自動販売機を設置しても売れにくい場所6選
自動販売機を設置しても売れにくい場所
本業の他に副業を持つ人が増える中、特に人気を集めている手段が、「自動販売機の設置」です。不労所得などの点でメリットの多い方法ですが、順調に利益を上げる上では「設置場所」が大きなポイントとなります。場所が良ければ思わぬ高収入も望める反面、場所選びを間違うと、最悪赤字の危険性もあります。
本記事では、自動販売機を設置しても商品が売れにくい場所の特徴について解説していきますので、現在自動販売機設置を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
突き当り・行き止まりの道
自動販売機を設置しても売れにくい場所としては、まず「突き当りや行き止まりの道」が挙げられます。
自動販売機の売上げに大きく影響するのが、「人通りや車の通行量の多さ」という要素です。人や自動車がある程度頻繁に通る場所ほど売れやすいわけですが、逆に言えばこの条件から外れるほど、売上げは厳しくなると予想できます。
突き当りや行き止まりの道は、この点で悪条件が重なった場所にあたります。どこにも通じていないので、人や車の往来も限られ、したがって利用率もきわめて低くなります。
奥まったスペース
自動販売機の設置が適さない場所としては、「道路から奥まったスペース」も含まれます。
自動販売機の利用率を伸ばすには、その存在をなるべく大勢の目に触れさせることが重要なポイントとなります。なので、人通りの多さをチェックすることももちろん大事ですが、通行人の視界への入りやすさ・認識されやすさも踏まえなくてはなりません。
路面の目立つ場所ならその点はクリアできますが、少し奥まった場所だと大幅にマイナスです。また、道に対して横向きに置かれる場合なども、目立たないので商品は売れにくいと考えた方がよいでしょう。
交通量の多すぎる道路
先ほど車の通行量は自動販売機の売上げを左右すると述べましたが、単純に多ければ良いというわけではありません。多すぎる場合もまた、商品が売れない原因となります。
バイパスなどが代表的ですが、こうした道はひっきりなしに自動車が通るので、停めたい場所で気軽に車を停めるというわけにはいきません。通常ドライバーは、自販機をすぐに利用できる場所で車を停めるようになっています。ですので、幹線道路脇に自動販売機を設置しても、思うような売上げは望めないと考えらえます。
また、道幅の狭さに対して交通量が多い場所も要注意です。このような道は接触事故の危険が高いことから、歩行者も自販機の利用を控える傾向があります。
ガードレールがある道
「車道との境界にガードレールがある歩道」もまた、自動販売機の商品が売れにくい場所の1つです。
上でも触れたように、ドライバーにとって車を停めてすぐに商品を買えることが、自販機の利用率を高める上で重要なポイントとなります。言い換えれば、駐車はできてもすぐに利用できないような場所であれば、自販機の売上げは上がりにくいということになります。
歩道と車道の境にガードレールがある場合、自販機に近づくのに切れ目から回り込むなどの必要があるため、ドライバーからは敬遠される傾向が強くなっています。ですので、業者に設置を依頼する際は、こうした場所は避けた方がよいでしょう。
コンビニなどの近辺
飲み物を購入する手段は、自動販売機の他にもいろいろありますが、コンビニやスーパーマーケットはその典型例となっています。実際に、他の買い物のついでにコーヒーなどを買っていくというのは、コンビニなどではよく見られる光景です。
ですので、コンビニやスーパーの側に自動販売機を設置するのも、客を奪われて商品が売れない原因となるのでおすすめできません。業者に自販機の設置を依頼する際は、なるべくこうした競合がいない場所を選ぶようにしましょう。
住宅街
自動販売機の設置を見送った方が良い場所としては、「住宅街」も挙げられます。
これは、住宅街の主な住人層が、ファミリー世帯であることによります。ファミリー層の場合、家庭で消費する飲み物の量が多いため、スーパーなどでまとめ買いするケースが多くなっています。自動販売機を利用する機会自体少ないため、住宅街の中に設置しても、なかなか売れないというのが実情です。
反対に、学生など単身者が多く住む場所は、比較的利用率が高く設置に適しています。