ビデオテープのダビング業者の選び方6選

ビデオテープのダビング業者の選び方
思い出や貴重な映像を記録したビデオテープをたくさん保存している家庭は多いでしょうが、そうしたテープは近い将来、再生不能となる可能性があると警告されています。そこで専門のダビングサービスに依頼するケースが増えていますが、残念ながら良質な業者ばかりとは言えないため、依頼先選びにあたっては慎重な見極めが必要となります。
本記事では、VHSやベータ、8㎜ビデオなどのダビング業者を選ぶ際の重要ポイントについて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
料金
ダビング業者を選ぶ際には、まず料金体系についてきちんとチェックしておく必要があります。
ダビングサービスの主要な料金は、基本料金と分数ごとの追加料金、そしてオプションの3種類に分けられます。基本料金は、一般的に1本あたりで提示する業者が多くなっていますが、中には時間単位(60分までいくら、など)での提示となるケースもあるので注意が必要です。
また、カビ取りなどのオプション料金や、長時間テープの場合の追加料金提示が明確になされているかといった点も、見積り等でしっかり確認しておきましょう。
プランや仕上がり
ダビング業者の選び方としては、「どういったプランや仕上がりが用意されているか」に着目することも大事です。
まず納品形態ですが、業者の中にはDVDやBD(Blu-ray Disc)だけでなく、HDDやクラウドの形でも対応してくれるところがあります。希望の形式が可能かどうか、事前にチェックしておきましょう。また、チャプター機能やメニュー画面の有無についても、確認しておくことが求められます。
ほかに盤面(レーベル)印刷の可否と、可能ならデザインの決め方はどうかなども、確かめておいた方が良いでしょう。
サービス内容
一口にダビングサービスといっても、業者によって具体的なサービスは異なります。この点も業者選びの際は要チェックです。
まずは、依頼したい媒体に対応しているかどうか、しっかり調べてしておきましょう。ベータ形式のテープや8㎜ビデオでも対応してくれるところは少なくありませんが、事前の確認は必須です。
ほかにサービスの有無を知っておきたいのは、カビ取りです。業者の中には、カビの生えたテープは対応不可というところもあります。また、破損したビデオテープの修理が可能かどうかや、急ぎの場合は納期についても確認が求められます。
品質
ビデオテープ類のダビング業者を選ぶにあたっては、サービスの品質についてもチェックが必要となります。
この点で重要なのが、ダビングの手法です。主なダビング法は2つで、1つはDVDレコーダーを使うものと、もう1つはパソコンによる手作業になります。後者を採用する業者は費用が比較的高めですが、品質の点では信頼できます。
また、画質や音質へのこだわりについても要チェックです。この点をしっかり説明してくれる業者は、信頼度が高いと言えるでしょう。さらに、映像の乱れや空白部分の修正に対応してくれるかどうかも、見極めが必要です。
実績と評判
ダビングサービスに限りませんが、業者選びの際は過去の実績や評判についても確認が求められます。
実績については、その業者のホームページ等で調べることができます。サービスに自信のある業者であれば、これまでの仕事について、細かく記載されているはずです。そうした内容から、実績の程度やつながりのある取引先などをチェックしておきましょう。
一方、評判については口コミから探ることができます。ネットで検索すれば、利用者のレビューなどが見つけられるので、気になる業者の書き込みを調べてみましょう。また、身の回りでダビングサービスの利用歴がある人を探し、直接聞いてみるのも役立ちます。
サポート体制
ダビング業者の選び方のポイント、最後は「サポート体制の確認」です。
この点でまず要チェックなのが、対応のスピードになります。申し込みの段階から納品に至るまで、どのくらいの時間がかかるかを事前に調べておきましょう。安価な業者は納期が遅めの場合があるので、注意が必要です。
仕上がりが期待通りにいくとは限らないため、アフターサービスについてのチェックも重要になります。定額保証パックや無料やり直し保証など、保証の内容は業者によって異なるので、主だったところは一通り調べておくことをおすすめします。