い特徴があるため、冬場の剪定には向きません。そのため、11月~2月の基本剪定は避けた方が良いでしょう。最も剪定に適した時期は、新芽が出る前の3月下旬~4月下旬ごろか、あるいは新芽が落ち着く5月下旬~6月ごろになります。

一方、暑い時期の強剪定は成長を阻害することになるので、要注意です。ただ、成長を抑えるために、あえてこの時期を選んで基本剪定するというケースもあります。軽剪定の場合は、8月~10月ごろでも問題ありません。

落葉広葉樹

落葉広葉樹の庭木としては、アオハダやアオダモ、ヤマボウシ、ハナミズキといったものが該当します。1年ごとに葉がすべて生え変わる種類の樹木で、秋から冬にかけて葉が落ち、春から夏にかけて新芽や花を咲かせるものが多くなっています。

こちらの種類で基本剪定に向く時期は、休眠期にあたる12月~2月ごろとなります。この頃は葉がすべて落ちきり、枝の状態がよくわかるため、作業もしやすくなります。一方、4・5月と7・8月は活動期にあたり、うかつに切ると樹液が流れ出す危険があるため、剪定そのものを控えるのが賢明です。

3月、6月、9月、10月は、軽剪定であれば行っても問題はありません。

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