ダビングサービスを利用するメリット3選

ダビングサービスを利用するメリット3選
かつて録画したVHSやベータ、8㎜ビデオなどの磁気テープは、2025年頃を目途に再生が難しくなる恐れがあるといわれています。これは国内で2016年にテープの製造が終了したことや、VHSテープの寿命がおよそ20年とされることなどが理由です。
大切な記録が消える危機を前にして、ニーズが急速に高まっているのが、業者によるダビングサービスです。注文すれば、ビデオテープをDVDなどに変換してくれるサービスですが、自力でのダビングと比較してどういう利点があるのでしょうか。
本記事では、ビデオテープを業者に依頼してダビングするメリットについて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
機材を用意しなくてよい
自力でのダビングの場合、当然ながら機器類を自分で用意する必要があります。具体的には、VHSやベータのビデオデッキ、ビデオキャプチャーデバイス、RCAケーブルなどの物です。この中で厄介なのがビデオデッキで、持っていない場合やあっても壊れている場合、他から調達しなくてはなりません。しかし、ビデオデッキの生産はすでに終了しているため、簡単には手に入らないことが予想されます。
一方、業者によるダビングサービスには、自分たちで機材を用意する必要がありません。
このように、ダビングサービスを利用することで、機材の問題を簡単にクリアできます。
ビデオテープを渡すだけで済む
手間や労力をほとんどかけなくてよい点も、ダビングサービスを活用するメリットの1つです。
基本的に、注文を伝えてビデオテープを業者側に渡せば、作業はすべて向こうにお任せできます。後は、出来上がったDVDやデータを受け取って、内容を確認するのみです。
ビデオテープの渡し方は、ネットで注文した後配送する方法と、店舗に持ち込んで注文する方法の2種類があります。
前者は自分の都合に合わせやすく、後者は細かい要望を伝えやすいメリットがあります。好みの方法に合わせて、業者を選ぶのも良いでしょう。
テープを修復してくれることも
古いビデオテープにありがちな問題として、「うまく再生できない」というものがあります。シワやカビなどのダメージが原因ですが、自力でのビデオダビングの場合、これに対処するのは非常に困難です。
一方、ダビング業者の中には、こうした破損を修復するサービスを提供しているところもあります。そのような業者に頼めば、あきらめていた記録も再び視聴できるようになる可能性があります。
ただし、修復といっても、すべての不具合を直せるわけではない点は要注意です。劣化が進みすぎたテープは、対処不能と判断されるケースもあります。