記事作成(ライティング)を外注するメリット・デメリット8選
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オウンドメディアなどの媒体向けコンテンツを制作する体制として、考えられるものは2つです。1つは社内制作で、もう1つは外部委託ですが、さまざまな理由から後者の導入を検討しているケースも多いでしょう。しかし、いきなり記事作成代行会社やライターなどへの外部委託に踏み切るのはリスクが大きいため、まずは主な長所と短所を把握しておくことが求められます。
本記事では、記事制作を外注する具体的なメリットとデメリットを8つ取り上げて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
メリット
プロに書いてもらえる
ライティングを外注するメリットとして第一に挙げられるのが、「プロの手に委ねられる」という点です。
WEBライティングは、素人が自由に書いても大丈夫、というものではありません。効果を得るには相応の知識に基づいた、ツボを押さえた企画や書き方が必要となります。
そうした点で、着実な実績を持つ記事作成代行業者や個人のライターは安心です。SEOの知識や企画・構成力において十分な力量を備えているため、しっかりと成果を狙えるクオリティの高い記事を仕上げてもらうことができます。
社内でWEBライターを養成する余裕がないなどの場合の、効果的な解決策と言えるでしょう。
スピーディーな記事作成が可能
比較的短い期間内に多くの記事を用意できるという点も、ライティングを外注するメリットの1つです。
コンテンツマーケティングにおいて、記事作成のスピードと量は非常に重要な要素となります。いくらクオリティが高くても、月に2~3記事程度しか出せないのでは、ほとんどの場合思うような成果は得られません。それより、なるべく短期間で多くの記事を用意し、素早く公開していく方が断然効果的です。特に立ち上げ初期の段階では、どれだけスピーディーに多量のコンテンツを公開できるかが、成否の鍵となってきます。
この点で、量産体制を整えた記事作成代行会社やライターの利用は、メリットが大きいと言えます。
記事制作に手を取られずに済む
WEBライティングは、かなり手間の多い作業です。キーワードの選定はもちろんのこと、構成を考えたり、本格的なSEO対策も欠かせません。これらを他の業務と同時進行でこなすのは、よほど優秀な人であっても大変な状況でしょう。
記事作成代行会社や個人のライターに仕事を外注するのは、こうした問題に対しても効果を発揮します。社員は記事作成に手を取られることなく、記事効果の測定やサイト設計の見直しといった、それ以外の重要な作業に集中することができます。社内リソースを有効に活用する点で、大きなメリットがあると言えます。
SEOに強い記事の制作が可能
WEBマーケティングで常に重要事項としてつきまとうのが、SEO対策です。SEOは「検索エンジン最適化」を意味する言葉で、簡単に言えば、Googleなどの検索エンジンの表示で上位を狙うためのさまざまな方法を指します。
中身に富む記事であっても、SEO対策が不十分では検索上位に表示は難しく、したがって読者も獲得しにくくなります。そのため、SEOにはあらゆる点で気を配らねばなりませんが、それらの細かい手法を素人が十分に駆使するのは困難です。
一方、経験を積んだプロのライターはそのあたりの知識も豊富なので、安心して仕事を任せることができます。
制作可能なコンテンツの幅が広がる
WEB記事の制作は、掲載するメディアごとに決まった目的などがあることから、ある程度同じ方向性の内容を扱うケースが多くなります。しかし、あまり似通った内容ばかり続けると、今度はアプローチできる読者層が限定されてしまうという問題も出てきます。そんな時、より幅広い層へアプローチできる多角的なライティングが求められますが、外部への発注は、その点で非常に便利です。それぞれ個別の得意分野や専門分野を持つので、記事内容の拡充を図れるメリットが得られます。
デメリット
比較的高い費用が必要
プロのWEBライターに記事制作を外注するデメリットとしては、まず「コストの多さ」が挙げられるでしょう。
記事制作代行会社やフリーランスのライターに仕事を頼む場合、当然ながら相応の費用が必要となります。特に確かな実績を持ち、安心して仕事を任せられるライターへの依頼では、それなりに高めのコストを見込んでおかねばなりません。さらに、依頼する記事の数量や文字数が増えるほど、単価も上昇していきます。
一定のクオリティを担保するためのコストは必要不可欠ですが、あまり高すぎるとデメリットの方が大きいため、記事の質と予算のバランスを見つつ依頼先を検討する必要が出てきます。
認識のずれが生じるおそれがある
記事制作を外注する場合、「認識のずれや誤解の余地が生じる」という問題も出てきます。
記事を内製する場合、書き手は掲載メディアの目的や特徴、コンテンツの方向性などを最初から十分把握しているため、誤解が生じるおそれはほぼありません。しかし、外注の場合は全てを一から説明しなくてはならず、その際のすり合わせがうまく行かなかったならば、意図と異なる記事に仕上がる可能性が高くなります。これは、委託先が増えるほど起こりやすくなる問題です。
クオリティの確保が難しい
そもそもライティングのスキルは個人によってバラつきがあるため、クオリティの確保が容易でないという点も、記事制作を外注するデメリットの1つです。
この問題は、フリーランスであれ制作会社に在籍する人物であれ同様です。力量も得意分野も人それぞれであるため、担当者が必ず案件にマッチする保証はありません。場合によっては、要望からかけ離れたクオリティの記事が上がってくる可能性もあります。