パソコン修理会社を選ぶ5つのポイント
パソコン修理会社を選ぶ際の5つのポイント
「パソコンが立ち上がらない!」「急に画面が真っ青になって変な英語が……」「キーボードを叩いても全く反応しない」といったパソコンのトラブルや故障を、今まで一度も経験したこともない、という人はまれだと思います。
正しく丁寧に使っていても、パソコンは精密機械ですから不慮のトラブルは比較的珍しくありません。またパソコン本体に問題がなくても、周辺機器やソフトウェア、通信環境などが要因となる故障・不具合もしばしばです。
こうしたトラブルに遭遇した時、頼りになるのがパソコン修理会社です。最近はユーザーが自分でパソコン修理をすることも比較的敷居が低くなりましたが、それでもできることには限界があります。自分での対処が難しいと感じたら、これ以上問題を大きくしないためにも、パソコン修理の専門業者の力を借りましょう。
では、数あるパソコン修理業者の中から良い修理業者を見つけるには、どう比較し検討すれば良いのでしょうか?調査にも押さえるべきポイントがあります。ここでは、そのポイントをいくつかご紹介します。
修理実績が豊富である
パソコン修理業者に最も求めるもの、それはもちろんパソコンを確実に復旧してくれることです。つまりパソコン修理業者を比較する際に重要なポイント1つに修理業者の技術力があります。
ですが修理技術というのは見た目に分かるものではありません。そこで業者比較の時にぜひチェックしておきたいのが「修理実績」です。パソコン修理は何より、問題解決できた実地の経験がものをいいます。
これは「年間修理実績○○件」といった単純な件数の比較だけでなく、修理したパソコンの機種、不具合と修理内容といった詳しい情報までオープンにしている会社はより信頼できると言えます。逆にこうした修理実績に触れていない会社は、アピールできるほどの実績経験がないのかと勘繰ってしまうでしょう。
同じような指標として「データ復旧率」を公表している会社もあります。ハードディスクなど記憶媒体系の修理が得意な会社に多く、これも比較検討のポイントになります。
料金設定がなるべく明確である
パソコン修理という業務は、その不具合の原因や深刻度によって修理にかかる手間・工数が大きく異なります。故障したパソコンの実機を見ないと判断できないことも多く、修理料金を設定するのが比較的難しい業種の一つだと言えます。とはいえ、全く料金がはっきりしていないと「修理してもらった後になって、追加料金を請求されないか?」という不安が残るでしょう。
そこで、パソコンの修理料金に関する情報が、概算であっても比較的オープンであると、その会社でかかる費用の目安を知ることができます。これも安心できるポイントです。その料金設定をもとに詳しいことを問い合わせることも、他社との比較もしやすくなります。
専門知識に通じている
パソコン修理のクオリティが高い会社は、技術面はもちろん、パソコンに関する知識に長じたスタッフが多いものです。「専門馬鹿」ではいけませんが、やはり専門知識というバックボーンがしっかりしている修理スタッフはその仕事にも比較的信頼を置けると思います。
ではその会社やスタッフの知識の程を、何をもって判断・比較すれば良いかというと、とにかく、こちらから色々と質問を投げかけてみることです。そして、その回答が的を射ているか、分かりやすいか、専門用語ばかりを多用してこないか、といったことを確認するのです。どれだけパソコンの知識や薀蓄を豊富に持っていたとしても、それをかみ砕いて、一般の人にも分かりやすく伝えられてこそ、真にその知識を理解・熟知していると言えます。ただ難しい言葉を並べたてて煙に巻くようなスタッフも少なくありませんのでご注意ください。また、最新の機種や技術に精通しているかによって、その業者が次々変化するパソコン・インターネットの最新事情にアンテナを高くしているかが判断できると思います。
問い合わせた時の対応が良い
サイトなどではなかなか比較できない、でも非常に大切な、パソコン修理会社を選ぶポイントがあります。それは、修理スタッフの対応の良さです。
最初に電話などで、修理に関する問い合わせや見積もり依頼を行う時に、対応の良し悪しがある程度分かると思います。こちらの話をしっかり聞いてくれたり、分かりやすい説明をしてくれたりする会社は、まず安心できると考えて良いでしょう。
最初の応対やコミュニケーションが悪い修理会社は、修理を依頼した後も、えてして「連絡がない・遅い」「スタッフの愛想が悪い」「機器の扱いが雑」「不具合の原因などを説明してくれない・説明が分かりにくい」といった問題やトラブルが起きるものなのです。そのような業者は、いくら他と比較して料金がリーズナブルであっても、注意が必要です。
そもそも、故障や不具合は同じようなことが繰り返し起きるものですから、修理した後のお客様との関係もできるだけ大切にしようとするのが、修理会社としてごく普通の考えです。顧客とのコミュニケーションをおろそかにする修理会社は、その腕を見るまでもなく、信頼あるサービスを提供する会社とは言えません。
データの機密性について取り決めている
企業で使われるパソコンの内部には、会社の機密事項、財務関連や社員の個人情報など、決して漏洩や流出・損失があってはならないデータが保存されていることが少なくありません。また個人でお使いのパソコンでも、クレジットカード番号やサイトのID・パスワードなど他人に知られると大きな問題となる情報が残されている可能性があります。
そうしたパソコンを修理に出さねばならない場合、機密データの取り扱いについても安心できる会社を選びたいものです。ところが、故障やトラブルの解決に躍起になるあまり、こうした内部データの扱いに関しては比較的ルーズになりがちなのです。
修理会社によっては、データや個人情報の機密性に関する方針や具体的な取り組みを明確に打ち出しており、こうした会社は信頼性が高いと考えることができます。