空き家の積雪を放置するリスク5選

空き家の積雪を放置するリスク5選

空き家の積雪を放置するリスク

冬場に雪が大量に降る地域では、雪かき・雪下ろしが不可欠な作業となります。これは現在住んでいる家屋はもちろんのこと、今は空き家となっている家屋も同様です。空き家の管理を怠ったばかりに思わぬ事態に見舞われる例は多く、雪についてもしっかり注意を払わなくてはなりません。
では、積雪による空き家への悪影響には、どういったものが考えられるのでしょうか。

本記事では、空き家の積雪を放置することによるリスクを詳しく紹介しますので、現在代行業者への雪下ろし依頼を考えている方は、参考にしてみてください。

雪が落ちて通行などを阻害する

空き家の積雪を放置しておくことのリスクとして、「落ちた雪がいろいろなものの邪魔になる」ということが挙げられます。

空き家の屋根や庭木に積もった雪は、敷地内にだけ落ちるとは限らず、周りの迷惑となる可能性が十分あります。目前の道路に落ちれば、自動車や歩行者の通行を妨げる要因となってしまいます。

また、豪雪地帯などでは頻繁に雪下ろしや除雪をしなくてはなりませんが、空き家から落ちた雪がその作業を阻害するケースもあります。雪かきを終えたばかりの場所に雪が落ちれば、近隣住人にとっては大きな迷惑で、こちらの印象を悪くしかねません。

落雪による物損

空き家の積雪を放置するリスクには、「落雪で物損が起こる」というものも含まれます。雪の塊にはかなりの重さがあり、屋根などの高所から落ちて何かに当たると、硬い物でも破損するリスクがあります。

起こり得る物損の例としては、「屋根から落ちた雪が物置を潰す」「室外機や自転車が壊れる」「カーポートの屋根に穴が開く」「自動車が凹んでしまう」「植木鉢が割れてしまう」などが挙げられます。代行業者に空き家の雪下ろしを頼むのは、こうした危険を避けるのに役立ちます。

落雪でケガ人が出る

落雪によってダメージを受けるのは、物ばかりとは限りません。下を歩いていた通行人などに当たれば、ケガを負わせてしまう可能性も十分あります。

雪の多い地域では、屋根などの積雪は通行人の危険となることから、建物の所有者や住人には落雪防止措置を施す義務があると一般に考えられています。つまり、空き家の積雪を放置してそれが通行人のケガの原因になった場合、所有者に責任が帰せられることになるわけです。

法的な責任はもちろんですが、最悪人命にかかわるリスクもありますから、やはり放ってはおけないところでしょう。雪下ろしを代行業者に頼むなどの、適切な処置が求められます。

損害賠償を求められる

先ほど雪の多い地域では、建物の所有者に落雪防止措置の実施義務があると述べました。これは民法で定められており、屋根からの落雪などによる損害が起こった場合、責任はその建物を所有する人物が負う旨第717条3項に明記されています。

つまり、空き家の屋根などから雪が落ちて事故が起きた場合、持ち主が賠償責任を負わなくてはならない可能性があることになります。特に、雪止めなどの措置を怠っていた場合はその確率が高いので、定期的に代行業者などに頼んで雪下ろしを行うことは、非常に重要になります。

家屋の倒壊

積雪を放置した空き家は、倒壊の危険性も増大します。

これは、特に老朽化が進んだ家屋や、長期間積雪を放置してきた家屋について当てはまるリスクです。溶けた雪が家屋の木造部分などを傷ませ、それが放置されることで、さらに劣化が進行していくことになります。

また、こうした適切な除雪が行われていない空き家は、近隣地域に危険を及ぼす恐れがあるとして「特定空き家」に指定される可能性があります。その場合、固定資産税の増額や、建物の取り壊し費用の請求などを受けてしまうため、普段から雪下ろしなどの管理を怠らないことが重要となります。

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