自動販売機を設置するメリット7選
自動販売機を設置するメリット
世界的に見て特に自動販売機が多いことで知られる日本ですが、実際に街の至るところでその存在を見かけるようになっています。日ごろから利用している人も多い一方で、単に使うだけでなく、自分で設置する人も少なくありません。その背景には、さまざまなメリットの存在が指摘できます。では、具体的にどういった利点があるのでしょうか。
本記事では、自動販売機を設置することのメリットを7つ紹介していきますので、自販機ビジネスに興味のある方は参考にしてみてください。
不労所得が得られる
自動販売機を設置するメリットの1つ目は、「不労所得が手に入る」ということです。
自動販売機はその名の通り、自動的に商品を販売してくれる存在です。商品の補充やメンテナンスなどの作業以外、基本的に人手はかかりません。休憩も必要ないので、24時間動かし続けることが可能です。もちろん休日も不要ですし、悪天候でも関係なく稼働できます。
つまり置いてさえいれば、設置者はほとんど動かずに一定の収入を得られるということで、副収入の手段としてはかなり有益であると言えます。
土地を有効に使える
自動販売機を設置するメリットとしては、「土地を有効に活用できる」という点も挙げられます。
余っている土地を利用して収入を得る方法はいくつかありますが、それらの多くはある程度まとまった広さが必要になります。たとえば駐車場経営などは、2台程度でも10坪は確保しなくてはなりません。
一方自動販売機ビジネスであれば、より狭いスペースでも実施が可能です。小さなものなら、幅699㎜×奥行730㎜程度の場所に置けますから、わずかな空きスペースでも有効に活用することができます。
移転が簡単
一般的な店舗ビジネスの場合、最初の「出店場所選び」がかなり重要なポイントとなります。一旦出店してしまえば、集客や売上が期待したほど上がらない場合でも、そう簡単には移転できないからです。移転するとなると、多大なコストがかかるのはもちろん、より適切な場所を見つけられるとは限らないという問題も発生します。
これに対し自動販売機の場合は、最初の場所で結果が出なくても、移転はそれほど難しくありません。1万円~2万円程度のコストで動かせますし、移転先の確保も比較的容易です。
このように、「再チャレンジのしやすさ」という点も、自動販売機ビジネスの大きなメリットと言えます。
災害時の飲料確保
自動販売機の設置は、経済的な面でのみメリットがあるわけではありません。社会的な貢献という意味でも大きな役割を果たします。そうした部分での大きな機能の1つが、「災害時の飲料の提供」です。
日本ではこれまでもたびたび起こっていますが、大規模な地震などで一部地域が孤立し、ライフラインが経たれてしまうケースがあります。その際の一番の問題が、飲み水の確保ですが、各所に自動販売機があることでそれが容易になります。近年は、緊急時に無料でドリンクを提供できる「災害対応自販機」も増えています。
店舗への集客効果
続いての自動販売機設置のメリットは、「店舗の集客につなげられる」ということです。
ほとんどどこにでも置けるのが強みの自動販売機ですが、特に飲食店などお店の前に置かれるケースが目立ちます。これは当然利益を期待する部分もありますが、集客効果を狙う部分も少なくありません。自動販売機はいつでも目につきやすく、立ち止まる人も多いので、そこでお店の存在に気付いてもらいやすいためです。
最近はユニークな種類の自動販売機も増えており、他の自販機との差別化で店舗をアピールするケースも多くなっています。
防犯対策にもなる
自動販売機の設置は、防犯上の対策という点でもメリットがあります。自動販売機に点く照明が、夜間の安全性を高めるためです。
世界的には安全と言われる日本ですが、夜道が危険という事実は、諸外国と変わりはありません。特に女性にとって、暗い夜道の一人歩きはさまざまな危険性をはらんでいます。
最も怖いのは、街灯などが届かない暗がり部分ですが、自動販売機の照明にはこうした死角を照らす効果があります。暗がりが減ることで窃盗などの犯罪も抑えられるので、治安の維持に貢献できます。
福利厚生
一方企業にとっては、自動販売機の設置は社員の福利厚生につながるというメリットがあります。
業務の合間に小休憩という光景は、どの会社でも見られますが、こうした時すぐに飲み物が買える自販機の存在は重宝です。手早く気分転換やリフレッシュができますし、モチベーションの維持にも役立ちます。
特に最近は、喫煙者の減少もあってコーヒーなどで一服するケースが多くなっていますから、社内に自販機を備えることの利点は大きいと言えます。