「メーカー専用」と「オリジナル」2種類の自動販売機
「メーカー専用自動販売機」と「オリジナル自動販売機」2種類の自動販売機
自動販売機の設置による副業は、不労所得や余った土地の有効活用などさまざまなメリットがあります。現在設置について前向きに考えているという方も多いでしょうが、それにあたり事前に考えておくべきことの1つに、「どの種類の自動販売機を選ぶか」ということがあります。自動販売機には「メーカー専用」と「オリジナル」の2種類があり、それぞれで内容や特徴が異なるためです。
本記事では、「メーカー専用自動販売機」と「オリジナル自動販売機」それぞれの特徴や違いについて解説していきますので、自販機設置を検討する際の参考にしてみてください。
メーカー専用自動販売機
「メーカー専用」と呼ばれる種類は、販売される商品がすべて同一メーカーのものから成る自動販売機を指します。本体にメーカーロゴが入った自動販売機は、こちらに該当すると考えて間違いありません。具体的には、アサヒ飲料、コカ・コーラ、サントリー、伊藤園、キリンといったメーカーが、この種類の自動販売機を手掛けています。
メーカー専用自動販売機を設置するメリットは、各社それぞれのこだわりや独自サービスを前面に打ち出せる点にあります。たとえばアサヒ飲料は、外国人向けに対話型自動販売機を導入するなど最新モデルが充実していますし、伊藤園は保健機能食品中心の商品ラインナップとなる「ウェルネス自販機」などがあります。この他のメーカーも、それぞれさまざまな取り組みを行っています。
一方デメリットとしては、「他メーカーの商品は扱えない」という点が挙げられます。商品ラインナップが1社のみに限定されるので、多様なニーズへの対応という点ではやや難があります。
オリジナル自動販売機
「オリジナル自動販売機」は、1台の中で扱える商品が、複数のメーカーのものから成る自販機を指します。メーカー専用自販機は1台に1社のみの商品ラインナップでしたが、オリジナル自販機は異なるメーカーの商品も同時に扱える点が特徴となっています。「混載機」や「コンビ機」と呼ばれる場合もあります。
こちらの種類の自動販売機を設置するメリットとしては、まず「幅広いニーズに対応できる」という点が挙げられます。メーカーごとの人気商品を集めることも可能なので、より多くの利用者にアピールすることが可能です。また、現在メーカー専用機を複数設置している場合は、オリジナル機1台に集約することでスペースや電気代などのコストの節約も実現できます。
一方、メーカー専用機と比較してサービスなどに目立った特徴がない点は、デメリットにあたると言えます。