引越しの際に忘れてしまいがちな手続きをご紹介
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引越しの際に忘れてしまいがちな手続き
引越しすることが決まったけれど何から手を付ければよいのやら。生活をまるごと移動する引越しはあれやこれやと膨大な作業があり、大変な労力を必要とします。めんどうな手続きも多く、忙しくしているうちについ見落としがちです。スムーズに、出来る限り労力を少なくし負担のない引越しにする為に、忘れずにやっておきたい引越前の手続きをまとめました。
何かと面倒、でも一番重要。市区町村役所関係の手続き。
引越しの1~2週間前までに済ませなければならないのが住んでいる市区町村での転出手続きです。各自治体によって期限もバラバラなので引越しが決まったらまずはお住いの地区の転出手続きの期限を調べましょう。
役所に行き転出したい旨を申し出て手続きをすると、大概は職員の方がその他必要な手続きを案内してくれたりしますが、忘れないためにも一覧としてリストアップしておくと、混乱せずスムーズに手続きが済むようになります。
・転居届を提出し「転出証明書」をもらう→引越先の市区町村役所で提出が必要
・国民保険や国民年金の資格喪失手続き
・印鑑登録の廃止手続き
また、手続きの先に必要な持ち物として、身分証明書、印鑑、国民健康保険証(加入者)等があります。必要な持ち物は電話で問い合わせるなどして事前によく確認してから行くようにしましょう。
役所内でする手続きはまだまだあります、子供関係、手当や介護保険の手続きなど。
転居届の提出に行くと役所の中をいろいろ回って手続きを済ませますが、まだまだ終わりではありません。お子さんがいる方は児童手当の資格喪失手続きや乳幼児医療費助成制度の手続きがあります。また、75歳以上の家族がいる場合には後期高齢者医療制度の手続きも必要です。住んでいた町で利用していた様々な助成サービスを新しい引越し先で利用するには、一度転居する町で資格喪失手続きを行なわなければなりません。
・児童手当資格喪失手続き
・乳幼児医療費助成制度資格喪失手続き
・後期高齢者医療制度の資格喪失手続き
・介護保険の住所変更の届け出(有効期間内であれば引越し先でも同じ介護認定で利用可)
やらねばならない事が多い役所関係の手続きですが、遠方な引越しになる方ほど、忘れずに一度で必要手続きを済ませておきたいものです。
また使用していた各種証明書等は手続きの際にも利用しますし、返却しなければならないものもあるので、忘れずに持参しましょう。
忘れると使っていないのに請求されてしまうことも!電気ガス水道のインフラ関係。
蛇口をひねればお水が出るし、スイッチをいれれば電気がつく。引越してきた時もハガキ一枚ポストに出せば開始の手続きが済み、今や大変便利な生活をしていますが、立つ鳥跡を濁さず、転居の際もしっかりと廃止の手続きをしなければなりません。
面倒だからとそのままにしておくと、使用していない期間にも関わらず、手続きが提出されるまでずっと請求金額が発生してしまうこともあります。各会社に電話を入れ、転居する旨を伝えれば、そのまま必要な対応を案内してくれますが、営業時間などに仕事などで電話が出来ない等の時は、利用している会社のホームページにアクセスすると、解約手続きに関する案内が出ており、インターネットを通して24時間365日手続きを済ませることが出来ます。
意外と後回しにしがち!でも忘れると結構大変、インターネットやテレビ等の通信関係。
電気やガス、水道などの必要なインフラと違いなくても生活が出来てしまうので、意外と後回しにしてしまいがちな通信関係。ところが、インターネット回線などは、転居日までに解約しなければなりません。また通信業者さんの方でも引越しが多い時期になると思うようなスケジュールで作業予約がとれなくなってしまったりすることもあります。そうなると後日また戻ってこなければならず、遠方である方には特に負担になってしまいます。
出来ることならば引越し日の数日前までには作業が完了しているほうが理想的です。
新聞やメール便、食材などの配達サービスへの連絡も忘れずに。
忘れがちになってしまうのが各種配達サービス先への連絡。
来週はもう引越し後でいないのに、食材の定期便や新聞が届いてしまうなんてことがないようにしっかりスケジュールを逆算して連絡を忘れずにしましょう。
新聞類などは本当に気付かれずポストに入りきらない位にたまってしまうなんて家もたまに見かけます。また、メール便などで送られてくる郵便物は郵便局を介さない為、郵便物の転送サービスなどが使えず、住所変更を自分で届けださない限り前住所に届いてしまいます。新しく入居した方に個人情報が洩れてしまう恐れもありますので、忘れずに変更しましょう。
引越しに関する手続きは数々あり大変な事もありますが、引越し日から逆算してスケジュールを立て、チェックリストを用いるなど工夫することで、見落としがちな手続きや届けもスムーズに進みます。