営業代行のメリット5選
営業代行のメリット
少子化や競争の激化といった環境にさらされる企業活動において、「営業」の形態も従来のものから見直しが進みつつあります。そんな中でクローズアップされることが多くなったのが、「営業代行」というサービスです。文字通り、営業活動を外部が代行してくれるサービスですが、一体どういった特徴を持っているのでしょうか。現在導入を考えている会社としては、利点について良く知っておきたいところでしょう。
本記事ではそうした方のために、営業代行のメリットについて詳しく解説していきます。
営業人材関連のコスト削減につながる
営業代行を利用することにより、営業人材に関連した諸々のコストを削減できるというメリットが得られます。
まず、新人の営業社員を雇わなくてよくなるため、採用や教育、管理などにコストを費やす必要がなくなります。自社で人材を育成する場合、企業によって金額は変わりますが、場合によっては1人あたり数十万円のコストがかかることもあります。特に研修の質は人材の質に直結するため、コストがかさんでしまうケースが少なくありません。この分の支出を削れるのは、かなり大きな利点と言えるでしょう。
さらに、優秀な営業人材を正社員として確保しておくための、高コストな固定費も不要になります。企業はこうして削減したコストを、コア業務に集中して振り向けることが可能となります。
高い営業力を持つ人材に営業を頼める
営業担当の質は、どの企業にとっても悩ましい問題です。いくら価値のある商品を扱っていても、営業活動がうまく運べなければ、売上は上がりません。ただ、高いスキルを持つ営業マンの確保は、中途採用でも急には難しいというのが実情です。
営業代行サービスへの依頼は、こうした問題の解決に大きく役立ちます。営業代行会社は、各業種の営業担当として第一線で活躍した人材が多く在籍する、「営業のプロ集団」です。育成や中途採用の手間をかけなくても、経験豊富な営業マンのスキルを入手できるというメリットがあります。
素早い成果の達成が可能になる
人手不足が深刻な現在は、どの企業でも、なるべく早く結果を出せる人材が欲しいところです。しかし、自社で人材を育成するとどうしても時間がかかってしまい、スピーディーで柔軟な営業活動がしにくいという問題が生じます。
この点についても、営業代行の活用が解決策になり得ます。時間をかけずに求めるスキルを持つ営業人材を得られるため、必要な活動に素早く着手できます。新たな販路開拓に向けて営業スタッフが必要になった場合などには、非常に効果的でメリットのある方法と言えます。
自社のみでは難しい企業へのアプローチもできる
自社の利益向上や他社との競争力を高める上では、新規開拓が大きな意味を持ちます。ただ、新規開拓営業をいきなり成功させるのは、決して容易ではありません。そもそも、よく知らない企業へのアプローチ自体が難しいという実情があります。
一方、営業代行会社の中には、特定の業界に強い営業人材を抱えるケースがよく見られます。そうした人材の手を借りることで、自社のみでは獲得が難しい人脈やノウハウが活用できるため、新たな企業や分野へのアプローチが可能になります。この点も、営業代行サービスを利用するメリットの1つです。
人件費を変動費化できる
企業の収益構造を見直す上で、「固定費」と「変動費」は重要な要素です。現在のような不確実性の高い状況においては、変動費比率を増やすことが、リスクヘッジにおいて大きな効果を発揮します。
通常人件費は、固定費のうちで大きな割合を締めていますが、これをアウトソーシングなどで変動費化することは可能です。営業代行サービスの活用も、そうした手段の1つにあたります。また、先が読めない新規プロジェクトにおいては、外注による人件費の変動費化が、終了・撤退時の固定費の問題を解消する上で大きなメリットとなります。