主な害虫の種類6選

主な害虫の種類6選

主な害虫の種類

私たちの身の回りには、普段からたくさんの虫の類が存在しますが、その中には「害虫」と呼ばれる厄介なものも少なくありません。ただ、一口に「害虫」と言ってもその種類はさまざまで、いくつかのカテゴリーに分類することができます。害虫への対策を講じる上では、種類別の特徴などについてある程度知っておくことが必須です。

本記事では、主な害虫の種類を6つ挙げてそれぞれ紹介していきますので、現在害虫の被害に悩んでいたり駆除を検討している方などは、ぜひ参考にしてみてください。

衛生害虫

最初に挙げるのは、「衛生害虫」と呼ばれる種類です。人間や動物に対して衛生面での害を与える虫がこれにあたります。

具体的な例としては、蚊やハエ、ハチ、ゴキブリ、ダニ、ムカデ、シラミといったものが挙げられます。これらは細菌やウイルスなどの病原体を媒介したり、自らの毒によって疾病を引き起こす危険性を持ちます。

たとえば蚊は日本脳炎やデング熱等の原因となることがありますし、ハエも赤痢などを引き起こす可能性があります。ハチは種類によっては、生命にかかわるほどの毒を持つものもいます。こうした危険な害虫に対しては、専門業者に駆除を依頼した方が安心です。

不快害虫

続いて紹介する害虫の種類は、「不快害虫」です。こちらは人や動物に対し直接の被害を与えることは少ないものの、外見などの要因により強い不快感をもたらすのが特徴です。

不快害虫の代表例としては、クモやゴキブリ、カマドウマ、アリ、ゲジ、ムカデ、ヤスデ、ナメクジなどが挙げられます。このうちムカデなどは、人に噛みついて毒を注入する場合もあるので、不快害虫と言っても危険が全くないわけではありません。

これらの害虫は、市販の薬品などで駆除することもできますが、業者に駆除を依頼することもできます。

農業害虫

「農業害虫」は、農作物に対し被害を与える種類の害虫です。
主なものとしては、イナゴやバッタ、アオムシ、アブラムシ、カメムシ、ガ、コガネムシといったものが挙げられます。被害の与え方は、植物を直接食い荒らすものと、養分を吸うものの2種類に大別できます。前者はアオムシ等が、後者はアブラムシ等があてはまります。

農業害虫は放置すると農作物に大きなダメージを与えることから、早期の発見・駆除が重要となります。ただ、最近は殺虫剤が効かない虫も増えており、代りに肉食性の天敵を放すことで駆除するケースも出てきています。

穀物害虫

「穀物害虫」は、文字通り米や小麦などの穀物に害を与える虫です。代表的な種類としては、コクゾウムシ、キクイムシ、ノシメマダラメイガ、ノコギリヒラタムシなどが挙げられます。

このうちコクゾウムシは、米に発生しがちなことから、「米くい虫」の名でも知られています。米以外にも麦や豆、トウモロコシなどを食べて繁殖します。毒性はないものの、品質の劣化を引き起こすため、発生したらその穀物は廃棄せざるを得ません。

自宅に湧いた場合、不快害虫用の殺虫スプレーで駆除することもできますが、手に余る場合は専門業者に依頼するのがおすすめです。

食品害虫

「食品害虫」は、食べもの全般に対し被害をもたらす虫を言います。種類によって嗜好が異なっており、食品を直接食い荒らしたり異物混入を招くなど、被害の与え方もさまざまです。

代表的な種類は、ゴミムシダマシ、コクヌストモドキ、ヒラタムシ、シバンムシなどです。これらの虫は、どちらかというと一般家庭よりも、食品工場や貯蔵倉庫に発生するケースが多くなっています。また、ゴキブリやハエもこの種類にあてはまります。

一旦発生してしまうと、食品の廃棄によって駆除することが通常です。予防策としては、食品を密閉容器に保存すること、食品屑を残さないようこまめに掃除しておくことなどが挙げられます。

財産害虫

最後に紹介する害虫の種類は、「財産害虫」です。こちらは建物や家具、衣服等の財産に対して被害を与える虫を指します。

主な虫として挙げられるのは、シロアリ、アリ、カツオブシムシ、シバンムシ、コナダニ、カメムシなどです。シロアリは床下に棲みついて木材等を食い荒らすことで有名で、「アリ」と付いていますが実際はゴキブリの仲間です。カツオブシムシは幼虫が毛織物等を食べることから、衣類へ被害をもたらすケースがあります。

これらの虫も、被害が拡大すると自力での駆除は難しくなります。予防策の徹底や早期発見が大切ですが、大量発生した場合は業者に相談した方が良いでしょう。

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